概要
闇の木造校舎を第三話、第四話時点で支配している「怨みっ子」である。
プロフィール
プロフィールについては詳細不明。
死亡したときの年齢は15歳だと思われる。
中学3年生(生前)
人物
まだ木造校舎だったときの青樹ヶ海中学校の生徒。
昭和44年に死亡しており、怨霊「死季子さん」によって殺害された。
死後、本人曰く地縛霊になっており、死組と書かれたクラスの壁に顔だけ出して登場。
それはまさに塗り壁のようである。
第一話では、「闇の木造校舎」に引きずり込まれた主人公・三倉さちの前に現れ、彼女をサポートする。
第二話でも再び登場。第二話の主人公・西野ゆい、そして安藤恭介の前に現れ、助言を与える。
******しかし、第二話から証言に食い違いが濃く見られるようになり(第一話と比較して)、味方サイドだと思われていたが、疑いを持たざるを得なくなってくる。
経歴
生前はもともと自宅に引きこもっていたようで、中学の3年間はまったく学校に登校していなかった。
平田曰く「小学校の頃は登校していたが、中学に入ってまもなく、学校に来なくなった」
さすがに中学卒業間近になった頃、勇気を出して学校に登校した模様。
中学に入ってから学校に行っていなかったため、クラスメイトたちと比べて制服が新品同様であったり、上履きが新品同様であった自分が惨めに感じたらしく、教室前で足がすくんで立ち尽くしていた。
その際、怨霊「死季子さん」に殺害されてしまった。
そして死後は霊魂となり、自分なりにできることは何か考えた末に死季子さんにある交渉を持ちかけた。
それが「4と死の言葉の意味の交換」である。
以後、「闇の木造校舎」では4の意味が死、死の意味が数字の4となる。
これは村岡の策略であり、「4と死の言葉の意味の交換」によって怨霊の力を手に入れられると踏み、怨霊によって引きずり込まれる人々を救えるのではないかと考えた。
現に、闇の木造校舎からの唯一の出口ともいえる「死の道」は、村岡の意思によって開いていた。
が、この考えは後に大きく変わってしまうこととなる。
自分の死後、同じクラスメイトだった平田隆史が引きずり込まれ、自分の居場所である4年4組にたどり着いた平田に「死の道」の存在を教え、脱出する方法を教えた。
しかし、平田は村岡のことが気がかりで道中引き返してしまい、再び4年4組にたどり着くと、村岡に
「一緒に帰ろう」
と声をかけた。
しかし、この出来事は村岡の逆鱗に触れており、逃げる平田を理科室まで追いかけて殺害した。
この一連の出来事が、当初の村岡の考えを変えてしまう、事の発端となっている。