ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

六爻の編集履歴

2021-05-18 08:07:44 バージョン

六爻

ろっこうあるいはりうやお

中国の小説家priestによる古風耽美小説。

概要

晋江文学城にて2014年よりpriestにより連載されていた古風耽美小説。完結済み。

番外編含む109章により構成されている。


2018年には書籍が全5巻にて北京时代华文书局より発売されている。

猫耳FMにてラジオドラマが公開されており、全1期で完結済み。

2021年にアニメ放送予定。



あらすじ

三兄弟の二番目だった程潜は、一家の貧しさゆえに真人を名乗る胡散臭い鼬を彷彿とさせる老人に売り飛ばされた。

木椿真人は程潜とさらに孤児の少年を拾い、二人を弟子として扶搖宗に招き入れる。


これは、衰退した宗派である『扶搖宗』が同じ宗派の自惚れ者の大師兄、小賢しい二師兄、薄情な三師兄、お馬鹿な四師兄たちにより復活するまでの物語。



公式CP

【鸣潜】Liu Yao六爻

鳴潜(鸣潜)

厳争鳴×程潜

口煩い攻め×刺々しい受け


木椿真人に連れられて初めて顔を合わせたときの印象は決して良いものではなかった。

しかしお互いに毒突きつつ師兄弟として交流を深めていく中、蒼龍島で自分を庇って怪我をした厳争鳴を見て、程潜は相手を殺したいとさえ発言するようになる。

負い目を感じて気落ちする程潜を見たとき、厳争鳴はそれまで全く懐く素振りを見せず噛み付いてすらきた子狼が、誰も気付いていない夜更けにこっそりと傷口を舐め出したような気さえして捉えようのない感情を味わった。



登場人物

主人公

程潜

铜钱和严娘娘

扶搖宗の三師兄にあたる。

酷薄非情な性格は子供を顧みることのなかった両親によるもの。しかし忠義には篤く、面倒を見てくれた師父を尊び、自分を庇って怪我をした師兄には気遣う素振りを見せる。ゆえにその精神を以って入道(修練の道、仏門)に至る。


厳争鳴からは小铜钱(小銭、銅貨)と揶揄われる(“潜”と“钱“の発音が近いことから)。


厳争鳴(严争鸣)

兰花味的大师兄

扶搖宗の大師兄。綺麗好きで口煩く美意識が高い。

額に赤い心魔の紋が浮かぶ。

名家の子息だが、木椿真人に拐かされて扶瑶宗に入る。

数少ない剣意を以って入道に至った剣修だが、性格が苛烈なことが多い剣修には珍しく暴力沙汰は好まない。


严娘娘(厳婦人)とは身嗜みを気にして口煩い彼に対する程潜の悪口。



師兄弟

李筠

扶搖宗の二師兄。

聡いがゆえに臆病で心配性。狡賢く抜け道を探すのが得意。

頭脳派で戦闘能力はからっきし。

百年後にはその知恵と知識で掌門を支える。


韓淵(韩渊)

扶搖宗の四師兄。

孤児で廃寺に住み着いていたところを木椿真人に拾われる。文盲のためよく修練を嫌がった。

問題児ばかりの師兄弟の中でも生粋のトラブルメーカー。


韓譚(韩谭)

扶搖宗の五師妹。

妖王の不倫で生まれた半妖。父親は不明。

長らく卵のまま放置されていたが、程潜たちが韓淵を探しに訪れた裏山から妖魔との取引材料として持ち帰ろうとしたところ孵化した。

その場所が裏山の深淵であったため、愛称は水坑(水たまり)。



その他関係者

木椿真人((韓木椿)韩木椿)

程潜たちの師父にして扶搖宗の現掌門。

植物を愛する物腰の柔らかい老人。

個性の強い弟子一人ひとりに家族のように接し温もりを与えた。


童如

禁忌、邪宗とされる魔宗を修め、万魔に匹敵する実力を誇る北冥君。

壮年らしい外見で髪の一房が白くなっている。

事あるごとに扶搖宗を助けるが、その理由は木椿真人でも知らなかった。



原作、メディアミックス関連リンク

原作小説晋江文学城
ラジオドラマ猫耳FM一期リンク六爻 第一季
ラジオドラマ公式微博六爻广播剧官微
アニメ公式微博六爻动画官微
作者微博一口獠牙的小甜甜


二巻以降の展開について

※以降、序盤の重大なネタバレ含む※

















一巻にて、扶搖宗が衰退した理由が木椿真人の師兄である蒋鵬(蒋鹏)の暴走、並びに四聖による掌門の殺害であることが語られる。

また童如が扶搖宗を手助けするのも、彼こそが木椿真人と蒋鵬の師父(程潜たちの師爺、師祖)にあたり、先代の掌門に他ならないためだと明かされる。

既に故人であり、銅貨に宿る魂だけの存在になっていた童如は、己が魔宗を修めたがゆえに扶搖宗が衰退する原因になったことを悔やみ、死の間際、三枚の銅貨に砕いた魂を込めて門派の危機に備えていたことを語る。その答えを聞き、木椿真人は童如が魔宗を修めた所以が自身にあることを理解したため、銅貨と残った自身の魂を結びつけ、童如と共に罪を償うことを願い、程潜に別れを告げる。


扶搖宗の衰退の原因、師父、師祖、師伯の関係性を知った程潜は、再会した厳争鳴に掌門の木札を託し、これからは大師兄が宗主であるという残酷な事実を突きつける。

扶搖宗から遠く離れた蒼龍島で師父を喪い取り残された子弟たちは、いつか必ず扶搖宗に帰り、かつての十大門派としての栄華を取り戻すことを誓うのだった。

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました