ドクター、あなたを待っていたの。ずっと、ずっと長い間、どうして、ここで、あなたを待っていたか、忘れてしまうくらい……でも、そんなこと、どうでもいいの。もうどうでもよくなったの。
概要
濁心スカジとは、タワーディフェンスゲーム「アークナイツ」のキャラクター。
周辺の味方にHoTとステータスバフを展開することに長けた★6補助オペレーター。
スカジの異格(同じキャラクターの別の姿)オペレーターであり、彼女のIFの世界線での姿でもある。
プロフィール
レアリティ | ★6 |
---|---|
陣営 | エーギル |
性別 | 女性 |
職業 | 補助 |
戦闘経験 | - |
出身 | エーギル |
誕生日 | 3月7日 |
種族 | 非公開 |
身長 | 166cm |
鉱石病 | 非感染 |
絵師 | alchemaniaC |
声優 | 佐藤利奈 |
個人履歴
今後もし現状のまま進んでいけば、誰も彼女が「何」であるかを気にする者さえいなくなる。問題はスカジがどうこうの話ではない。そもそもたった一人に何かを変えるほどの力はない。私が言いたいのは、このような生理的状態、そしてこの類の生物性物質が示した最終状態は、我々の社会、歴史、科学においてすべての物差しを意味のないものとしてしまう可能性があるということだ。我々の粗末な医療研究環境が少しでも役に立ってくれれば……
(本人のプロファイルより引用)
人物
赤いドレスを着こみ杖のようなものを携えた、スカジと同じ容姿をした女性。歌うような声音でささやき、ドクターを自分と同じものにならないかと誘う。その実態は、スカジが己の中に埋め込まれていた海の怪物に取り込まれ、怪物そのものと化した姿。
スカジを含むアビサルハンターたちは、作中世界の脅威である海の怪物たちに対抗するべく、その怪物たちの血を取り込んで生み出されている。紆余曲折の末、最終的にその血に取り込まれ、アビサルハンターが狩るべき海の怪物そのものと化してしまった姿が、濁心スカジである。
彼女はスカジによく似ているが、スカジではない。彼女は生きているように見えるが、その実生きているように見えているだけである。
濁心スカジが生まれた世界では、陸地は海の怪物たちに蹂躙されており、ロドスは壊滅しケルシーもアーミヤも死んだ。ドクターは濁心スカジを憎んでおり、彼女を絞め殺すことを考えたが、果たしてそれで殺せるのかどうか、そもそも首を絞めて窒息するのかどうか疑問視し、断念している。
それほどまでにドクターに憎まれても、濁心スカジはドクターの傍にあり続け、自分たちと同じ海の怪物にならないかと誘い続けている。
性能
ソラと同じ、自分の周囲にHoTとステータスバフをまくタイプの補助オペレーター。
★6相応にスキルが強化され、周囲の味方のダメージを肩代わりしたり、攻守のステータスを著しく強化したり、敵に確定ダメージをばらまいたりと、戦局を有利に導くことができる。
特にS2、S3の攻撃力バフが強力で、エクシアのような低攻撃力・手数型の狙撃オペレーターの地位を大きく押し上げた。
来歴
SideStory「潮汐の下で」と同時に開催されたリミテッドスカウト「祭」にて実装された限定キャラクター。
普段の黒衣大剣のスカジの装いとは大きく変わり、赤いドレスに杖を携えた格好になっているが、これはイベントの中で、スカジがイベリアの街に向かおうとしたところ、賞金稼ぎの格好で向かうのは危険だと馴染みの情報屋の男性に諭され、琴と一緒に借り受けたもの。
つまり、イベントストーリー中のスカジは濁心スカジと同じ格好をしているが、単に格好が同じというだけで中身は我々のよく知る普段のスカジそのものである。
実際イベントストーリー中でも普段のコミュ障ぶりと脳筋ぶりを遺憾なく発揮している。
濁心スカジの方は、深海の脅威に陸地が蹂躙されたバッドエンドの世界におけるスカジの姿。
もうちょっと正確に言うと、スカジの外見そのものだが中身は別物で、呼吸はふりをしているだけだし血も流れていない。もはや生物なのかすら怪しい。
濁心スカジの世界ではロドスは壊滅しケルシーもアーミヤも死に、ドクターの心は腐り果て濁心スカジだけが傍にまとわりついている。
なにかと暗い話の多いアークナイツの世界だが、濁心スカジが生まれた世界線はその極北といえよう。