概要
Blizzard社開発の基本プレイ無料・一部課金制の完全デジタル型ソーシャルカードゲーム。
手に持てる実物のカードはなく、ゲーム内でもプレイヤー同士でカードを交換することは出来ないので、"トレーディング"カードゲームではない。
Blizzard社の人気ゲームであるWarcraftリーズと世界観を同じくしており、Warcraftシリーズで登場したキャラクターやモンスターがヒーローやミニオンとして多く登場する。
Blizzard社のオンラインサービス「Battle.net」への登録が必要(Battle.netからオーバーウォッチ等の同社の他のオンラインゲームもプレイできる)。
課金によってカードパックの購入や一部ゲームモードの解放が出来るが、無課金でも設定されたクエストをこなせば入手できるゲーム内通貨でも購入可能。
2015年10月21日から日本語サポートが適用され、カードのテキストやキャラクターのボイスも含めて日本語化対応された。
ゲームシステム
1対1の対戦型カードゲーム。
デッキは30枚のみ、同名カードは1種類につき2枚まで(最高レアリティであるレジェンドは1枚のみ)。
デッキが尽きても即敗北にはならないが、カードを引けないと体力にダメージを受ける。
ミニオンや呪文カード等で相手の体力を0にすることが勝利条件(現在、これ以外には相手が自ら降伏する以外の特殊な勝利条件は設定されていない)。
全てのカードにマナ(使用コスト)が設定されており、マナは最初に1、以降ターンごとに1つずつ増える(最大10)。前のターン中に使用したマナは次のターンには全て回復する。
ヒーロー
プレイヤーの分身となるキャラクター。
まずプレイヤーは9人いるヒーローから1人を選ぶ。
ヒーローの体力は一律30で、ヒーロー毎に異なる「ヒーローパワー」と、それぞれ専用のカード郡がある。
プレイヤーが操作できないNPC専用のヒーローも多数登場するが、彼らにも専用のグラフィック・ボイス・ヒーローパワー、一部には専用カードまで設定されており、作り込みはプレイヤーのヒーローと遜色ない。
ミニオン
場に出て直接戦うヒーローの手下たち。いわゆるクリーチャー、モンスター。
ヒーロー毎に専用のミニオンと、全てのヒーローがデッキに組み込める中立のミニオンがいる。
召喚に必要なマナ、攻撃力、体力の値を持つ。
敵ミニオンと戦闘を行うと、どちらが攻撃したかに関わらず互いの体力から攻撃力分の数値を引く。戦闘や呪文等によって体力が0になると破壊される。
ミニオンには特殊効果を持つものもおり、効果には場に出た時発揮される「雄叫び」、破壊された時に発揮される「断末魔」などのタイプがある。
呪文
マナを消費して特殊な効果を発揮するカード。全ての呪文はヒーロー毎に専用のもの。
武器
ヒーローが装備する武器。装備することで、ヒーロー自身が攻撃に参加できるようになる。
攻撃力と耐久値があり、攻撃する度に耐久値が減り、0になると破壊される。
全ての武器はヒーロー毎に専用のもので、デッキに武器カードを組み込めないヒーローもいる(ミニオンの効果によりデッキにない武器を装備できる場合もある)。
秘策
マナを消費して、相手の行動が秘策毎に設定された条件を満たした時に自動的に発動するカード。いわゆる罠カード。
基本的に相手ターンにすることがないハースストーンにおいて、相手プレイヤーを妨害できる貴重な手段。
全ての秘策はヒーロー毎に専用のもの。
コイン
後攻のプレイヤーに与えられる、使用したターンのみ使用できるマナを1増やすカード。
後攻は元々先行より手札を1枚多く引けるので、コインと合わせて先行より2枚多い手札になる。
通常ならマナが早く貯まる分有利な先行を、後攻はコインで如何にして覆すかが勝利の分け目となることも少なくない。
作成
本作では不要なカードを「還元」して入手できるポイント「魔素」を消費してカードを「作成」することができる。
レアリティ毎に必要魔素が異なり、最高レアリティのカードを作成するのは骨が折れるが、好きなカードを選んで入手できるのは非常に大きな利点。
ゲームモード
自動で相手をマッチングし対戦する「カジュアル」、
マッチングされた相手に勝利することでランクが上がり、シーズン終了後にランクをリセットして、その時のランクに応じて報酬を貰える「ランク戦」、
AIと戦う一人用の「トレーニング」、
課金もしくはゲーム内通貨を消費して挑める、クリアすることでここでしか手に入らないカードを入手できる一人用の「アドベンチャー」、
課金もしくはゲーム内通貨を消費して挑める、その場でカードを選んで新しくデッキを組み、同じ方法でデッキを組んだ相手と3敗するまでマッチングし、勝利数に応じて特典を入手できる「闘技場」、
週毎に特殊なルールが設定され、場合によってはモード内で用意されたデッキで戦う時もある「酒場の喧騒」等がある。