ストーリー
ある日、桃色の子はともだちの水色の子の誕生日を
他2人のともだちと一緒に祝いました。
桃色の子は水色の子のためにガレッド・デ・ロワを作りました。
ガレッド・デ・ロワは中にコインの入ったお菓子。
自分の食べたピースの中にそれが入っていたら、
その人はしあわせになれるのです。
なんておもしろそう!
そしてケーキを切り分け皆で食べると水色の子が
「何か固いもの飲み込んじゃった!」
「きっとコインだ!」とともだちは叫びます。
中に入っていたコインを飲み込んでしまうなんて、
水色の子はうっかりさん。
桃色の子は食べ終わったケーキの皿を片づけに行きました。
するとお母さんが何かをさがしていました。
お母さんは書斎の鍵を無くしたのです。
書斎の鍵はいつも机にあるはず、桃色の子は机の上をみました。
すると、そこにはコインが1つおいてありました。
「あれコインだ……このコインたしか…パイの中に入れたはずなのに…」
鍵が見つからずこまっているお母さん。
「お父さんにおこられちゃうわ」
「どうしよう……」
桃色の子は焦りました。すると皿からケーキを切り分けるための包丁が落ちました。
「私ってばうっかりしてたわ」
「カギみつけたよ!今ドア開けるね!」
概要
ゲーム中盤で登場する絵本。
謎解きなどの要素は無く、クレヨンで描かれた無邪気な絵柄で展開される「意味がわかると怖いコピペ」系の物語がただただプレイヤーの心を削る。
読了すると鍵を入手した扱いになりドアが解錠される。
美術品の世界に登場するものの、ゲルテナの作品かどうかは定かではない、というか怪しい。
一部ファンは、メアリーが落書きで作ったものではないかと予想している。
なお、『Ib』作中で飛びぬけて(かつほぼ唯一の)大規模なデモシーンであり、ver1.02時点までは「うっかりさんとガレッド・デ・ロワ」だけで全体サイズの大半を占める約580MBもあった。最新バージョン(ver1.07)では4MBまで圧縮されている。
PC環境によっては「うっかりさんとガレッド・デ・ロワ」動画が読み込めない場合があり、その場合は、付属の差し替えパッチを適用させることで動画を使用せず、物語を進めることができる。