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刹那(月華の剣士)

せつな

SNKの対戦型格闘ゲーム『月華の剣士』の第二作『月華の剣士 第二幕 ~月に咲く華、散りゆく花~』の登場キャラクター。現世を滅ぼさんとする常世の意志によって生まれた青年。

概要

「命の証とは、何だ?」

身上書

流派無銘(殺)
武器銘八十枉津日太刀
誕生日なし
身長6尺2寸(約187.9cm)
体重20貫目(75kg)
好きなものなし
趣向なし
宝物なし
嫌いなもの現世、常世を問わず全ての存在
年齢外見20歳前後
利き腕
家族構成なし
肩書き暗闇の殺戮剣

設定

銀髪に浅黒い肌をした長身の青年。

地獄門から現れた常世の強力な思念が戦乱で死んだ乳飲み子に取り憑いて生まれた存在。

いわゆる常世の怨霊で、刹那ルートEDで黄龍が言うには『イノチヲカルモノ』。

自分自身をも含めたありとあらゆるものを憎んでいる。そのため「封印の巫女」であるを殺して地獄門の封印を阻止し、この世を破滅させることを目的に戦う。

彼の必殺技は全てが「無銘」の名がつけられている。手にした黒い刀身の刀「八十枉津日太刀(やそまがつひのたち)」は高嶺響の父で刀鍛冶師の高嶺源蔵が『打たされた』刀で、この刀に怨念か妖力があったせいなのか、源蔵は打った後間もなく絶命しており、いわば響にとっても仇敵になる。

ちなみ、戦闘前に八十枉津日太刀のを持っていくナギという名前らしい。

小ネタ「投げられっぱなしのせっちゃん」

設定が投げっられぱなし… (´・ω・` )。月華・第二幕の最重要人物の一人であるにもかかわらず、物語中でそのラスボス級の設定がほとんど回収されていない。刹那ルートで物語を進めると、雪と黄龍を倒して地獄門を封印する儀式の妨害に成功して終了し、そこから一切発展しない(事実上のバッドエンド扱い)。

月華二幕で用意されている因縁キャラとの会話イベントも雪、李烈火のルートでしか刹那は現れない。

常世と深い関わりがあるにも関わらず四神の誰ともルートで遭遇しない、刹那の武器である八十枉津日太刀で因縁がある響とも遭遇しないのである。

あからさまに地獄門との関連を持って制作されたにもからず、あまりにも扱いが淡白であり、ファンから「せっかくいいキャラのに物足りない」と惜しまれている。

ただし、この「第二幕」稼働開始(1998年11月)当時制作したSNKが業績悪化(2001年には倒産に追い込まれた)していたため、掘り下げにも時間や予算がなかったとも考えられる。

実際、一幕ではキャラごとに用意されていた勝利台詞も二幕では残り体力によって変わるだけと随分簡素になっていたり、因縁会話も楓、雪、守矢は兄姉弟それぞれがあったのだが二幕では楓と守矢は互いの因縁会話、雪は刹那との因縁会話のみと減っていることことからも余力が無かったことが窺える。