怪病医ラムネ
かいびょういらむね
作品解説
阿呆トロ著作による医療ファンタジー漫画。
講談社発行の漫画雑誌「月刊少年シリウス」にて2017年11月号から2018年9月号にかけて連載された。なお、2018年12月からは講談社が運営するwebコミック誌「マガジンポケット」にて掲載されている。単行本は2020年12月時点で4巻まで刊行。
2021年3月完結。
心の病気から体の一部が食べ物に変化してしまうなどの、怪的な病気を治すことを目的にしている医者の物語を描く。
2021年1月からテレビアニメが放送されるとの事。アニメーション制作はプラチナビジョン。
登場人物
本作の主人公。怪という病気を専門にしている専門医。
明るい、うるさい、不躾、ヘタレだが、怪病医としては荒療治だが素晴らしい腕を持っている。歌と料理が得意だが、ホラー系ダメ人間でもある。紅葉と師弟関係である。
ラムネの助手で弟子の中学生。
背が低くて小学生と間違われることがあり、あと30cm身長が欲しいと思っている。
怪具屋・あかつきの元店主な小学生。
前世の記憶を持っており、合計年齢は112歳。怪具を作る事が出来る。
怪具屋・あかつきの現店主。通称「ニコ兄」
盲目だが、それによって嗅覚、味覚もずば抜けている。
怪という病気を専門にしている専門医。ラムネの師匠にあたる。
人をいたぶる事が大好きなドS美形である。極度の方向音痴。
ゲストキャラクター
- 柏木琴(CV:鬼頭明里)
涙が印象的とされる有名子役、目からマヨネーズやケチャップと言った調味料の液体が出る怪病に罹り、そのことでラムネに相談しにやってくる。ラムネが調査したところマネージャーでもある自身の母親(CV:小松由佳)との関係が上手く行っていなかったことが原因だった。
- 勝又健吾(CV:KENN)
陰茎が竹輪になる怪病に罹り、病院をたらいまわしにされていた所にとある病医から、ラムネを紹介される。大の女好きでだらしなく七股をかけていたことが原因だった。ラムネの行きつけでもある食堂の従業員(CV:咲々木瞳)にも声をかけていた。
- 大友隆晴(CV:島﨑信長)
両手の爪が唐辛子になる怪病に罹る。自身の学力・身体能力・見た目が中学時代の親友でもある豊後達也(CV:松岡禎丞)より優れていることに気づいてしまい、わざとその能力を封印してわざと自分が豊後より劣るようにしたことで怪病が憑いた。
- 里央(CV:伊瀬茉莉也)
自分の母親(CV:中原麻衣)の耳が餃子になる怪病に罹ったことを知り、ラムネに相談しにやってくる。その原因は自分の実兄である優(CV:松本沙羅)が誘拐されたことだった。
- 青菜春(CV:村瀬歩)
クロのクラスメート。風変わりな言動が持ち味の不思議君だが、芸術や美術のセンスが非常に高く、コンクールでは必ず優勝している他、学内外を問わず多くのファンを持つ。母親(CV:髙橋ミナミ)が療養生活を送っている。
しかし、父親(CV:小山力也)によって大好きな工作を禁止されたストレスにより、頭からポップコーンが飛び出す怪病に罹る。
用語解説
- 怪病
体の一部や体に関するどこかが、食品などへ変わってしまう病気。人のストレスなどの残存思念につられて現れ、人が弱っている状態に付け込まれて、病気にかかってしまう。奇病と怪奇現象の中間に類する。
- 怪病専門医
ラムネが経営している病院。神社の中に位置している。一般の病院にも知れ渡っており、他の病院の医者から紹介されてやってくる患者もいる。
- 怪具
不思議な力を秘めた小道具。物理法則を無視した様々な効果を発揮するが、その多くには危険な副作用があり、それを考慮せずに使い続けると身を滅ぼす。