御名方守矢
みなかたもりや
「月夜に足掻け」
幕末剣客格ゲー『月華の剣士』の主人公・楓の義兄であり、本作のもう一人の主人公。
元は没落士族の子であったが、剣術の腕を見込まれて慨世に養子として引き取られる。
その才覚は養子となって数年で、師父を超える程の天才であり、兄弟となった楓や雪にとっては憧れの存在であった。
『一幕』では、慨世が何者かに殺害され、その仇を討つべく妹弟が仇を守矢であると誤解していることを知りつつも何も告げず旅に出る。
『二幕』では、かつての師父・慨世に似た懐かしい気配を感じるも、その気配に混じる邪悪な波長を感じ、その謎を追うべく、やはり何も告げずに旅立つのであった。
容姿・性格
赤髪を一本髪に結い、白い道着に赤い袴、肩からインバネスコートを羽織っている。
特徴的なのがその装飾品の数で、髪留め、耳飾り、首飾り、指輪、腕輪、さらに額に鉢がね、袴を帯でなくバックル付きのベルトで締め、刀もベルトから専用のホルダーを介して下げている。
性格は寡黙で厳格。
本来は家族思いな好人物なのだが、如何せん、とにかく多くを語ろうとしない。そして黙って目的を成してしまう為、特に楓とは折り合いの悪い場面が多い。
厳格さについては他人はもちろん、何より自分に厳しい。目的の為ならば、たとえ親兄弟が立ち塞がろうと一切容赦はしない冷徹さも持ち合わせている。
普段は口を開かない分、不意に言葉を発するとかなり辛辣な言葉しか出ない。基本的には敬語は使わないが、慨世や玄武の翁に対しては使っている。
善きに付け悪しきに付け、とにかく一本気でどこまでも不器用ながら自分を貫く、正に士(もののふ)と言える人物ある。
この手の格ゲーには珍しく、飛び道具を持たない正統派剣客キャラ。
リーチの長い居合抜きと、発動の早い移動技を持つため、いかなる間合いにも対応できる。また対空手段にも富んでおり、決定的な弱点の存在しない万能キャラである。
しかし、その万能さは扱いづらさにも比例しており、本来のキャラ性能を引き出すには、とにかく使い込んで慣れるしかない。
その操作性も、攻め手を重視して初めて発揮されるものであり、防戦になると実力を十二分に発揮できずに詰んでしまう故、稀に理論上最強(笑)扱いされる事もある。
ランク的には嘉神と並ぶ準強クラスとされる。
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現代に転生した楓、守矢、嘉神、刹那がファミレスでぐだぐだする話です。ドラマCDにたまにある感じのゆるい会話を目指していました。 口調が本編と比べてふわふわしているのは現代だからということでひとつ。 CP要素はありませんが作者の嗜好は楓守、嘉刹のため匂うかもしれません。 末項は現代設定。4,697文字pixiv小説作品