アゼル(ファイアーエムブレム)
あぜる
SRPG『ファイアーエムブレム 聖戦の系譜』の登場人物。
概要
グランベル王国のヴェルトマー公爵家の公子で、炎の聖戦士ファラの傍系の血を引くため、炎魔法に長けている。亡き先代のヴェルトマー公ヴィクトルの息子で、現当主アルヴィスの異母弟。兄を尊敬する一方で恐れており、自分を出来の悪い弟と卑下する場面も。年齢は兄より7~8歳下で、ある人物より先に生まれたと判明している事から、1章の時点で17~19歳と見られる。
アゼルが10歳くらいの頃に病死した母親は、元々アルヴィスの母であるシギュン公爵夫人の下女で、美人ではないが優しい女性だったという。公爵は酔った勢いでアゼルの母に手をつけ、彼女の妊娠が発覚すると暴言や暴力を浴びせて追い出そうとするも、他ならぬシギュンが庇った事でアゼルの母は公爵の愛人に加えられ、ヴェルトマー家に居続ける事ができた。その後両親を失ったアルヴィスが家督を継いだ際、父が手を出して産ませた弟妹たちやその母を全員追放したが、母に尽くしてくれた下女と、生まれてからまだ日が浅いアゼルのみは残しており、アゼルは唯一アルヴィスから弟として認められている。
上記の設定はゲーム中ではなくインテリジェントシステムズの旧公式サイトで初めて公表されたため、公式ガイドブックを含む当時の各種書籍では、アゼルの母は公爵の第2夫人と書かれていた。
年上のエーディン公女に想いを寄せており、彼女が連れ去られたと知って、兄に無断で親友のレックス公子と共にシグルド軍に加わった。彼女と、幼馴染のティルテュ公女との間に恋人会話が発生する。彼が恋人を作り子供が生存した場合のみ、EDで本作の「ファイアーエムブレム」について言及される。