概要
「スカイライダー」に登場する悪の秘密結社である。その目的は、来るべき食糧危機に備えるという名目で世界の人口を3分の1に減らし残った人類を改造人間にして世界制服することである。同じ鷲のシンボルを持つ等、初代ライダーの敵組織ショッカーとのゆかりもある。動植物や妖怪をモチーフにする怪人が多い。
ロシア(当時はソ連)・フランス・インド・中国・エジプト・ポーランド・日本等の世界中に支部が存在し、各国で怪人による人口を減らす活動を行っている。
構成員
ゼネラルモンスター
ネオショッカー日本支部の初代大幹部。軍人の服装を着こなし眼帯をつけているが、その正体は、ヤモリの怪人「ヤモリジン」である。ナチス時代、ショッカー初代幹部である「ゾル大佐」の部下であった。途中で昇格し左手が義手になった。性格は硬く、からかわれたりするのを非常に嫌う。たびたびの作戦失敗のため大首領からの命令で、スカイライダーに最後の戦いを挑む。
魔神提督
ネオショッカー日本支部に南米支部より派遣された2代目大幹部。容姿は鎧を着用し剣を携えた派手な格好である。何度も敗れ去った日本支部の怪人を不甲斐なく思い、海外支部から強力な怪人を呼び寄せた。性格はゼネラルモンスターとは打って変わって陽気で、有能な部下は大いに賞賛し昇格させたりするが、使えないものは即座に切り捨てる等、残忍である。
ネオショッカー大首領
ネオショッカーを従える謎の支配者。普段は姿を見せず大幹部に命令をおくるが、その正体はB26暗黒星雲から来た竜の姿を持つ、巨大な宇宙怪獣だった。最後は自ら正体を見せ、1号からスカイライダーまで集結した8人ライダーに戦いを挑む。
アリコマンド
ネオショッカーの戦闘員。全身が黒くアリをモチーフとしている。「ヒャイーッ」「ケィーッ」など甲高い声を上げるが普通の言葉もしゃべる。劇中では何かと怪人の技の実験台にされたり、大首領により幻影をみせるための生け贄にされたりと扱いが酷い。
怪人と共に戦闘する黒い姿のアリコマンドの他、科学任務担当の白い姿のアリコマンドも存在する。さらに大首領の直属である「ドクロ暗殺隊」というアリコマンド部隊もある。
怪人
アブンガー
エジプトからの刺客。スカイライダーを徹底的に分析していたためスカイキックを習得しており、デモンストレーションでは同じくスカイキックを習得したアリコマンドをいともたやすく倒して見せた。
ドロリンゴ
ミンダナオ島からの刺客。変身能力を持ち偽スカイライダー(1人~3人に分裂可能)に化けた軟体怪人。筑波弘を陥れる為、スーパーの売り場のアイスを店員や子供に無理矢理食べさせる、ラジコンを破壊するなどの悪事を働いた(ゾクレンジャー登場シーンがこれのオマージュとして作られた)。また、ゲル上の肉体をもつはずなのだが、偽ライダー形態では「骨が折れた」という爆弾発言をした。
グランバザーミ
キリマンジャロからの刺客。復活した怪人で構成される怪人Ⅱ世部隊を率いて戦いを挑んできた。非常に機敏で素早く、さらに力は強力で、スカイライダーはおろか助けに来た他のライダーをも圧倒した。(この怪人を倒す為、スカイライダーは特訓を重ね強化し、色が後期の明るい色になった。)
関連イラスト