概要
『獄都事変』とは、リンネ堂氏が制作したフリーゲームである。
2014年12月30日公開。制作ツールはRPGツクールVX。ジャンルはホラーアドベンチャー。
2016年にはRPGツクールMVの移植版がゲームプラットフォーム「Andapp」にて配信されている。
一般クリア予想時間は1～2時間。エンディングは全二種類。
若干のアクション要素はありますが、全体的に難易度は低めです。
流血・ホラー・脅かしなどの表現がありますので苦手な方はご注意ください。
（ダウンロードページより引用）
番外編
2015年11月13日、同作者による番外編が公開された。
あらすじ
「亡者を捕まえろ。」
そう指示された斬島は怪談の棲む廃校へ――
（公式サイトより引用）
登場人物
- 斬島（きりしま）
真面目で真っ直ぐ、頼りがいのある性格。目は青。
- 肋角（ろっかく）
獄卒たちをまとめる上司。目は赤。
- 佐疫（さえき）
斬島の親友。優等生。目は水色。
- 田噛（たがみ）
常に気だるそうな面倒くさがり。目はオレンジ。
- 平腹（ひらはら）
感情の起伏が激しいお調子者。目は黄色。
- 谷裂（たにざき）
他人にも自分にも厳しい頑固者。目は紫。
- 木舌（きのした）
飄々としたのんき者。目は緑。
廃校を彷徨う女性の亡者。
不幸な目に遭ってきたため、周囲を呪っている。
その他登場人物
肋角の補佐官にして副長。目は灰青。
ゲーム一作目には未登場。
館の家政婦。炊事を担う半人半蛇。
ゲーム一作目には未登場。
館の家政婦。洗濯を担う二口女。
ゲーム一作目には未登場。
しっかり者だが臆病な薬師。目は黄緑。
番外編にて登場。
廃校に住むトイレの花子さん。
幼い見た目とは裏腹に大人びた性格。
廃校に住む動く人体模型。
乱暴者であり、理科室に閉じ込められている。
廃校に住むしゃべる骸骨。
知恵者で、斬島たちに助言を与える。
廃校のあちこちに現れる鏡。
狙った相手を鏡の世界に引き込み、引き込んだ相手と成り代わる。
（つれづれより一部引用）
獄卒達の身長・体重
| 順番 | 身長（１○○㎝） | 体重（参考） |
|---|---|---|
| １番 | 肋角（１９８㎝） | 肋角（斬島たちの中で一番重い） |
| ２番 | 災藤（１９２㎝） | 災藤（73㎏） |
| ３番 | 木舌（１８８㎝） | 谷裂（木舌より重い） |
| ４番 | 谷裂（１８２㎝） | 木舌（平腹より重い） |
| ５番 | 平腹（１７９㎝） | 平腹（斬島より重い） |
| ６番 | 斬島（１７８㎝） | 斬島（68㎏） |
| ７番 | 佐疫（１７７㎝） | 田噛（斬島と同じくらい） |
| ８番 | 田噛（１７６㎝） | 佐疫（斬島より軽い） |
| ９番 | 抹本（１６０㎝） | 抹本（佐疫より軽い） |
※各自、獄卒の記事（＆アンソロジーコミック）のプロフィールを参照。
用語・舞台
死ぬことはなく、大怪我を負っても粉々になっても再生する肉体を持つ。
男性も女性もいるが、特務室の獄卒は全員男性。
揃いのカーキ色の学ランのような制服と制帽を着用している。
徽章は「地獄の監視者」を表す目がモチーフ。
特務室の獄卒は、あの世で肋角に選ばれて拾われ、肉体と名前を与えられた。
人間に似た肉体はあくまでも制服のようなもので、正体と現在の容姿が同じとは限らず、それぞれに見合った姿になる。
肋角に拾われる前の姿と大きく変わった者も多く、その正体はなかなか目にすることはできないが、外見、性格、能力などにその片鱗を見せているという。
獄卒になる前の記憶の有無は人それぞれ。
- 獄都
あの世の首都。鬼や妖怪などが住まう。現世とは薄い次元の壁を隔てた世界にある。
現世とあの世の地形や天気が対応しており、獄都は現世の東京都心に位置する。
現代、近未来、平安、江戸など、さまざまな時代の文化が入り交じり、区域ごとに特色が分かれている。
特務室の館があるのは、明治大正から昭和初期あたりの文化の色濃い区域。
交通機関は車から機関車まで色々。
獄卒は次元の壁に意図的に穴を開け、比較的容易に現世を行き来することができるという。
- 閻魔庁
獄都を統括する機関。
- 閻魔庁外部機関「特務室」
斬島たちが所属する閻魔庁の外部組織。管理長は肋角、副長は災藤。
閻魔庁が人手不足の時や、手に負えない事案を対処するために設立された、所謂なんでも課。
肋角ら上司を含め、20人程の獄卒が同じ館で寝食を共にしながら任務に当たっている。
- 館
「特務室」に所属する獄卒たちの職場であり住居。地下室もある三階建ての洋館。
一、二階に食堂や音楽室、図書館などがあり、三階に獄卒たちの住居スペースがある。
ゲーム中では一階の肋角の執務室がある部分のみ登場。
通いの家政婦がおり、キリカが炊事、あやこが洗濯を担当。
- 廃校
斬島達の追う亡者が入り込んだ場所。様々な怪異や魑魅魍魎が潜む。
（つれづれより一部引用）
関連イラスト
公式サイト（外部リンク）
メディア展開
コミカライズ
2015年5月27日より、ジーンピクシブにて連載開始。
Twitter「獄都新聞」
コミカライズに先駆けて、原作者公認Twitter『獄都新聞』が開始された。中の人は不明。
公認サイト
コミカライズと同日に公開。中の人は不明。公式サイトとはまた異なる。
公式テーマソングとコミカライズ記念PVが公開された。
舞台化
闇劇獄都事変のタイトルで、2020年7月に上演された。会場は新宿FACE、脚本と演出は伊藤マサミ。
pixiv Spotlight
→【ジーンピクシブ】フリーゲーム『獄都事変』制作者 リンネ堂さん特別インタビュー！
