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つぐのひ

つぐのひ

『つぐのひ』とは、ImCyan -アイムシアン- によって制作されているホラーゲームシリーズである。
目次 [非表示]

人が霊物の領域へ侵入する行為は罪となる。


人類は繁栄し、建造物が乱立し、

元ある霊物の領域が曖昧になってしまった為、

気づかぬところで罪を犯してしまう事になる。


本来訪れるはずの「つぎのひ」は

霊の力によって「つぐのひ償い)」という

呪いの言葉に捻じ曲げられてしまう。

(※「『つぐのひ』の意味」 公式サイトから引用)


君の「日常」は、現実に「侵食」される。


概要編集

ImCyan-アイムシアン-によって制作されているRPGツクール2000またはRPGツクールMV製のホラーゲームシリーズ2012年からふりーむ(Freem!)等で公開され、現在はゲームマガジンで掲載されている。


主に日本日常の一幕を舞台としたアドベンチャーゲームであり、実写をモチーフに加工写真を使ったリアルな表現や、様々な視点を用いて、普段の日常が恐怖と不穏で徐々に変化し侵食されていく情景が描かれる。また作品が同系統の他作品・他シリーズなどとリンクしている場面や要素も存在する。


操作は「左に進んで歩くだけ」という簡単なもので進められ、1回のプレイ時間は15~30分ほど。主人公が様々な道・舞台を左に進み、一度進むと戻る事は出来ない一方通行のシステムとなる。後に解説する『異譚シリーズ』と『新作シリーズ』ではシステムが異なり、『異譚シリーズ』はウィザードリィ形式の3Dダンジョンシステム、一人称視点のホラー表現に変更。『新作シリーズ』では原点回帰し左に進むというシステムに戻った。


意味は上記に記載してある通りだが、「つぐのひ」のフレーズには「償ひ(つぐのひ、まどひ)」という、ハ行四段活用の動詞「償ふ」の連用形及び連用形が名詞化したものが存在する(参照)。また、英訳タイトルでは「The next day(つぎのひ)」から「The hexed day(つぐのひ)」となる(参考)。


日常侵食リアルホラーつぐのひ編集

旧作シリーズ編集

ゲームマガジン専用ページ

話数対応機種公開日時DLリンク(Freem!)
第一話Windows(※)2012年12月22日こちら
第二話同上(※)2013年3月16日こちら
第三話同上2013年10月5日こちら

※スマホアプリ「ゲーマガ」でもプレイが可能。


『つぐのひ』の原点とも言えるシリーズ。Steam版では画像を綺麗にし、演出を強化した「リマスター版」が収録されている。


第一話編集

シリーズ最初の作品。怨霊の名前は「つぐのひくん」。


学校帰りの男子中学生は、いつもの帰宅路で妙な寒気を感じ……。


第二話編集

ニコニコ自作ゲームフェスにて公開された、シリーズ2作目。

『振り向く』というシステムが導入され、三差路の交差点などを見渡す事が可能に。


部活帰りの女子中学生は、いつもの交差点で異様な視線を感じ……。


第三話編集

ニコニコ自作ゲームフェス2にて公開された、シリーズ3作目。

子どもの視線を利用した「見上げる」システムが導入されており、通常歩行時には大人の顔が見えない仕様になっている。また、今作は話が大きく四話に区切られており、途中でセーブすることも可能となった。


学校帰りの女子小学生「つぐみ」、いつも入れ違いで買い物に行くおかあさんが失踪してしまい……。


新作シリーズ編集

クリア時間15~30分ほど
対応OSパソコンブラウザスマホ
制作ソフトRPGツクールMV

クリア後のタイトル画面がプレイ前後で全く別物となるという特徴を持つ。


-閉ざされた未来-編集

公開日期:2018年7月18日(ゲームマガジン専用ページ

シリーズ4作目。ある日の出来事を思い返し「もう1回、やり直したい」と思いながら、重い足取りで下校していた学校帰りの女子高校生が、その途中である橋の真ん中から川に飛び降りることで時間を戻しながら同じ日を繰り返すというタイムリープの要素を持つストーリー。


「つぎのひ」は「もう1回」、「つぐのひ」は「もう0回」に変更されており、「もう0回」は「もう霊界」を意味している。


-ねこのひ怪奇譚-編集

公開日期:2019年2月22日(ゲームマガジン専用ページ

シリーズ5作目。2月22日猫の日に合わせて公開された。どこにでもいる猫が自分の縄張りのパトロールをしに、おさんぽに出かけるストーリー。作者が飼っている猫の「ゴン」が主人公であり、猫の視点で作られており、風景が大きく描かれている。


また、タイトル画面で猫を左に移動させると、全く怖くないほんわかした別ルートをプレイできる。このルートでは本編にも出た「あくび」「びっくり」「毛つぐろい」や、猫を走らせる「はしる」などを自由にさせることが可能で、二十二日でおさんぽは終了する。


-幽闇の並葬電車-編集

公開日期:2019年8月8日(ゲームマガジン専用ページ

シリーズ6作目。塾へ通う女子中学生の乗る電車が、並葬電車からやってくる同じ姿をした霊に侵食されるストーリー。前作の『閉ざされた未来』と舞台が隣り合わせであると、背景から考察でき、電車の広告も他作品とリンクしている部分がある。


-囁く玩具の家-編集

公開日期:2020年1月30日(ゲームマガジン専用ページ

シリーズ7作目。閑静な住宅街にひっそり佇んでいる洋館、そこには玩具や人形が玩具がたくさん置いてあり、アンティークの玩具に興味を抱いた少女が足を踏み入れる。奥に進むとそこには遊園地が広がっており、そしてだんだんと少女が洋館に囚われてしまう。


-昭和からの呼び声-編集

公開日期:2020年8月8日(ゲームマガジン専用ページ

シリーズ8作目。母の仕事の都合で急遽、祖母のいる田舎へ帰省することになった母子家庭の少女。都会に慣れどこか居心地の悪さを感じていた少女だったが、そんな中田舎が昭和の世界に侵食されていく。


作者は過去一怖いゲームになったと述べており、モデルはアイムシアン氏の実家の旧家、幼い頃に家で体験した出来事も作品に活かされている(参照)。ちなみに二周目以降になると……


-忌み夜の喰霊品店-編集

公開日期:2022年12月22日(ゲームマガジン専用ページ

シリーズ10周年で10作目。女子高生・霧立夕美がアルバイトを始めたスーパーマーケットでは、近頃、万引き被害が頻繁に起きていた。万引き犯を捕まえられないまま時間だけが過ぎていたのだが、どうやら商品を持ち出しているのは人間ではないようで──。


今までと雰囲気が違って過去一怖い。主役の霧立夕美とメグの百合が追加されて助かる仕様になった。ちなみにクリア後のタイトル画面で丑三つ時になると……


つぐのひ異譚シリーズ編集

死臭 -つぐのひ異譚-編集

クリア時間1時間ほど
対応機種Windowsのみ
公開日期2015年4月25日
DLページ(Freem!)こちら
公式ページこちら
ゲームマガジン専用ページこちら

1999年7月2日に一人の女が殺害され、怨念に満たされたその遺体は「死臭」を放ち続ける霊となり、日常に生きる人々を死の世界に引きずり込んでいく……。


ニコニコ自作ゲームフェス3にて公開された、『つぐのひ異端シリーズ』の1作目。ダンジョンタイプのホラーゲームに変更され、バトルシステムも追加。一人称視点で操作し、闇に包まれた日常風景を進む。霊とのバトルもあり、攻撃回数に制限のある武器を使い霊を追い払いながら「死の世界」の謎を解明し脱出を図る。


2014年3月2日に「Xbox Live インディーズゲーム賞」を受賞。2021年2月28日に大型アップデートが実施された。Steam版もリリース予定となっている。


怨みっ子 -つぐのひ異譚2-編集

話数公開日時ダウンロード
第一話2015年8月14日こちら
第二話2015年10月9日こちら
第三話2015年12月11日こちら
第死(四)話2016年02月19日こちら

対応機種:Windowsのみ

クリア時間:一話につき1時間ほど


昭和44年に木造校舎から建てなおされた青樹ヶ海中学校。そこには女性の怨霊「死季子さん」が棲んでいるという都市伝説があった。いつの日からか、子供たちの間では「彼女はこの世には存在しない闇の木造校舎に人々を引きずり込んでいる」と噂されている。そしてまた一人、死季子さんに誘われ闇の木造校舎に誰かがやってきた……。


『つぐのひ異端シリーズ』の2作目。初の連載作品で、ゲームマガジンにて配信された。第一話から第死話(作中では(4)との意味が交換されており、表記も同様)まで公開されている。死臭と同じく3Dダンジョンタイプのホラーゲームであり、襲い掛かる霊を薙ぎ払いながら主人公達が闇の木造校舎からの脱出を図る。


闇サイトは、作中にも存在する青樹ヶ海中学校の生徒の間で情報交換が活発な掲示板である。


シキヨクシリーズ編集

シキヨク-死期欲-夢魅テルは夢見てる編集

話数サブタイトル公開日時備考
(旧)第一話「人魚事件」2016年7月21日公開停止中
第一話「女子高生失踪事件」2016年11月24日
第二話「ホスト失踪事件」2017年4月21日
第三話「シザーガール通り魔事件」2017年5月
第四話「地下アイドル失踪事件」2017年6月30日
第五話「寄生面事件」2017年7月31日
第六話「4年前の事件」2017年9月
第七話「夜祭り神隠し事件」2017年11月
第八話「夢魅事件」2018年2月5日
第九話「夢魅美々子失踪事件」2018年6月22日
特別編「人魚事件―前編―」2018年8月24日旧一話のリメイク
特別編「人魚事件―後編―」2018年10月19日同上

対応機種:パソコンスマートフォンブラウザ

クリア時間:各話1時間


ゲームマガジンで連載中のドラマ型ホラーアドベンチャーゲーム。現在はつぐのひ新作シリーズの制作に注力しており、連載を中断している。


色欲」が物語のコンセプトになっており、他シリーズよりキャラクターの個性が強く、ホラーギャグシリアスを織り交ぜた展開が繰り広げられる。霊が死後に作り出す空間「」に入る事のできる能力を持つ、怪奇探偵「夢魅テル(ゆめみてる)」とその妹の「夢魅ルナ(ゆめみるな)」が、街で起こる心霊事件を解決していく物語。


Twitterゲームマガジン公式アカウントでは四コマ漫画が隔週連載で公開。作画はLopが担当するフルカラーで、本編以上(?)にギャグ中心となっている。

リンク

夢見テルの日常編集

『シキヨク-死期欲-夢魅テルは夢見てる』のスピンオフ作品。可愛いらしいドット絵となったシキヨクのキャラクター達を自由に選べる完全無料のミニアクションゲームとなる。


クエストの内容は基本的に「敵を避けて目的地に歩いていく」だけで、パワーアップ、キャラ固有の必殺技などを使い敵を倒すこともできる。ゲーム内のアクションステージや「バイト」で稼ぐゲーム内コインを貯めることで「ガチャ」から本編に登場するキャラクター達を集められる。


Steam版編集

ゲーム配信サービス「Steam」にて、2021年8月13日16時に発売。発売元はゲームマガジン・PLAYISM。


主な内容として収録されている作品は、内容が見直され画質や演出を強化し再制作された旧作シリーズの第一話~第三話のリマスター版、新作シリーズの『-閉ざされた未来-』『-ねこのひ怪奇譚-』『-幽闇の並葬電車-』『-囁く玩具の家-』が移植、そしてSteam版オリジナル新作『-霊刻の踏切り-』とキズナアイとのコラボシナリオ『アイの亡き声』を含む合計9作とその翻訳版(日本語・英語・中国語(簡体字))。2022年初句には、繁体字・ハングル・ロシア語・スペイン語といった翻訳の追加が予定されている。


またニコニコでは、2021年5月31日までニコニコプレミアム会員の応募者全員に先行体験版が配布され、先行体験版では本作の一部分がプレイできた。また、Steamではデモの体験版が配布された。収録内容は『霊刻の踏切り』(体験版)、旧作シリーズ第二話リマスター版、『-ねこのひ怪奇譚-』の3作となる。


-霊刻の踏切り-編集

舞台は過去作『-幽闇の並葬電車-』で登場した電車が渡る「踏切り」。双子の妹を飛び込みによる踏切事故で亡くし、妹の死を悲しむ一方で胸の内に別の感情も秘めていた主人公の少女が、妹の霊に引きずり込まれるストーリーとして収録されている。『-幽闇の並葬電車-』の前日譚としての位置づけになっており、『並葬電車』の主人公の女子中学生も作中で登場している。また姉妹百合がありアイムシアン氏は百合に目覚めたのかもしれない……。


イベント編集

日常侵食空間「つぐのひ展」in 秋葉原編集


初となるイベントであり、「つぐのひ」のコンセプトを体現した展示となっている。主催・グッズ制作はインドア(INDOR)が担当。東京の秋葉原DUB GALLERY AKIHABARAにて開催。開催期間・時間は2021年8月6日から8月21日までの12時~20時(日祝休み)。SNSでの投稿は自由。


作中風景を再現した壁一面の撮影スポットは、ImCyanの協力の下で操作キャラクターがいない作中風景のみのゲーム画面映像が作成され、ゲーム内の光景そのものの映像を壁に投影されている。制作資料や、作中でしばしば登場してくる「恐怖ポスター」を再現した展示も登場予定。他の来場者と一緒に楽しめる、一部作品のプレイスポットも設立。


会場内にて設置される物販スペースでは限定オリジナルグッズが販売され、独特な恐怖世界を再現した内容からクスリと笑える「珍グッズ」まで、ミニアクスタやステッカー、Tシャツなど様々な商品が取りそろえられている。オダケンとのコラボゲーム『絶叫死人』やキズナアイとのコラボゲーム『アイの亡き声』とのコラボグッズも発売。


ゲームの出展編集

『つぐのひ』からも、『旧作シリーズ 第二話』(リマスター版)『怨みっ子 第一話』『幽闇の並葬列車』『昭和からの呼び声』の4作品が参加し、会場内ではImCyanによる各作品についてのコメントも展示された。


  • 怪のモノリス展

会場内で作品をプレイできるスポットが登場し、特別に『霊刻の踏切り』もプレイできる。


実写版映画編集

映画版 死臭-つぐのひ異譚-編集

2015年4月25日、ユーロスペースにて本シリーズの実写版映画として登場。

旧作シリーズ第一~三話と原作「死臭」の設定を取り入れたオリジナルの設定・ストーリーで制作されている。作品は一時間弱の短編映画となった。

同年5月2日にDVDレンタル開始したが、2019年時点でレンタル期間は終了し、中古販売されている状況に。現在はAmazonにて購入、YouTubeにて400円の支払いで視聴できる。


コラボ作品編集

主にYouTubeにて活動している動画実況者とのコラボ作品となっている。

「つぎのひ」+「つぐのひ」という表記は登場しないが、日常に異変が起き浸食されていく様子はしっかり描かれ、コラボ相手を意識した隠し要素や演出もいくつか登場している。


実呪者 -じっきょうしゃ-編集

ゲーム実況者「レトルト」を主人公として制作されたコラボゲーム。ゲームの一般公開はされておらず、レトルトの実況動画のみ内容が公開されている。


ゲーム実況者であることを隠し、住所が特定されることを避け、日本の各地を移り住んでいた主人公。今回は田舎にある古いアパートに移り住んだのだが、身バレを恐れる彼は、買い物に行く時も夜の道を好んで歩くのだった。そしてその帰りの夜道、不気味な視線を感じ----。

時系列的には『-霊刻の踏切り-』より前かほぼ同時期と思われる。




後日、日本トップ4の実況バージョンも投稿された。



絶叫死人 -ゼッキョウシビト-編集

ホラーゲーム実況者「オダケン」を主人公として制作されたコラボゲーム。動画公開当初はゲームの一般公開が行われていなかったが、2022年6月3日にSteamにてリリースされた。リリースにあたり「コスチュームシステム」や新規ルート、新規エンディングが追加されている。


郊外のアパートで一人暮らしをしながら、ゲーム実況動画を投稿する生活を送っていた日本のゲーム実況者・オダケン。そんな日常が気づかぬうちにどんどん不穏な方向へと変化していくのだが、その先には“最大の恐怖”が待ち構えていて……。

時系列的には開始時点の時間はつぐのひシリーズの中でも最初期と思われる。

Steam版での新規エンディングの描写も勘案すると、様々なつぐのひシリーズで描かれた怪奇現象の数々が何故起きてしまったのか、その原因となる最初の怪奇現象を描いたかのような印象がある。

また、スタート画面では旧作第一話から本作の初版と発表時期が近かった『-昭和からの呼び声-』までの主人公やその一部関係者が店の外を歩いている様子が見受けられ、作中でもそれらの人物本人とすれ違ったりする。



元々、動画は前編と後編に分かれて投稿されていたが、金曜ホラーナイトショーにてフルバージョンが投稿された。


アイの亡き声編集

バーチャルYouTuberキズナアイ」を主人公として制作されたコラボゲーム。今までと違い、今作は上記のSteam版に追加シナリオとして収録されており、発表も発売日当日の2021年8月13日に行われた。


バーチャル空間に住むキズナアイは、今日も配信を終えて「おうち」へと帰る。

しかし、彼女のいる世界は少しずつ、少しずつ・・・謎の人影によって侵食されていき――?

『-昭和からの呼び声-』ほどではないが、日を重ねるにつれて時間がどんどん巻き戻っていくような描写がみられる。



邪神ころね編集

ホロライブ所属のバーチャルYouTuber「戌神ころね」の誕生日企画の一環として制作されたコラボゲーム。2021年11月8日にSteamにて販売された。ころね本人は出てこず、邪神となって『つぐのひ』を乗っ取る形で登場している。


同年10月25日に本ゲームの制作が発表された。10月31日には戌神ころね本人による先行体験の実況動画が公開。ゲームには分岐ルートも存在している。


平凡な生活を送っていた男子学生の主人公は、学校の帰り道に戌神ころね関連の張り紙を見かける。その張り紙の前で“とあること”を呟いた後、彼の日常は戌神ころねに洗脳されどんどん変化していき……。

旧作で登場したと思われる人物が登場する場面がある為、時系列的には結構前の方と思われる。


ちなみに手術した何者かの質問を無視して進むと…?



美魔女の真実 -マリンの秘宝船-編集


ホロライブ所属のバーチャルYouTuber「宝鐘マリン」とのコラボゲーム。ホロライブとつぐのひのコラボ第2弾。


あらすじ


気が付くと主人公は、宝鐘マリン率いる海賊船の新人クルーとなっていた!本物の宝鐘マリンの美貌を目の当たりにして、喜びが冷めやらぬまま仕事に精を出す主人公。しかし、彼の中には漠然とした疑問がわいてくる。海賊船の他の一味はいったいどこへ――?気付いてはならないことに気付いてしまった彼に、次々と恐怖が襲い掛かる……!




本人の実況付きだが、ネタバレ注意覚悟で見てください!!


つぐのひ -犬のポッキー冒険譚-編集


日常侵食ホラーゲーム「つぐのひ」と、ゲーム実況者・ポッキーがコラボ! 2024年2月開催されたポッキーの10周年記念イベントに合わせて制作された『犬のポッキー冒険譚』がSteamに登場。物語の主人公は、ゲーム実況者・ポッキーの愛犬「ポッキー」


ストーリー


ふと不思議な場所で目を覚ました「ポッキー」は、白い蝶に導かれるまま先に進んでいく。

しばらく歩いていると、散歩道でひとりの少女と出会い……。


犬の「ポッキー」の冒険譚が今、始まる——。



涙腺崩壊注意です。


裏ルート編集

センシティブな作品


つぐみ「つぐのひっておばけもこわいけど 一番こわいのは結局人間かもね」


『つぐのひ』には、裏ルートと呼ばれる本編とはまったく別のストーリーとなる、いわゆる隠しエンディングがいくつか存在する。ゲームによって変わるが、分岐条件を満たせばその裏ルートが発生する。


裏ルートでは、本編のホラー要素がまったくと言っていい程無くなるのだが、特徴的なのが「変態キャラクター」が多く登場することにある(本編でも例外はいるが)。特に旧つぐのひ第二~三話、怨みっ娘ではモザイクありだが際どい下ネタ描写があり、もう作者が病気としか言えない内容な為、ある意味注意と覚悟が必要である。


ここでは、ゲームと共にストーリーとキャラクターを紹介する(ネタバレ注意)。


旧つぐのひ第二話編集

分岐条件は、操作する女子中学生を一度も降り向かせず、ただ左に進ませるだけである。

それにより三日目の主人公のセリフが変化し、主人公の「お兄ちゃん」の話題が触れられる。そして主人公が霊の気配を感じ周囲を振り向いた時にそのお兄ちゃんが登場する。


お兄ちゃん編集

「どうだ...美しいだろう?」

年齢は不明、身長は高く筋肉マッチョ。働ける年なのだが就職はしていない無職であり、主人公である妹もその事を恥ずかしく思っていた。


ある日に突然、勝手に妹の制服の夏服を着たまま街中を歩き、当の妹の前でポージングを取り始める。ただの変態でありナルシストのようだ。当然妹からは「バカ!!キモいんだよ!!外に出てくるな!!仕事しろ!!死ね!!」と暴言を降りかけられる始末。


その時に第二話の怨霊により足で縛り付けながら、「鏡の世界」に引きずり込まれることに。そして妹からは何も心配されずただ帰宅路を通りすぎていかれる哀れな結末を辿る。だが...?

(参考:つぐのひ第二話 出典 Character File.1から)


旧つぐのひ第三話編集

分岐条件は第二章目の「異変」にて、警察官の顔を見上げずに通過することである。

それにより主人公のつぐみの「おとうさん」の服装や言動に異変が起こる。


おとうさん(おかあさん)編集

本編ではただ家族思いの普通の会社勤めの一般人だった。

しかし、つぐみのおかあさんが突然失踪したことで、つぐみが寂しい思いをしていると悟り、自らがおかあさんになることで、つぐみに寄り添おうとする。


「これからは俺が"おかあさん"だ。」

次の日、おとうさんはかつておかあさんが着ていたエプロンを身にまといつぐみと一緒に帰宅する。一応本人はこういう恰好は初めてで緊張していたが、つぐみから「おとうさん、かわいいね」と言われ俄然やる気を出し、口調もだんだん女性のようになっていった。警察官からも一応注意喚起だけは言われた。


「おかあさんね、女としての魅力?ってやつに気付いちゃったみたいなんだ。」

次の日、おかあさんは女子高生の制服を身にまといつぐみと帰宅する。完全に性格も女子高生となり、さすがにつぐみも異変に気付いていたがどうすることもできず、ただ距離を置き始める。警察官もとうとう拳銃を取り出し、何とスカートをめくれば見逃すという行為に出る。しかし現れたのは立派なアレで、さすがに衝撃的すぎたか、つぐみも真っ白に。ただ当の本人は泣いたふりをしながら笑顔を浮かべていた。


「今日は雨が降ると思ったから水着を着ているだけだ!!!!!!」

次の日、おかあさんは「ちち」と書かれた女子のスク水を着ながら、つぐみのと同じランドセルを持ちつぐみと帰宅する(ちなみに下半身からはアレがはみ出ていた)。本人もやる気満々で挑戦していたが、つぐみはこれを見て「死ねばいいのに…」と呟きとうとう泣き始めてしまう。更におかあさんは地獄耳だったのか、自分の悪口だけは絶対に聞き逃していなかった。

警察官もいよいよマズイと感じ、拳銃の銃口を向け捕まえようと試みる。しかしおかあさんの方も負けじともっともらしい主張で言い返すが(上記の台詞)、警察官の発砲により戦意は完全に消滅。つぐみからは警察官からの質問に対し「この人…なんなの…」と言われたことで、わいせつ物陳列罪及び児童誘拐も視野に逮捕されることになった。

(参考:つぐのひ第三話 出典 Character File.2から)


パック臭 -つぐのひ異譚・裏-編集

『死臭』とナムコのレトロゲーム『パックマン』とのコラボ作品。バンダイナムコとのコラボ企画で制作され、ゲームの公開はされておらず2015年の4月25~26日にニコニコ超会議バンダイナムコブースにて試遊展示された。残念ながら一般公開予定はない。


『死臭』のキャラクターがパックマンのキャラクターに置き換わっており、敵キャラのモンスターズが人間の身体を支配し主人公を襲う様になっている。そしてストーリーはなんと、最後まで完全オリジナルストーリーで作り直している


死臭自体の裏ルート編集

現在公開されているバージョンでは、ゲーム自体に裏ルートが存在していないが、アイムシアン氏のTwitterにて「裏ルートを作ろうとした痕跡があった」ということで二枚の画像付きでツイートされた。また、未定だがいつか裏ルートを作ることも明かしている。


画像としては、主人公らしき人物(?)が怨霊の三島かなと警察官に「強烈な拳を振りかざして攻撃する」という、何とも裏ルートらしいシーン(?)が公開されている。

(実際のツイート:三島かな警察官


怨みっ娘 -つぐのひ異譚2-【裏ルート特別編 (特別だぞ♥)】編集

公開日期2016年4月1日
クリア時間1時間ほど
対応機種Windowsのみ
ダウンロードこちら
公式ページこちら

「お兄ちゃん」は、怨霊によって鏡の国に閉じ込められていた。しかしそこで光を見つけ、闇の木造校舎へとワープを果たす。そしてここから脱出する為、「怨みっ娘」に会いに行く事になった。一方その頃、本編主人公である三倉さちの母親「三倉さちよ」は、職員室にて「娘が明らかに偽者である」と相談に来るも、教頭先生に半ギレで怒鳴りつけられていた。学校教育の荒廃に嘆きながら廊下を歩くも、そこで「知らない女子生徒」に話しかけてしまい……。


三倉さちよ (+教頭先生)編集

(CV:なにがでるかな ユウ)

本編の第三話にも登場したが、そこではただ娘思いの普通の一般人であった。また旦那は既に死去しており、未亡人となっている。それまでは女手ひとつで娘「三倉さち」を育ててきた。この裏ルートでは54歳と年齢も明かされ、そしてまさかのヒロインとなっている。

裏ルート本編では、ある時なんとなく娘が偽物になっていると感じ、青樹ヶ海中学校に訪れる。


「...あの『さち』は...なんか『偽物』っぽいんです...」

灰皿に多くのたばこを入れ、厳しい眼差しで教頭先生に「娘が偽物っぽい」とさちよは話す。だが、対応に当たっていた教頭先生は近年増加するモンスターペアレンツの対応に追われ、正常な判断ができなくなっていた。そして「娘が偽物という意味が分からない」と、半ギレで怒鳴りつけられる。だが...


「...今だけは...『さちよ』って呼んでくださる?」

そう、旦那が死去していたさちよは男性との出会いに飢えていた。そして教頭先生に「婚姻届」を書くよう命じるも、真面目で勤勉な日本人の教員であった教頭先生には当然受け入れられることはなかった。そして「別にいいじゃない!!結婚くらい!!減るもんじゃないし!!」と逆ギレし、腹を立て職員室から出て行ってしまう。しかし教頭も中年期を迎え、これが最初で最後の「モテ期」になるとは、この時思いもしていなかった……。


「喧嘩だ!!!!喧嘩の時間だ!!!!教育改善という名の血祭りにあげ...はうゎ!!!!」

学校教育の荒廃に嘆きながら廊下を歩く中、年号が平成の現代で廊下に立たされている女子生徒がいる事に気づく。喧嘩っ早かったさちよは頭に血が上り、そんな教育は認められず、PTA連合を結集させて職員室へ殴り込みに行くことを決意する。だがその女子生徒は「死季子さん」であり、次の瞬間さちよは闇の木造校舎へ引きずり込まれてしまった。


「『結婚』してあ・げ・る♥」

引きずり込まれた闇の木造校舎では、素敵な男性が歩いていた。その男性の名は「お兄ちゃん」。さちよはすかさずアプローチという名で襲い掛かるも、お兄ちゃんからは「怨霊」扱いされ逃げられてしまう。また作中での「地獄のチャイム」が、この時何故か「結婚式の『チャベル』の鐘の音」になっている。そしてお兄ちゃんと共に行動し、自分だけ助かりたくただの人形のふりをしていた平田も、「……食べちゃおうかしら……」と実際にベロベロ舐められる。舐められた平田はとてつもなく臭くなっていた。


お兄ちゃん「ババアが巨人になった…!?」

お兄ちゃんは対抗策として、しつこく追いかけてくるさちよに「縄で首を絞める」作戦に出る。またその時の反応から、あの成りで蛇が苦手らしい。何故自分の首を絞めるのか、さちよには理解できていなかった。その瞬間、「青い水」の力がさちよを包み込みこむ。そして「巨人になったさちよ」は、お兄ちゃんに「勝てるわけがない」と絶望を送る。だが「邪聖剣カオスカリバー」を生み出したお兄ちゃんは、某巨人漫画の如く漫画に書いてあった弱点の首を斬ることを実際にやり、さちよは元の姿に戻った。


「ダーリン…うち…忘れへんよ…」

巨人になったことを一切覚えていなかったさちよは、お兄ちゃんからの書き置きを見て、悔しくもお兄ちゃんのことを諦め、現代に帰った。現代でさちよはむせび泣いたが、その姿に教頭先生が声をかけ、慰めた。その光景を、正直平田は「あのババアの恐ろしさを忘れた愚かな教頭」と評していた。そして…


一つの恋が、始まったのかもしれない...。

6月だというのに、二人の間には爽やかな青春の風が吹いていた...。

(参考:怨みっ娘-裏ルート特別編-出典 Character File.3~4から)


余談・その他編集

裏ルートに出てくるキャラクターがLINEスタンプとして発売。ゲーム中に出てくる名言を厳密に抽出し、珠玉の40種類を激選された。ちなみに『つぐのひ』シリーズ初のLINEスタンプだが、インパクトが抜群すぎて発売後に大きな反響を呼んでしまった。現在はLINEストアの下記リンクにて120円で発売中。


Twitterでは各キャラクターの名言をつぶやく自動botが存在する(作者公認)。つぶやく内容はゲーム中の台詞+捏造台詞となっている。協力は青山羊肉子氏。


関連タグ編集

フリーホラーゲーム ホラーゲーム アドベンチャーゲーム シリーズ

Windows RPGツクール RPGツクール2000 RPGツクールMV

パソコン スマホ アプリ ブラウザ サイト 映画化 Steam

終わり バッドエンド デッドエンド メリーバッドエンド

翌日 明日


死臭(フリーゲーム) シキヨク


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