赤馬零王『控えろドクトル。お前ごときが榊遊矢に勝てると思うな』
ドクトル『勝てない!?あなたはこの天才科学者ドクトルに不可能があるというのですか?僭越ながら私の頭脳はアカデミア一であると自負しております。私がパラサイト・フュージョナーを開発したのはリアルソリッドビジョンの可能性を追求するため…あなたも同じ科学者ならおわかりになるはず。そこに挑戦すべき研究テーマがあるならどこまでも突き詰めてみたいと思うのが…』
赤馬零王『そうだ。私もかつて同じことをした。自分の興味の赴くままリアルソリッドビジョンに命を与えようと…その結果悪魔の誕生に手を貸してしまった。君の考えは危険だ』
概要
「お前ごときが榊遊矢に勝てると思うな」とは、『遊戯王ARC-V』第127話「リバイバル・ゼロ」にて、自身の作ったパラサイト・フュージョナーの呪縛を自力で破った榊遊矢に対して知的好奇心を刺激され、彼にデュエルを挑もうとしたドクトルを制し、デュエルの機会すら与えずドクトルをカード化した際に発したセリフである。
基本的にこれ単体では特にこれと言ってネタになるような要素もなく、普通に「相手の力量を認めつつ、かつて自身の知的好奇心が招いた過ちを重ねて部下を慎める上司」としか取れないのだが……
ネットスラングとして
当時の遊戯王ARC-Vは批判意見が多く、ニコニコ大百科にてアンチ記事が作られたことも燃料となって、ヘイト消費同然に炎上した。
悪名高いARC-Vアンチ、通称「祭壇民」の悪行の一つとして、遊戯王と全く関係ない作品の話題に割って入り、自分たちのほうが酷い目にあったと上から目線でイキリ散らす「出張荒らし」が問題として語られている。
その出張荒らしにおいて、「~ごときが~~に勝てると思うな」(前者に出張対象作品の批判対象、後者にそれに対応するARC-Vの批判対象)という台詞は非常に汎用性が高かったようで、「いくらクソみたいな作品でもARC-Vに勝てる訳ねぇよ」という意味合いでネタ厨を中心に、他作品のファンやアンチに対して用いられることとなった。
ただし、「いくらクソみたいな作品でもARC-Vに勝てる訳ねぇよ」というのはあくまで祭壇民の主張であり、遊戯王に対し思い入れのない人間からすると「知らねぇよ。それに遊戯王と比較してこっちをごとき呼ばわりとか何様だ」と不満を共感してもらえるわけがなく、不快と反感のみ買われてしまう点は留意すべきと言える。
結果、現在は発言者である赤馬零王の台詞というより、遊戯王ARC-Vこそがワーストでなければ気がすまない遊戯王厨が用いるネガティブなネットスラングとして独り歩きしてしまったと言える(ニコニコ大百科においても目に余ったのか、同名記事にてネットスラングとしての意味が記述されている)。
関連タグ
身の程知らず 井の中の蛙大海を知らず:ドクトル、赤馬零王、祭壇民、いずれにも言えることである。
「お前ごときが魔王に勝てると思うな」:このセリフが元ネタ。祭壇民としてARC-Vネタで盛り上がっていた勢いで名付けたとのこと。