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御名方守矢

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みなかたもりや

SNKの対戦型格闘ゲーム『月華の剣士』の登場キャラクター。 主人公・楓の義兄である天才剣士。 寡黙で厳格な性格から、多くを語ろうとせずに、自分1人で物事を成そうとするのを、美点にして欠点とする。

「月夜に足掻け」

概要

身上書

流派活殺逸刀流
武器銘「月の桂」
年齢22歳(一幕)、23歳(『二幕』)
生年月日天保12(1841)年9月23日
身長5尺9寸(約179cm)
体重16貫目(約60kg)
利き腕
好きなものなし
嫌いなものなし
趣向なし
宝物なし
シンボルアイテム月光装飾品
家族構成義父・慨世(故人)、義妹義弟
キャッチコピー月の宿命に生きる士(もののふ)-Moon Destiny-
cv橋本じゅん

設定

幕末剣客格ゲー『月華の剣士』の主人公・楓の義兄であり、本作のもう一人の主人公

元は没落士族の子であったが、剣術の腕を見込まれて慨世に養子として引き取られる。

その才覚は養子となって数年で、師父を超える程の天才であり、兄弟となった楓や雪にとっては憧れの存在であった。

『一幕』では、慨世が何者かに殺害され、その仇を討つべく妹弟が仇を守矢であると誤解していることを知りつつも何も告げず旅に出る。

『二幕』では、かつての師父・慨世に似た懐かしい気配を感じるも、その気配に混じる邪悪な波長を感じ、その謎を追うべく、やはり何も告げずに旅立つのであった。

容姿・性格

赤髪一本髪に結い、白い道着に赤い、肩からインバネスコートを羽織っている。

特徴的なのがその装飾品の数で、髪留め耳飾り首飾り指輪腕輪、さらに額に鉢がね、袴を帯でなくバックル付きのベルトで締め、刀もベルトから専用のホルダーを介して下げている。

性格は寡黙で厳格。

本来は家族思いな好人物なのだが、如何せん、とにかく多くを語ろうとしない。そして黙って目的を成してしまう為、特に楓とは折り合いの悪い場面が多い。

厳格さについては他人はもちろん、何より自分に厳しい。目的の為ならば、たとえ親兄弟が立ち塞がろうと一切容赦はしない冷徹さも持ち合わせている。

普段は口を開かない分、不意に言葉を発するとかなり辛辣な言葉しか出ない。基本的には敬語は使わないが、慨世や玄武の翁に対しては使っている。

善きに付け悪しきに付け、とにかく一本気でどこまでも不器用ながら自分を貫く、正に士(もののふ)と言える人物ある。

性能

この手の格ゲーには珍しく、飛び道具を持たない正統派剣客キャラ

リーチの長い居合抜きと、発動の早い移動技を持つため、いかなる間合いにも対応できる。また対空手段にも富んでおり、決定的な弱点の存在しない万能キャラである。

しかし、その万能さは扱いづらさにも比例しており、本来のキャラ性能を引き出すには、とにかく使い込んで慣れるしかない

その操作性も、攻め手を重視して初めて発揮されるものであり、防戦になると実力を十二分に発揮できずに詰んでしまう故、稀に理論上最強(笑)扱いされる事もある。

ランク的には嘉神と並ぶ準強クラスとされる。

歩月バグ

守矢の移動技「歩月」に関連したバグ(テクニック)。

本来この技は、発生前後の硬直が長いためさほど有益な技では無いのだが、これを特定のコマンドでキャンセルし、さらにモーションすら無視して移動できるバグがある。

これを使うと世紀末病人も真っ青の超高速移動が可能となり、永久だろうがループだろうがやりたい放題になる。

無論、多くの大会で禁止技に指定されたものの、斬鉄天野漂李烈火の四強にはこれが無いと太刀打ちし辛いという、なんとも業深い技である。

なお、チート技のようにも思えるが、決定的な弱点も幾つか存在している。

その他

名前

守矢と聞いて守矢神社を思い浮かべる人もいるだろうが、実際に守矢のネーミングは守矢神社に関連していると思われる。

公式から明言はされていないが御名方は健御名方命、守矢は健御名方神と戦って敗れた洩矢神から取っていると推測できる。

なお健御名方命は雷神健御雷命に敗れており、このあたりに楓と守矢の関連性をにおわせるものがある。

月華=守矢

これについてはSNKの公式雑誌『ネオジオフリーク』の1998年2月号に制作スタッフの発言がある。

内容は割愛するが、総括すると以下のようなもの――

   月華とは月光のことであり、守矢のこと

   そしてその月光に導かれる楓を示唆している

   『月華の剣士』という題名は

   "守矢と楓の兄弟の物語"をも意味している

兄に導かれる弟という鉄板設定ではあるが、『月華』においてそれは、物語の骨子となる重要な要素となっており、物語全体に月夜のような冴え冴えとした雰囲気を醸している。

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  • 命を刈る者

    90年代後半にリリースされたSNKの対戦格闘ゲーム『幕末浪漫第二幕 月華の剣士~月に咲く花、散りゆく花~』の二次創作小説です。 鳥羽伏見の戦いを舞台に、嘉神慎之介と刹那の死闘と決着を描く、月華2の後日談になります。序盤、実在の維新志士様にも何名かご登場頂いております。 タグにはありませんが、月華2の半数以上のキャラクターが出演するシリアス中編(文字数2万字弱)になっております。 月華1で雪に対して「人間の愛など虚ろ」と語っていた嘉神が、月華2の彼のエンディングでは玄武の翁に「人間の可能性を信じてみたくなった」と語るようになった転機は一体なんだったのかという想像を踏まえ描き上げました。 全ての生命にとっての敵である刹那を討伐するという物語の趣旨上、最後は刹那の斬殺オチとなっておりますので、刹那ファンの方々はご注意ください。 歴史考証は甘めかつ、月華の公式設定には存在しない私独自の解釈や創作設定も多々存在しますが、何卒ご容赦願います。
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  • 運命と呼ぶには微妙な柵(しがらみ)

    現代に転生した楓、守矢、嘉神、刹那がファミレスでぐだぐだする話です。ドラマCDにたまにある感じのゆるい会話を目指していました。 口調が本編と比べてふわふわしているのは現代だからということでひとつ。 CP要素はありませんが作者の嗜好は楓守、嘉刹のため匂うかもしれません。 末項は現代設定。
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