ACFF
あーまーどこあふぉーみゅらふろんと
概要
PSP、PS2用ソフトとして計3タイトル発売されたアーマード・コアシリーズ。
歴代シリーズの中でも珍しく、今作のゲームジャンルはシミュレーションゲームである。
時系列は『SL』~『NX』の間。(ただし『NB』までのパーツが登場している)
新世代の興行として、AIによってコントロールされる非搭乗型アーマード・コア(u-AC)を戦わせるバトルグランプリ『フォーミュラフロント』が行われている時代が舞台になっている。
モータースポーツのような興行競技として扱われており、他のシリーズと比べてポップな雰囲気であるのが特徴。
今作で培われた技術によって後の『LR』でVRアリーナが開発されたという設定になっている。
プレイヤーはu-ACを構築する技術者『アーキテクト』として所属チームを優勝に導くことが目標となっている。PS2版ではこれに加えてチームオーナーから「5シーズン以内のリーグ制覇」という条件が突きつけられる。
シリーズ恒例のパーツ組み換えによる機体アセンブリの他、u-ACのAIロジック構築を行えるのが今作の大きな特徴となっている。
このAI構築は30秒間における一定の動作パターンが入力された「チップ」を入れ替えるというもので、機体特性とチップ順序の磨り合わせの奥深さはこのゲーム最大の魅力である。
AIも戦闘スタイルが3種類あって、回り込み型と引き撃ち型、重装型がある。
重装型は引き撃ち型に強く、引き撃ち型は回り込み型に強く、回り込み型は重装型に強い。
また、今作はシリーズでも珍しくキャラクターの描写をゲーム中で掘り下げるようになっている。ファンや他アーキテクトとのメールのやり取り、他チームの人事や事件のニュース報道など、世界観を盛り上げる要素が作りこまれている。
また、PSP版マイナーチェンジ仕様である「フォーミュラフロント・インターナショナル」では「遠隔操作で動作するu-AC」である『ネイキッド』が新たに追加され(これにより自律型のu-ACと遠隔操作型のN/u-ACが混在するリーグとなっている)、上下視点こそ自動ではあるがAC3PPより4年も早く「携帯機で操縦できるアーマード・コア」が誕生した。