テクスチャ
てくすちゃ
テクスチャとは、物体の表面の質感や模様を、視覚的な明暗を用いて疑似的に表現するものである
分類
一言にテクスチャと言われるが、用途に応じていくつかのタイプが存在する。
ここでは特に使われる頻度の高いものを紹介する。
質感を表現するもの
最もメジャーなタイプのテクスチャである。
他のタイプのテクスチャは背景として使用されることが多いが、このタイプのテクスチャは主にイラストそのものの前面にオーバーレイなどを用いて重ねることによって用紙の質感を表現されることが多い。
模様を表現するもの
服の柄など、質感ではなく人工的や自然的に発生する図や絵や形を表現しているものである。
イラストの背景として使用されるほか、イラストそのものを着色する代わりに部分的に貼り付けられることが多い。
物事の抽象的な表現をするもの
最もイラストへの背景の用途が多いテクスチャである。
このタイプのテクスチャは他のと違い色相やコントラスト等を含めて1枚のテクスチャと見なされ、色相等が違うものは元のテクスチャと相違なる性質を持つ。
また、写真などを加工したりする等、他のよりも比較的簡単に作ることができるのでテクスチャ製作を始めてみたい方向けである。
製作方法
下記の例は一部であり、実際は複数組み合わせたりその他の手段によって製作されることもある。
雲またはソリッドノイズから
雲(Photoshop)・ソリッドノイズ(GIMP)を用いて、白黒のランダムなパターンを作成し、それを元に変形や色を変更したりして作成する。
ブラシから
付属やインターネット上に無数あるブラシを用いて、新たに模様を作成する。
写真から
身近な模様(地面や木や雲など)を手持ちのカメラで撮影し、それを元に変形や色を変更したりして作成する。
フラクタルから
Apophysis等のフラクタル生成ソフトを使うと、手軽に美しいパターン模様を生成することができる。
それ自体でも背景としての利用価値があるが、上記を参考にして加工を行うとテクスチャらしくなる。