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Ib

いゔ

2012年2月に公開されたフリーゲーム。制作はkouri氏。ジャンルはホラーアドベンチャー。
目次 [非表示]

概要編集

Ib(イヴ)とは、kouri氏が個人サイト「モノクロミュージアム」(外部リンク)にて公開しているフリーゲーム

美術館を舞台としたマルチエンディングホラーゲームで、基本的には部屋に用意された謎や仕掛けを解いて先に進むという、アドベンチャーゲームとしては非常に一般的な形式をとっている。

使用ツールはRPGツクール2000。ゲーム自体の難易度はさほど高くなく、公式サイトで攻略情報も公開されているため、謎解きが苦手でもサクサクプレイができるようになっている。

またメニュー画面も独自のものを用意するなど、「ツクールっぽさ」を極力なくすようにも努めている。


2012年2月27日にVer1.00が公開。

そして、2013年3月19日、新たな芸術品、エンディング、ルート等が追加されたVer1.04が公開された。

ランダム会話のバラエティや、台詞が聞ける場所、謎解きのヒントも増えており、更には二周目要素の追加など、やり込み要素が増している。最新版はVer1.07


また、有志により英語版韓国語版中国語版簡体字繁体字ロシア語版ドイツ語版イタリア語版ハンガリー語版(外部リンク)が制作された。ただし、公式サイトでは紹介だけにとどまっており、リンクはされていない。


本家ガイドライン編集

Ibのプレイ動画の投稿や同人活動をする場合、このガイドラインをチェックしておくこと。

公式の規定したマナーを守れない場合、動画投稿・二次創作を禁止、最悪の場合は作品の公開を停止するそうなので、注意が必要である。

2012年4月14日動画投稿・二次創作等に関して
4月29日同人誌に関しての項目が追加。
5月4日二次創作の禁止事項に関して追記。
5月6日RTA(リアルタイムアタック)に関して追記。
5月27日ガイドラインの整理・追記など。
7月17日同人誌・グッズに関して(現在リンク切れ)
10月18日BGMについて追記。
2013年10月26日プレイ動画に関する禁止事項に追記。
2022年4月4日リメイク版の実況配信に関するガイドラインを公開(※PLAYISM公式サイト内)

ストーリー編集

両親と美術館に訪れた少女のイヴ。

色々な作品を観ていたイヴだが、ふと気がつくとひとりぼっちになっていた。

誰かいないか探し回っていると、美術館に異変が……


登場人物編集

イヴ編集

主人公である9歳の少女。

両親とともに「ゲルテナ展」を見るためにごく普通の美術館に来たが、とある絵画を見たことがきっかけで、奇妙な世界の美術館へと迷い込む。

そこで見つけた赤い薔薇とは一心同体であり、花びらが全て散ると死んでしまう。


ギャリー編集

【Ib】-GARRY-

イヴ同様、奇妙な世界に迷い込んだらしき男性。喋り方がオネエ。

彼も薔薇を持っており、色は青。

初登場時は薔薇を奪われて倒れていた。

彼と一緒にいると、イヴが読めない難しい字を読んでくれたり、重い物を動かしてくれたりする。


メアリー編集

Mary

奇妙な世界で出会う少女。

無邪気で人懐っこく明るい性格。

彼女も薔薇を持っており、色は黄色。

父親に会う為イヴ達と行動を共にする事になるが……?


BGM編集

右側は曲の場面解説(※ネタバレに注意)

  1. 記憶 タイトル画面
  2. spreludenew OP、絵空事の世界突入時
  3. コレッリ_ラフォリア 展覧会会場
  4. 足音
  5. Inquiry(問い合わせ) 青~緑~黄の間
  6. Disappearance 赤~灰の間
  7. Dining_room 紫~茶の間
  8. 誰もいない風景 スケッチブック
  9. BGM008 おもちゃ箱
  10. 不穏な空気
  11. 古い人形 スケッチブック(うっかりさんとガレッド・デ・ロワ)※タイトルは異なるがこの曲はマッドファーザーのタイトル画面の曲でもある。マッドファーザーの方は後に歌詞付きver.も登場した。
  12. Noise
  13. 間抜け 嘘つきたちの部屋
  14. 焦燥 ピンチ
  15. Doll ゲームオーバー
  16. kugutu(傀儡道化) メアリーのテーマ
  17. かくれんぼ ギャリーのテーマ
  18. 袋小路 悲しみの時
  19. 旅たち ED

評価編集

洗練されたホラー演出豊富に用意されたサブイベントランダム要素会話のバリエーションなど、細かい所まで非常に作り込まれており、公開直後から話題となった。

ニコニコ動画などにも実況プレイ動画が多数投稿され、注目を集めることとなり、2013年末の時点で115万DLを達成した。 登場キャラクターの人気も高く、pixivにも多数のファンアートが投稿されている。


また、外部からの評価も高いようで、雑誌にて特集が組まれたこともある。


余談編集

上記でも説明した通り、主人公一行は全員「薔薇の花」を持っている。

薔薇の花言葉は

  • イヴ(赤)…「愛情」・「情熱」・「無垢で愛らしい」など
  • ギャリー(青)…「奇跡」・「不可能なことを成し遂げる」・「夢かなう」など
  • メアリー(黄)…「友情」・「献身」・「嫉妬」など

であり、これらを知って実際にプレイをしてみると、よりキャラクター描写の深みが出る。


リメイク版編集

2021年10月に2022年でIb10周年を迎える事を記念してリメイク版が現在製作中である事が発表された。

そしてついに2022年4月11日にSteamにて公開。

ストーリーに大きな変更は無いものの、ゲーム中のアイコン画像やイラスト、一部ゲームマップがオリジナル版と異なっているのが見られる。

リメイク版はオリジナル版とは異なり有料ゲームとなる。


2022年7月29日に、リメイク版での韓国語・中国簡体字・繁体字に対応し、それぞれの言語での配信が開始された。


価格…もとい入館料は1300円

kouri氏曰く、「一度購入すると永遠(実質的)に入館が可能」


同時に、新たに有料版の実況配信についてのガイドラインが設定された。無料版については上記のまま変わらないので、作者が制定したガイドライン及び以下のパブリッシャーが制定したガイドラインとの情報の混同(混乱)に注意されたし。


更に2023年3月9日にコンシューマゲーム版がアクティブゲーミングメディアが運営するPLAYISMレーベルからSwitchでの配信・発売が決定した。


リメイク版を製作した経緯は、オリジナル版は20年以上前に発売されたRPGツクール2000で製作したものである故、最新のパソコンではゲームを起動出来にくいと言う報告が沢山届く様になり、またリメイクの要望も寄せられていた事から開発を決めたとの事。

開発は2019年11月に始め約2年4ヶ月の期間を費やしたと言う。


関連動画編集

Ib [Nintendo Direct 2022.9.13]


Switch版発売日アナウンストレーラー


関連タグ編集

全般編集


キャラクター別(二次設定を含む)編集


カップリング編集


関連リンク編集

公式関連編集

「Ib」特集記事編集

有志によるまとめサイト編集

楽曲編集

掲示板編集


関連イベント編集

(kouri氏公式企画)

【公式企画】Ib祭


(同人即売会)


(公式展示会)


他の記事言語編集

Ib

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