概要
1980年初頭、KBP精密機器設計局によって開発された、口径30mmの航空機関砲である。
多くの第二次世界大戦後の航空機関砲は、リボルバーカノンやガトリング砲などの方式をとっているのに対し、本砲はボフォース40mm機関砲等と同じ、垂直鎖栓装置とラマーを、反動を利用して稼働させる方式をとっている。
この方式ではショートリコイル式に比べ構造が複雑になる代わりに、重量を抑える事ができ、本砲の本体重量が50kgと、西側諸国の機関砲より非常に軽量なのは、その所以である。
性能
射程
空対空目標に対する有効射程距離は200~800m、地上目標に対する有効射程距離は1200m~1800mとされている。
空対空目標に対する攻撃力
30mm砲弾を発射が可能というだけあり、弾丸の破片は、炸裂地点から200m以内の航空機を損傷させるという絶大な威力を持っている。
発射速度
発射速度は最大で毎分1800発であり、GAU-8 30mmガトリング砲と比べかなり遅いが、30mmADEN砲より早い発射速度を持っている。