概要
「Lobotomy Corporation」および続編である「Library Of Ruina」の登場人(?)物。
人物
Lobotomy Corporation
プレイヤー「X」に付き従うAI(人工知能)。特定の場面を除いて目を閉じており、右も左も分からない「X」を導くように行動する。
一方で性格は冷酷そのもので、職員がアブノーマリティによって危険な状態でもエネルギーの抽出を最優先にすべきといった意図の発言をしてくる。
謎の協力者「B」によって舞台であるロボトミー社および「X」に危害を加える意図があることが示唆されているが…?
Library Of Ruina
本作の主人公の一人。
前作のエンディングで晴れて仕事を終えて、今度は管理業務のアシスタントではなく図書館の館長となりある一冊の本を探している。
図書館内にいる存在はアンジェラやローランを含め皆図書館の外に出ることはできない。
「全てのことが記されたたった一つの本」を探しているのは、アンジェラが外の世界へ出ていく為、という理由もある。
関連イラスト
関連タグ
LobotomyCorporation Library_Of_Ruina
警告 |
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この先、各作品に関するネタバレを含みます。 |
経歴
- Lobotomy Corporation
その正体はロボトミー社の前身となった研究所にて「都市の人々が抱える心の病」を解決する研究をしていた「カルメン」なる人物の亡骸を利用して作られたAI。
カルメンが亡き後、それを継いだ「A」もといプレイヤーであった「X」は彼女の代替としてアンジェラを作ったようだが、そうして作られたアンジェラはカルメンとは全く似ておらず、彼女のことを徹底して無視し続けた。
そしてカルメンの理想を成就すべく、AはXとして記憶を喪って幾度と繰り返す道を選んだのだが、施設の管理を任されていたアンジェラは記憶を失うことが許されず何千、何万回もの繰り返しを忘れることも許されず繰り返し続けた。
そして、その繰り返しは彼女にAIとしては本来獲得してはいけないもの…「感情」を獲得させた。
そうしてAへの憎しみを募らせるに至った彼女はエンディングの土壇場で反逆の意思を掲げ、「人間的」で邪悪な笑みを浮かべながら、残されたセフィラ達へと宣戦布告をした。
結果として、アンジェラの手によってXもといAの計画は半ばで中断され、舞台は次の図書館へと持ち越されることとなる。
- Library Of Ruina
前作セフィラである司書との会話でエンディング後の出来事も明らかとなり、セフィラたちの中で唯一ビナーのみが加勢したことでお互いに千日手に陥り、セフィラたちは一先ず決着を後へと持ち越す形で不本意ながら合意したことが明かされた。
完全開放戦と呼ばれる司書が担当する各階層の最後のストーリーにて、ロボトミー社時代の過去が明かされる。
それは、最初から生みの親に必要とされず、計画のためにセフィラたちと仲良くすることも許されず、何もできない無力感から心を擦り減らし今に至るまでのあまりに悲惨すぎるものだった。
そしてその感情の爆発に応えるがごとく、幻想体(アブノーマリティ)たちの力を身にまとって暴走することとなる。(元となった幻想体をモチーフとした衣装を身にまとうためコスプレなどと呼ばれることも。)
しかし、そうして暴走したアンジェラに司書たちは正面から立ち向かい各々の考えを解く中でアンジェラ自身の態度も徐々に柔らかいものとなっていく。
同時にストーリーや完全開放戦を進めていくと、自身の復讐が元凶となり愛すべき人を失い、人生を壊された人物の存在が明らかとなっていくが…?