概要
第15話「機械獣大津波作戦」に登場した、二体の機械獣のうち一体。
チグルE7が発生させた津波に誘き出され、出撃したマジンガーZの留守を狙い、光子力研究所を襲撃した機械獣。
武器の電磁ムチで、マジンガーZの内部機能を破損させた。初戦はブレストファイヤーを受けた事で退却するも、再び出撃した際には、修理が終わっておらず、武器が使えない状態のマジンガーZと対決。甲児は、体内に三博士を乗せ、修理しながら出撃。しかし武器が使えないだけでなく、Zの動きも鈍くなってしまい、苦戦してしまう。
しかし、電磁ムチを手放させ、電磁光線を耐えきったZは、そのままゴリアスW3に組み付き、格闘戦で勝負。ジャイアントスイングを受けて投げ飛ばされてしまう。
電磁ムチを拾い反撃しようとするが、地面に叩き付けられ両肩の角こと電磁発生装置が壊されてしまい、そこから電撃が体内に逆流し、自爆してしまった。
マジンガーZがまともに戦って、初めて苦戦を強いられた機械獣。
武器は手にした電磁ムチと、指先から放つ電磁光線。
電磁ムチの放つ電撃は、マジンガーZの体内の機械を破損させるほどに強力で、ブレストファイヤー、ルストハリケーン、ロケットパンチなどを使えない状態にさせてしまった。
全高18m、重量200t。
原案デザイン
原案は、五十子勝。電磁ムチと両肩の電磁発生装置はこの時点でデザイン・設定されていたが、顔面が完全に異なる。
原案時における頭部・顔面部デザインは、強面な顔、釣り目の太眉毛状パーツ、角刈りを思わせる頭部、攻撃的なもみあげ状パーツ、にやりと笑った不敵な笑みなど、凶悪な大男を思わせるものであった。
しかし決定稿では、これらの特徴は全て削除。頭部は簡素なものとなり、上下に潰れた、無機質で目を引かない簡素なロボットを思わせる顔面・頭部デザインに変更された。