概要
概要
ゲーム「Library of Ruina」の登場人物。
5月15日生まれ。33歳。身長178cm。
今作にて新規追加されたキャラクターであり、LCのメンバーと面識はない。
プレイヤーが最初に使えるプレイアブルキャラクターでもあり、最序盤では必然的に彼を出撃させることになる。
余談だが、友人として「アストルフォ」「オリヴィエ」などが登場することから、名前の元ネタは『ローランの歌』の登場人物・シャルルマーニュ十二勇士のローランであると考えられる。
人物
人物
フィクサー(本作品中における傭兵・便利屋のような職業)。ランクは元は1級だったというが今では色々あって落ちぶれて最下位の9級。
……だったのだが、『紫の涙』という人物の手により、L社跡地に出現した謎の場所『図書館』の内部へと放り込まれてしまう。
開始早々何もわからないままアンジェラに質問責めにされた挙句、答えが気に入らない(意訳)という理不尽な理由で四肢切断される。
気が付くと、アンジェラの心変わりで潰された四肢は戦闘向けに再構成されて再生されており、半ば脅迫に近い形で雇われ、ゲストの相手をさせられるハメに。
くたびれた見た目とは裏腹にコミュニケーション能力が非常に高く、図書館の司書にされたL社のセフィラたちともすぐに打ち解けた。
ただし、その言動は皮肉屋で軽薄そうな印象で、自分の事は最低限しか語らない。本人曰く、情報専門のフィクサーで、戦闘は不得手であるとのこと。
「それはそれで、これはこれ」というのが口癖。
今作で本格的に語られる都市について詳しく、箱入り娘だったアンジェラ(そしてプレイヤー)に様々な説明をしてくれる。
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警告 |
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以降、Library of Ruinaの決定的なネタバレを含みます。 |
- 経歴
その正体は「赤い霧」と同様、ハナ協会から「色」の称号を付与された伝説級のフィクサー「黒い沈黙」。
より正確にはその事実上の二代目。元々『黒い沈黙』の称号を持つのは妻のアンジェリカであったが、彼女が死した後に形見……黒い沈黙が使う手袋をとある目的の為使用していた結果『黒い沈黙』の名を冠する特色フィクサーの活動がアンジェリカの死後も報告されていた。
ちなみに下記の仮面には認識阻害効果が存在しており、其れも相まってローランがピアニストを討伐した光景が『黒い沈黙がピアニストを討伐した』という風に受け取られていた。
しかし彼がアンジェリカと同等に『黒い沈黙』としての戦闘能力を発揮できる事は間違いなく、故にローランはラスボスの一人『黒い沈黙』として扱われている。
さすがに赤い霧ほどの圧倒的な戦闘力はない様子だが、それでも並みのフィクサーでは歯の立たない図抜けた戦闘力を持ち、物語開始前に出現しフィクサーを含めた多くの人々を『芸術的に』殺戮したねじれ「ピアニスト」を単独で退治してのけている。
というか裏路地の五大組織である中指を壊滅状態にまで陥らせている辺り寧ろ『黒い沈黙』は戦闘力が特色の中でも最上位に位置している部類のフィクサーなのは間違いない。
全幻想体の収容違反に対応し、爪を二人同時に相手取って撃破し、瀕死の状態で嬲られている所から調律者に相打ちに持ち込めるという都市の実態が明らかになった今作でもしも流言したならば『寝言にしてももう少しマシな事を言え』と断ぜられる偉業を成した赤い霧の戦闘能力がよりおかしいだけである。
そんな彼の最大の強みは情報戦。
実際、素性の分からない謎の男でありながら、図書館に放り込まれてからあっという間にアンジェラを含む全員と仲良くなり信頼を勝ち取った社交性、そしてそこまでの過程で警戒の目を向けられなかった演技力は、プレイ済みの方なら容易に思い出せることだろう。
フィクサー時代はのっぺりとした真っ黒な仮面を被って活動していた。
それはフィクサーとして活動する以上は顔を知られない方が良いという育ての親である祖母からの教えであると同時に、都市の汚いことに加担している自分を見られたくないという自己嫌悪、羞恥心によるものでもあった。
かつてはチャールズ事務所というフィクサー事務所に所属しており、そこで当時の都市の星である案件「血染めの夜」の討伐を引き受けた際に、『青い残響』アルガリアの妹でもあった「アンジェリカ」と出会い、後に夫婦となってささやかながら幸せな生活を送っていた。
今のローランが仮面無しで居られるのも、彼女から教わった「それはそれ、これはこれ」という考えのおかげである。
しかし、その幸せも長くは続かなかった。
チャールズ事務所の同僚であったオリヴィエからの頼みで家を留守にしていた頃、当時住んでいた地区に都市で最悪の被害を出したねじれ「ピアニスト」が出現。
最終的に『黒い沈黙』…もといローランの手で鎮圧されることとなるが、その頃には既に身重であったアンジェリカは胎児諸共ピアニストの手で殺害されていた。
それからは狂ったように少しでもピアニストと関連の有りそうな施設および組織を襲撃して皆殺しにし、かつての同僚から「それだけ殺してしまえば何が何だか分からなくなるぞ!」と警告されてもそれは止まることはなかった。たとえ、その言葉通り自分が復讐したいだけなのか分からなくなっていたとしても。
そして、殺戮と酒に溺れる日々を送る最中、次元を渡る力を持つ「紫の涙」の提案に乗った結果「図書館」へと送り込まれて今へと至っている。
なお、ピアニスト…もとい「ねじれ」が都市に放たれたのは前作でのアンジェラの行動が原因。このため、ローランが探し続けていた敵討ちの相手はアンジェラということとなる。
自然科学の階以降の中層と哲学の階の完全開放はローランの上記の鬱屈した本音と対峙することになる。魔法少女ならぬ魔法中年とか誰得?
作中で黒い沈黙の力を取り戻した後は黒い手袋を身に着け、そこから取り出したと思わしき武器を使い分ける戦闘スタイルを取る。
回想では手袋を身に着け、剣(デュランダル)を除いた武器を振るっているのはアンジェリカであることや、青い残響もといアルガリアと対峙した際に「反吐が出る」と言われていることから、仕事道具であると同時に彼女の形見である様子。
余談だが、身元を隠して乗車したWarp列車で内部時間の約2千年で一般客室の乗客に精神修行を課し、そいつらと共にW社の整理要員を薙ぎ倒しR社が出動する羽目になった、という案件を起こした特色フィクサーはローランである可能性がある。尤も、Warp列車の仕様の為にローラン本人は自分が乗車したWarp列車内で何が起きたのか全く何も覚えていないのだが。
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