概要
かつてはオニイトマキエイと同一視されており、「マンタ」というとオニイトマキエイのみだと考えられていたが、2009年にそれまでシノニムにされていたmanta alfrediが種として独立、板鰓類研究会報により標準和名がナンヨウマンタとされた。また2017年にオニイトマキエイ属はシノニムとなりオニイトマキエイとナンヨウマンタはイトマキエイ属と分類された。
オニイトマキエイとの見分け方
オニイトマキエイ
- 背中の白い斑紋の前縁が口裂に沿ってᎢ字で直線的になっている。
- 口裂周囲や第5鰓孔(腹側の鰓の孔で一番尾に近いもの)の下側に黒い斑紋がある。
- 大きさは最大で6m以上になる。
- 主に外洋に生息。
ナンヨウマンタ
- 背中の白い斑紋の前縁が後ろに向かってY字にカーブをかいている。
- 口裂の周囲は白あるいは薄い灰色で、第5鰓孔に黒い斑紋がほとんどない。
- 最大でも5m以内。
- 主に沿岸域に生息。