楓(月華の剣士)
かえで
(普通)「やるしか、ないのか…」
(覚醒)「やるしかねぇよな?」
身上書
幕末を舞台としたSNKの剣術格闘ゲーム『月華の剣士』の主人公。
活心一刀流の剣士慨世に拾われ養子となり、彼の死後、四神の一柱である【青龍の守護神】の役目と慨世の愛刀「疾風丸」を継ぐこととなる。
慨世殺害事件の際、異変を感じて義姉の雪と共に師の元に駆けつけた楓が見たのは、死した慨世とその傍で血に濡れた刀を手にして佇む義兄守矢の姿であった。
これによりまだ十二歳であった楓は守矢が慨世を殺害したと誤解し、怒りと悲しみのままに斬りかかってしまう。
守矢は躱わすことなく楓の一太刀を左肩に受け、何も言わず去ってしまった。
その後楓は玄武の翁に師事し、慨世から教えられていた剣技を五年の月日をかけて更に磨き上げると義兄を追って旅立った。
師であり養父である慨世の仇を討つために、あるいは真実を知るために。
普段は黒髪を後ろで結った優しく気弱な青年なのだが、一度青龍として覚醒すると容姿と性格ががらりと変わり、結った髪がほどけて勝気で快活な金髪赤眼の青年へと変貌する。
よく誤解されているが覚醒すると物事に対する考え方の変化はあるが、人格としては同じである。
考え方の変化の顕著な例は二幕での嫌いなものである「暑苦しいもの」について。
実は覚醒前の楓には嫌いなものは無く、「暑苦しいもの」が嫌いなのは覚醒後の楓。
覚醒後の楓は自分の天才性を自覚しており、「努力」「根性」といったことを不要と思っているため「暑苦しいもの」を嫌っている。
なお、水羊羹が好きなせいもあってか「(覚醒前の楓は)辛い物が嫌い」と思われているところがあるが、辛い物は「苦手」であって「嫌い」ではないとのこと。また、辛い物が苦手なのは覚醒後でも変わらないと思われる。
『一幕』では自身の変化を受け入れきれず、【青龍】としての自分を嫌っていたが、嘉神慎之介との戦いを経て受け入れる覚悟を決め、『二幕』ではED以外では常時覚醒状態となっている。
なお、隠しキャラとして通常時の状態の楓が使える。