刹那(月華の剣士)
せつな
「命の証とは、何だ?」
身上書
設定
銀髪に浅黒い肌をした長身の青年。
地獄門から現れた常世の強力な思念が戦乱で死んだ乳飲み子に取り憑いて生まれた存在。
いわゆる常世の怨霊で、刹那ルートEDで黄龍が言うには『イノチヲカルモノ』。
自分自身をも含めたありとあらゆるものを憎んでいる。そのため「封印の巫女」である雪を殺して地獄門の封印を阻止し、この世を破滅させることを目的に戦う。
彼の必殺技は全てが「無銘」の名がつけられている。
手にした黒い刀身の刀「八十枉津日太刀(やそまがつひのたち)」は高嶺響の父で刀鍛冶師の高嶺源蔵が『打たされた』刀で、この刀に怨念か妖力があったせいなのか、源蔵は打った後間もなく絶命しており、いわば響にとっても仇敵になる。
小ネタ「投げられっぱなしのせっちゃん」
愛称は「せっちゃん」。
そして設定が投げっられぱなし… (´・ω・` )。
月華・第二幕の最重要人物の一人であるにもかかわらず、物語中でそのラスボス級の設定がほとんど回収されていない。
刹那ルートで物語を進めると、雪と黄龍を倒して地獄門を封印する儀式の妨害に成功して終了し、そこから一切発展しない。封印の儀が失敗すると地獄門が開いて現世が滅びてしまう(つまり人間からするとバッドエンド)ので話が発展しようがないといえばそうなのであるが……
月華二幕で用意されている因縁キャラとの会話イベントも雪、李烈火、斬鉄のルートでしか刹那は現れない。
刹那本人のルートでは雪との会話イベントなのでプレイヤーキャラでは雪と烈火、斬鉄としか会話がないのだ。
常世と深い関わりがあるにもかかわらず四神である楓、嘉神慎之介、玄武の翁、直衛示源および四神のサポート役である一条家のあかり達のどのルートでも刹那との会話イベントは発生しない。
それどころか刹那の武器である八十枉津日太刀で深い因縁がある響とのルートでも会話イベントは発生しないのである。
響に至ってはCPUのルート中に刹那が登場しないように設定されている(響が二幕の騒動の中で刹那と会えないままであることは響のエンディングでも語られている)。
あからさまに地獄門との関連を持って制作されたにもからず、あまりにも扱いが淡白であり、ファンから「せっかくいいキャラなのに物足りない」と惜しまれている。
ただし、この「第二幕」稼働開始(1998年11月)当時制作したSNKが業績悪化(2001年には倒産に追い込まれた)していたため、掘り下げにも時間や予算がなかったとも考えられる。
実際、一幕ではキャラごとに用意されていた勝利台詞も二幕では残り体力によって変わるだけと随分簡素になっていたり、因縁会話も楓、雪、守矢は兄姉弟それぞれの会話があったのだが二幕では楓と守矢は互いの因縁会話、雪は刹那との因縁会話のみと減っていることことからも余力が無かったことが窺える。
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現代に転生した楓、守矢、嘉神、刹那がファミレスでぐだぐだする話です。ドラマCDにたまにある感じのゆるい会話を目指していました。 口調が本編と比べてふわふわしているのは現代だからということでひとつ。 CP要素はありませんが作者の嗜好は楓守、嘉刹のため匂うかもしれません。 末項は現代設定。4,697文字pixiv小説作品