ヴィクトル(FE聖戦)
3
ゔぃくとる
SRPG『ファイアーエムブレム 聖戦の系譜』の設定上の人物。
グランベル王国六公爵家のひとつヴェルトマー公爵家の先代当主で、アルヴィスとアゼルの父。作中では既に故人で、設定資料集『ファイアーエムブレム 聖戦の系譜 TREASURE』で名前や略歴が判明した。
神器ファラフレイムを継ぐ聖戦士ファラの直系でありながら、なんら秀でた点のない自分に思い悩み、生涯心が晴れることはなかった。容姿も端整なアルヴィスや柔和なアゼルとは、赤毛を除き全く似ていない。
シギュンという美しい娘を見初め、周囲の反対に耳を貸さず公爵夫人に迎えたが、彼女への愛を募らせるあまり閉じ込めるかのように接する。それでもなおシギュンへの猜疑心を拭いきれず、気晴らしのために愛人たちを囲って何人も子供を作った上、当の妻には冷淡な態度を取り、母親を慕うアルヴィスからは憎まれていた。この頃、酒の勢いで妊娠させた下女を追い払おうともしたが、シギュンのとりなしで公爵家への残留を認めている。
アルヴィスが7歳でアゼルが生まれて間もない時に、シギュンが主君のクルト王子と通じたことを知り、ふたりへの怨嗟を綴った手紙を遺して自害した。
設定集より先に刊行された大沢美月版の漫画にも、名前や顔は出さずに登場し、髪型が異なる。シギュンへの執着はのちに明かされた設定と一致しており、他の男に色目を使ったと妻に暴力まで振るっている一方で、自分と戯れている最中に彼女を嘲った愛人の首を絞めている。
関連記事
親記事
兄弟記事
コメント
コメントが未記入です
pixivに投稿されたイラスト
すべて見るpixivに投稿された小説
すべて見る- ヴェルトマー公の結婚
ヴェルトマー公の結婚 4
アルヴィスの両親の結婚が破綻するまでの話第四話。いよいよ泥沼です。 続きものですので前作を読んでいないとだいぶ内容が通じません。ご注意ください。5,971文字pixiv小説作品 - ヴェルトマー公の結婚
ヴェルトマー公の結婚 2
アルヴィスの両親の結婚が破綻するまでの話。ようやくちょっとだけクルトが出せました。相変わらず、捏造やら独自解釈を大いに含みますのでご了承ください。 アルヴィスとディアドラは同じリスクを負っているのですが、両者の認識には少し差があるように感じられます。また、マンフロイを含むロプト教徒がイードの地下で火刑に怯えて隠れ住んでいたのに対し、ヴェルダンの村人はシギュンがマイラの末裔であることを知っているけれどもそこまで忌避している様子がない。だから案外この辺の意識は地域差があるんじゃないかなと思った次第です。そしてヴェルトマーは東側だけどシアルフィは西側なんかなと思うとシグルドの危機意識が特別緩いわけでもないし、そしてプレイヤーが聞いた村人の会話を全てシグルドが知っているわけでもないんですよね……13,119文字pixiv小説作品 - ヴェルトマー公の結婚
ヴェルトマー公の結婚 1
本編開始二十年前、アルヴィスの両親の結婚が破綻するまでの話。 FEの面白いところは、基本対話形式でしか進んでいかないため、「その人が事実を話しているとは限らない」ということだと思うんです。それは単に本音を隠しているだけかもしれないし、騙すつもりなのかもしれないし、あるいはその人も本当のところを知らないだけかもしれない。まあ、単に私がアルヴィスの父親に単なるクズであって欲しくないって夢をひたすら叩きつけただけの話です。7,469文字pixiv小説作品 - ヴェルトマー公の結婚
ヴェルトマー公の結婚 3
アルヴィスの両親の結婚が破綻するまでの話第三話。クルトに対するシギュンの話。 クルトは旧作で少しババを引かせてしまったので、埋め合わせもあって丁寧に書こうかなと思うのですがなかなか難しい。ヴィクトルもシギュンもなんだけど、書いてるとなんかこう、いろいろ弁護したくなって文章が増えてしまって… そして書いてるうちにロプト教側についてもいろいろ考えることが出てきたのですが、ほんと噛めば噛むほど味が出てくるゲームですね。13,608文字pixiv小説作品 - ヴェルトマー公の結婚
ヴェルトマー公の結婚 6
アルヴィスの両親の結婚生活が破綻するまでの話。続き物なので、前作を読んでないと話が通じません、ご注意ください。 捏造を多分に含みますし、後味も良くないです。 まあそこがいけたんならそう思うよな的な うん6,462文字pixiv小説作品 - ヴェルトマー公の結婚
ヴェルトマー公の結婚 5
アルヴィスの両親の結婚が破綻するまでの話第5話、前作を読んでないと話が通じません、ご注意ください。ようやくアルヴィスがタグつけられるまで育って来たけど、ほんとこの人の人生悲惨が過ぎる。 次で最後になる予定なのですが、無事締められるのかこれ……11,680文字pixiv小説作品 - ヴェルトマー公の結婚
ヴェルトマー公の結婚 7
アルヴィスの両親の結婚生活が破綻する話第七話、これにて完結となります。後味が良くないですし、捏造も多分に含みます。また、前の話を読まれないと話が通じませんのでご注意ください。 お付き合いいただきありがとうございました!9,893文字pixiv小説作品