概要
ProjectMoonのマネージャー兼シナリオライターである지훈(ジフン)氏による連載小説。
現在42話まで公開中。
公式日本語訳は、ゲーム本編と同じくアマノケイ氏が担当しており、現在2話まで翻訳されている。
また、FANDOMのLibrary Of Ruina 攻略Wikiにて、有志による非公式日本語訳が公開されており、こちらは現在最新話の42話まで読むことができる。
ストーリー
白夜・黒昼以降、都市では人々が突如として怪物と化す現象「ねじれ」が発生するようになった。
主人公である探偵・モーゼスは、ある日から「ねじれ」を発現する前の段階から見ることができるようになる。
彼女は助手・エズラと共に、「ねじれ」を追ってゆく。
キャラクター
モーゼス
本作の主人公。48歳の女性で、セブン協会(情報収集専門の協会)所属の5級フィクサー。
ねじれを発現前から視認することができ、依頼を受けて様々なねじれを調査し、未然に防ぐ。
基本的には心優しいが、一線を超えて過剰に踏み込んでくる者には冷たい態度をとる。
喫煙者であり、いつも煙管を持ち歩いている。
エズラ
モーゼスの助手兼護衛役。28歳の女性で、3級フィクサー。
モーゼスとは幼少期からの付き合いで、戦闘技術は彼女から教えられた。そのためか、モーゼスには忠実で、強く信頼している。
明るく好奇心旺盛だが、それ故に度々トラブルを起こす。
武器マニアであり、様々な工房の武器を持ち歩いている。
世界像
- 都市
本作の舞台。「翼」と呼ばれる26の大企業が支配している。
翼の社員やその家族が住む高級住宅街の「巣」と巣と巣の間に血管のように張り巡らされた
「裏路地」で構成されている。
また、その周囲には「外郭」と呼ばれる無法地帯が広がっている。
- 白夜・黒昼
前作LObotomy Corporationの舞台であったLobotomy社の本社で発生した現象。
3日間強烈な光の柱が都市を照らし(白夜)、その後4日間暗黒に包まれることとなった(黒昼)。
白夜では、都市にいる誰もが希望のようなポジティブな感情を抱き、黒昼では、それ以上の絶望感を抱いたという。
これが起きて以降、都市全域で「ねじれ」が発生するようになった。
- ねじれ
人間が突然怪物に変化する現象。人々が持つ強烈な感情に由来し、精神状態によって進行度が増減する。
通常の人間は、ねじれが物理的に発現して初めて認識できるようになるが、モーゼスはその前段階
から視認が可能である。
例として、「人魚」の場合は下記のように進行する。
眼が魚のようになる → エラや鱗が出現していく → 上半身が完全に魚になる
(ここで一般人にも見えるようになる)
モーゼスによると、都市のほぼ全ての人間にねじれの兆候が見られる。
- 便利屋(フィクサー)
依頼を受け、様々な仕事を負う何でも屋。その内容は、迷子の猫探しから殺人、治安維持活動など
非常に多岐にわたる。
多くのフィクサーは翼などの企業や事務所に所属し、依頼をこなしている。
能力によって、「ハナ協会」から9~1級、特色の10段階でランク付けされていいる。
都市では非常にありふれた職業である。
- 協会
多くのフィクサーが所属する団体。分野ごとに12の協会が存在する。
その中でも、ハナ協会(ハナは韓国語の「1」)はフィクサーの免許の発行や事務所の設立許可、
ランク付けなどフィクサーに関する権限が集中している。
Library Of Ruinaとの関係性
基本的にはLibrary Of Ruinaとほぼ同じ時系列で進んでいる。
現在までの関わりとしては、ねじれ探偵第28話で図書館の名前がでた他、Library Of Ruinaの
オスカーのコアページのストーリーでモーゼス一行が登場している。
Limbus Companyとの関係性
5.5章、肉斬骨断にてモーゼス、エズラ共々Limbus Companyの1部署であるLCD(ねじれ専門の部署)で働いていることが判明。今後の活躍が期待される。
今後の連載について
2021年7月27日にジフン氏より、
「予想より多くの反応があった等の理由で一人で小説を執筆するべきではないと思った。ねじれ探偵を会社規模のコンテンツとしてゲーム化したい。」
との発表がなされた。リンク
このため小説としてのねじれ探偵の連載を中止することも明かされた。
ゲームとしてのねじれ探偵は現在開発中であるLimbusCompany完成後に開発をする予定とのこと。