概要
内府が最も信用する忍集団。
鎖帷子に忍装束を着込み、黒と紫の縞模様の外套と背負った忍刀が特徴。
織部正綱という長がおり、その子17人各々が毒手や忍犬といった秘技を持つ。
物語開始から三年前、ある人物の手引きにより物語の舞台である葦名、その分家である平田屋敷にうわばみの重蔵率いる賊をけしかけ、容易く落としてしまう。
三年後、物語中盤に葦名城を襲撃し、城の警備を壊滅させ本城にまで侵入する。
終盤に再び葦名城へ内府の兵と共に攻め寄せ、城を落とした。
戦闘
個基本は忍刀による素早い剣撃に、蹴りを主体とする体術を織り混ぜる戦いを得意としている。
ただの蹴りではなく実は脚絆、つまり脛の部分にクナイをくくり付けその威力を強めている、懐にもクナイを隠しており遠距離攻撃も可能。
戦う際は、常に外套で左腕を隠しているが、不意打ちを狙ったものなのだろう。
腰辺りに分銅鎖も巻き付けているが使用することはない。
危攻撃は斬り抜けた直後の下段足払いと、各通常攻撃の初段派生や5連蹴りの最後の蹴りは突きになっている。
基本、初めはボスとして戦い、後半は雑魚としても登場するが、やはり強さは他の雑魚と一線を画する。
孤影衆・紫
頭巾をつけていない孤影衆、剃り込みの入った洒落た髷が見えている。
指笛で忍犬を操る事ができ、忍犬が近くに居ると連携をとって攻めてくる。
忍犬は笛を合図に噛みかかってくる、手裏剣を使えば簡単に制する事ができるが、孤影衆にも気を配らなければならない。動きが素早く、火力も高いため非常に厄介であるが、攻撃をガードさせた場合、
「斬り上げ」、「(こちらから見て)左側からの斬り付け」、「仙峯脚→下段蹴り(仙峯脚を弾くかガードした場合」
の3択に絞れることを覚えておけばかなり楽になる(モブのみならず、中ボス格でも有効)。下段蹴りに関してはこちらも仙峯脚もしくは仙峯寺菩薩脚で対応すれば、体幹に大ダメージを与えつつ、安定して攻め続けることができる。
孤影衆・白頭巾
頭巾の色が白い孤影衆、蹴りと剣撃の他に毒に慣らした左手による毒手を放つ。
毒手は3回派生して、耐性を強化せずフルヒットすると防御の有無に関わらず中毒状態に陥ってしまう。
追尾性と伸びが強く、それなりに距離があっても攻撃が届くので注意。
登場する構成員
孤影衆の中には名前を持った黒頭巾の強者がおり、中ボスとして狼の前に立ち塞がる。
孤影衆 太刀足
誠に死なぬものか、試させてもらおう
恐らく殆どのプレイヤーが最初に対峙することになるであろう孤影衆。
葦名城の枯れ井戸の中で三年間もの間ヘタっていた主人公狼の噂を聞きつけ、一目見てやろうと井戸に訪れていた。
話しかけられる唯一の孤影衆で、初めは狼本人と気付かず言いたい放題言ってくる。
戦闘は、忍殺ゲージが2つあることを除けば雑魚の孤影衆とさほど変わらない。
そもそも孤影衆自体が本作の敵の中でも屈指の強さを誇るため油断は禁物である。
バッタ戦法をとっているとクナイで落とそうとしてくる。
ボス孤影衆に限り、八の字斬りや下段足払いの後、中距離にいると高威力の跳び蹴りを繰り出してくる。
狭所で戦うことになりカメラをかなり乱されるので注意。
孤影衆 忌み手
忍軍襲来の際に葦名城の葦名流伝場にて待ち構える孤影衆。
忌み手というだけあって毒手を得意としており、通常前蹴りやステップ、弾きからの反撃に繰り出す。
基本の戦い方は白頭巾の孤影衆と変わらない為冷静に闘おう。
部屋の隅にモブの孤影衆がいるため、傀儡の術を使い味方を増やすのも有効。
孤影衆 槍足の正長
丁度よい…正就が仇、とらせてもらうぞ!
葦名にある白蛇の社に現れる孤影衆。「正就」という名の仲間の死体を看取っており、彼の仇を取るために(完全に濡れ衣だが)狼に刃を向ける。
作中で最強の孤影衆であり、中ボスの中でも最強格とされるほどの強さを持つ。
足技と毒手に加え、忍犬も操る(社の前で彼が使役していると思われる忍犬が数体襲ってくる)
高い攻撃力と体幹ゲージを持ち、さらに一度忍殺をとると夜叉戮の飴を使用。体幹と体力の一部を犠牲にただでさえ高い攻撃力をさらに上げてくるのだが、なんと効果時間の制限がない。
孤影衆 槍足の正長 ~三年前~
始末すれば、辻褄も合うというものよ
過去の平田屋敷にも登場、始末した知らせを聞いたはずの狼がまだ生きているのを見て、疑問を抱いている。
どうやらまだ毒手が使えないようだが戦闘中に指笛を吹いて数体の忍犬を呼び出してくる、フロムゲーにおいての対複数戦闘の難易度は周知の事実であり、凄まじい強さを誇る。
幸いにも指笛を吹く間は無防備であり、怯ませることで中断が可能。
孤影衆 牙伏せの正就 ~三年前~
平田屋敷、存外に容易かったな…
過去の平田屋敷にてうわばみの重蔵と会話している孤影衆、この会話の際に手引きした人物を吐露している、戦う場合は重蔵と共闘する形になる。
白頭巾の毒手使いであり、ボスではなく雑魚扱いだが同じく毒酒使いの重蔵と相性が良い。
三年後も登場するのだが、白蛇の社で天狗に討ち取られ、既に故人。
この時の見た目は頭巾無しの孤影衆になっている。
八の念珠
内府が最も信頼する忍びは、孤影の衆だろう
長である織部正綱には、十七人の子がおり、
各々が毒手や忍犬など、得意とする秘技を持つ
余談
孤影衆の蹴り技は仙峯寺拳法の脚技を思わせる技が多く、夜叉戮の飴も使用している点から、仙峯寺となんらかの関係性があると思われる
最初期のバージョンで、三年前の平田屋敷で登場する中ボスの名前は「牙伏せの正就」であったが、発売直後のアップデートで上記の「槍足の正長」に変更された経緯がある。
恐らく元は正就が過去のボスであったが、その後重蔵と会ってしまうと辻褄が会わないので正長に変更したのではないか思われる。
事実なら、元々正就は忍犬使いだったということになる。