概要
演:ロバート・パティンソン
吹替:櫻井孝宏
英語表記は「Neil」。
テネットに登場するキャラクター。主人公である名も無き男に協力する。
何故か初対面の時の名も無き男がアルコールを飲まないということを知っていたり、どこか怪しい振る舞いがあったりと謎が多い。
物理の博士号を持っており、逆行に対しての理解が早く、複数のパスワードの一瞬で記憶する等、高い技能を持つ。
本編中のカーチェイスシーンではBMWに乗っている。
真実(映画の核心に触れるネタバレあり)
時間挟撃作戦終了後、名も無き男に別れる際に彼は「君は過去から未来へ、僕は未来から過去へ」と告げ、去っていく彼のバッグにはオレンジ色の紐のコインのお守りが付いていた。
このお守りは冒頭のテロ偽装で逆行状態で名も無き男を救った兵士とアルゴリズム奪還の際に名も無き男とアイブスが保管室に閉じ込められた際に鉄格子の前で倒れていた逆行状態の死体と同じものであり、実はあの時、名も無き男を守った兵士はニールだったのである。
そして彼自体は未来の名も無き男に命令され、過去の名も無き男をサポートしていたのである。だから彼は名も無き男がアルコールを飲まない、等を知っていたのである。
時間挟撃作戦が終了した後、「美しい友情の終わりだ。」というセリフがあるがそれは彼がもう一度過去に遡り、同時に作戦を行っている過去の自分に会わないようにしながら逆行状態で鉄格子を閉め、名も無き男を庇って死ななければならないことを意味していた。
余談
彼が序盤に怪しかった為か彼が裏切るのではないか、等と勘ぐっていた人が多かったが、結末は最初から最期まで主人公に尽くしていた、という事実だったために「この映画はニールに全て持っていかれた。」「ニールが本当の主人公だった。」と言われるほどである。実際、二週目で見る際はニールを注目して見るとまた違った作品に見えてくる。
彼の正体は未来から来たアンドレイとキャットの息子であるマックスが大人になった姿であるという考察がある。