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絞首刑の編集履歴

2012-01-01 15:06:07 バージョン

絞首刑

こうしゅけい

絞首刑とは、死刑の一種で、主に首を絞めることで死に至らしめる処刑方法。首を絞めるものであるが、窒息による死を目的とするものと、脛骨の破壊による死を目的とするものに別れる。後者は、頸部にかかる力が強い場合、頚部が切断されることもある。

絞首刑の種類

首吊りによるもの(窒息死目的)

縛り首の一種で、処刑対象者の首にロープなどを巻き、ロープの端を上部に固定させて落下させる、もしくはロープを引き上げて、処刑対象者の体重によりロープによる首への圧迫により窒息死させるもの。

首吊りによるもの(脛骨破壊死目的)

縛り首の一種で、処刑対象者の首にロープなどを巻き、ロープの端を上部に固定させて落下させその速度によって、ロープ終端において処刑対象者の脛骨を破壊するもの。

器具ガロットによるもの(窒息死目的)

柱の付いた椅子に処刑対象者を座らせ、柱の穴を通したロープ、もしくは柱の外周を回したロープで首を巻き、ロープを引く、もしくはロープを巻き取ることで首への圧迫を行い窒息死させるもの。

また、椅子や柱を伴わず、首絞め用ロープにロープ巻き取りのための道具(棒などの締め具)がついたものも、ガロットと呼ぶことがある。

器具ガロットによるもの(脛骨破壊死目的)

柱の付いた椅子に処刑対象者を座らせ、ロープで首を柱に固定した状態で、柱に設置されている棒状の突起物を押し出すことで脛骨を破壊するもの。また、予め突起がある柱に、突起部分を処刑対象者の首の後部を合わせてから、ロープを引くタイプもある。

その他の手段によるもの

ロープなどを処刑対象者の首に巻き、それを人や牛馬に引かせて絞め殺すもの。牛馬の場合、力があるため、脛骨骨折を伴うことがある。

逆さ吊りにした処刑対象者の首にロープを巻き、そのロープに重しを乗せたり人が乗ることで縊死させるものもある。


絞首刑の問題点

頸部が切断される問題

脛骨破壊による死亡を目的とした首吊り刑の場合、体重と落下距離の関係を誤ると、頚部が切断されてしまうことがある。また、頚部の強度なども関与するため。処刑方法として首吊りを選択している各国にて(日本でも)頚部切断事故が発生している。

体重と落下距離についての英文サイト;外部リンク

重量過多と軽量の問題

処刑対象者の前提を大きく越える体重場合、ロープがその重さに耐え切れず、切れることがあるため、ロープの材質及び落下距離の調整が必要になる。また、あまりに軽い場合、例えば子供などを脛骨破壊目的の首吊処刑する場合、相当の落下距離が必要になることがあり、重りを付けて処刑することがある。

失禁と脱糞の問題

斬首断頭や射殺などの他の処刑方法とは異なって、衣類についての損傷はないと思われるが、失禁や脱糞、処刑前の恐怖からくる嘔吐などによって、使い回しはできない。そのため、他の処刑と同じく、裸体で執行する場合もある。また、中世近代までは、貴族などは処刑執行前に排便排尿を促すこともあった。

脛骨破壊に対する失敗の問題

首まわりの筋肉などが発達している処刑対象者の場合、脛骨骨折目的の首吊り刑に失敗し、最悪、窒息死までの時間が異常に長くかかる場合もある。この場合、国によって「処刑中止」「重しを付けて処刑を速やかに終わらせる」など対応が異なる。米国ではその失敗があったため(処刑失敗で死刑免除という法がある)、一部の州で、より確実な薬物処刑に変更した経緯がある。

絞首の目的

絞首刑の目的は、前述の通り、「窒息死」「脛骨破壊死」のふたつになる。窒息死にも大まか二種類あり、「気道閉塞による窒息死」「頸動脈圧迫による血流低下/停止による脳障害から脳死を招くものにわかれる。前者の気道閉塞は技術的に難しい面があるため、一般には後者の頸動脈圧迫を目的としている。中世の中国及びスペインにおいては、気道閉塞を行う処刑方法があったが、今は採用されていない。

関連イラスト

別名・表記ゆれ

絞殺刑 縊死刑 縊首刑 絞死刑 扼殺刑

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首吊り 絞首 エロ処刑 処刑 絞殺

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