概要
1981年にコナミが開発、レジャックが販売した、縦画面横スクロールのアーケードシューティングゲーム。コナミ製の作品としては初の強制横スクロールシューティングとなる。
8方向レバーで自機の操作、2ボタンで対空ショットと対地ミサイルを発射し、地表に配備されたミサイルや燃料タンク等を破壊しつつ右へ右へと進攻していく。
自機が敵や地形に当たると1ミス。
画面下にはFUEL(燃料)メーターが表示されており、時間と共に徐々に減少していく。枯渇すると揚力を失い地面に激突するので、地上の燃料タンクを破壊し補給していく必要がある。
全6ステージ。最終ステージであるBASEには破壊目標である敵指令基地が鎮座しており、これを撃破すれば任務遂行となり1周クリア。その後燃費が悪くなった状態で2周目がスタートする。
余談
リリース当時は斜め方向への入力を必要としないゲームもまだ多かった為、店によっては上下左右のみ入力を受け付ける4方向レバーを使いまわしている台もあった。タイトな通路をすり抜ける第5ステージでは斜め後ろ方向への入力が必須になるので、4方向レバーを採用している場合壁への激突を避けられず、ここでクリアを断念せざるを得なかった。
同年、自機をヘリコプターに変更し、ステージを全11に増加し難易度を上げた『スーパーコブラ』という作品も販売されている。
対地対空の攻撃を備えている点や、それぞれ特徴あるステージ構成など、後のグラディウスの基礎となった作品である。
アメリカのウィリアムス社が同時期に販売した『ディフェンダー』と内容が酷似してはいるが、参考にした訳ではなく偶然の一致であるという。