インターセプターを目指して
最高速度マッハ3の迎撃機として、A-12をベースに開発された。
強力なレーダーと射程の長いミサイルを組み合わせた迎撃機ではあったが、
・発進前に燃料を暖めておく必要がある。
・パイロットも高高度の環境に合わせ、血液中の窒素を抜く必要がある。
・以上により、発進前の準備に時間がかかる。
・費用も莫大で、保守にも手間がかかる。
おもに以上のような理由で計画は中止された。
総生産機数は2機。
尽きない野望
このような特殊極まりない航空機ではあったが、派生型(?)も計画された。
YF-12A:実際に制作されたA-12の派生機。
不採用となった後はNASAの実験機として余生を過ごす。
F-12B:F-12の生産型。機首レドームの形状が変更され、空力が改善される予定だった。
YF-12C:ジョンソン大統領により、初めて公表された時の名称。
不採用となった後、NASAはこの名称で運用した。
R/F-12A2
エースコンバット3、ゼネラルリソース編で使用できる自機。
F-12をコフィン仕様に改修している。
しかし、空軍の命名規則ではアルファベットを順に振っていく事になっており、
これに従うとR/F-12Dとなる。
制式番号の後にA〇と付くのは陸軍方式であり、Aは改良順を表す。(例:M-1A2)
これに従ってもA2以前にR/F-12A1がある事になってしまい、
いわく謎である。