概要
インドネシアで作られた歪曲した爪や鎌の様な形状のナイフ。
伝承によればその形状は虎の爪に触発されたものとのこと。
元々は武器ではなく、稲作で稲を植えるために使う農具として作られたものである。
ジャワでは農民を代表する武器として侮蔑されていたという話もある。
女性には最後の自己防衛手段として髪に巻き付けて隠し持つ、という点で人気があったとのこと。
格闘技のシラットで取り入れられている。
地域によって様々な打ち方や形状があるため中には指を引っ掛けるリングが無いものや、刃が二つあるものまである。
現在では農具として使用されることはまずなく、武器としての用途が強く、折りたためるようにした作りにしたり、刃にも高級な素材を使ったりすることで近代的なスタイリッシュなデザインになっている。
武器として使用する場合の難易度は刺突等のシンプルな使い方が行える普通のナイフに比べてかなり高めであり、腱や手首の脈などを狙って切り付けるのがメインであることと、普通のナイフとは違い刃が下側にあるため、使いこなすのはかなりの修練が必要。
創作において
その独特の形状からやはり人気があり、一定数の作品で使用されている。
登場作品
主人公のサムが親友のヴィクター・コステから受け取り近接攻撃で使用する。
物語の要所要所で印象的に使われるキーアイテムである。
敵側の用心棒であるラム・ロワンが使用する。
終盤の主人公のテシクとのリアルなナイフファイトはかなり有名。
- RE:BORN
TAK∴こと坂口拓氏が演じる黒田敏郎がゼロレンジコンバットと交えて使用する。
ちなみにこのナイフは坂口氏に合わせて作られた特注の物。