7歳の9月、幸田延子に師事しピアノを修行したが、声楽に天与の素質あるのを認められ、その道に志した。
中山晋平に就き、ピアノ及び声楽を修め、童謡を歌っては大人も遠く及ばなかった。
天性無邪気に明るく、然も、初めて見る楽譜をも唯一回の練習で暗唱し得る、明快な頭脳の所有者であった。
この聡明と「好き」を熱心とを併せ持った平井嬢は、将来大声楽家としての素質を遺憾なく具備していた。
ビクターの童謡レコードには平井に吹き込まれたものが甚だ多く、いずれも各家庭の好伴侶として絶大の称賛を博した。
然しながら20代半ばの頃に歌手活動を引退し、戦後は消息不明だったが、ベストアルバム『スター☆デラックス 平井英子』を制作・発売するにあたって、平成26年10月時点でご健在であることが明らかになった。
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