「Subjecpet」という語について
『アカデミックコメディーSubjecpet』というタイトルは、英語の「academic(学問の)」、「comedy(コメディー)」に、作者による造語「Subjecpet」を組み合わせたものである。なお、「Subjecpet」という語は、英語の「Subject(教科)」と「pet(ペット)」を混ぜたもの。
あらすじ
事務員として国会図書館への就職が決まった、平凡な新社会人・大城蓮は先輩事務員・荻野理央によって特別な仕事を任せられてしまう。それは、『学問の総体が人格を持って世に出てきた存在』である「サブジェクペット」達の管理人であった。
本編は高校の教科書に掲載されている範囲の学習内容を、イラストを多用して簡潔に説明したり、今風の言葉に言い換えるなどしたコメディー調の話がほとんどであり、基本的に1話完結型となっている。なお、ストーリーについては事実をそのまま使っている場合もあるが、事実に作者が若干のアレンジを加えたストーリー展開が多い。
登場人物
本編には元素や気候区分、世界史で有名な人物をキャラクターにしたものが多く登場するが、ここではサブジェクペット達と国会図書館の事務員を紹介する。ちなみに、本作品における主人公が誰であるかは定義されておらず、各話ごとに主役が代わる。
Subjecpet(サブジェクペット)
化学や世界史などの学問の総体が人格を持って世に出てきた存在。人間とペット、2つの姿を持っている。人間と同じように喜怒哀楽があり、食事や仕事、趣味や悪ふざけもする。その学問が消えない限り、何百年も生き続ける。が、外見のほうはある程度まで成長するとストップするようである。ほとんどのサブジェクペットは人間ver.のとき、青年か少女の姿をしている。彼らの存在は国家機密に指定されており、真相を知っている者は政府のごく一部の人間と、国会図書館事務員の大城蓮、荻野理央のみである。
羽柴藤丸 (はしば ふじまる)
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■ 古文のサブジェクペット。ペットのときの姿は柴犬。
■ 国英組(全員で4人)の1人。
■ 見た目年齢17才、身長159cm、爺口調で話す男子。
■ 名前の由来は平安時代の貴族・藤原氏と、このキャラのペットver.の姿が柴犬であることから。
黄李梅 (ファン リーメイ)
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■ 漢文のサブジェクペット。ペットのときの姿はマルチーズ(犬)。
■ 国英組(全員で4人)の1人。
■ 見た目年齢19才、身長161cm、几帳面な女子。
■ 名前の由来は中国・清朝末期の詩人、黄遵憲から。
泉博信 (いずみ ひろのぶ)
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■ 現代文のサブジェクペット。ペットのときの姿は黒猫。
■ 国英組(全員で4人)の1人。
■ 見た目年齢22才、身長179cm、少し変わった性格の男子。
■ 名前の由来は明治後期〜昭和初期の小説家、泉鏡花から。
ローレン・フレデリック
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■ 英語のサブジェクペット。ペットのときの姿はゴールデンレトリバー(犬)。
■ 国英組(全員で4人)の1人。
■ 見た目年齢18才、身長170cm、テンションが高く外交的な性格の女子。
■ 名前の由来はアメリカの英語教育家、フレデリック・イーストレイクから。