キララ(風来のシレン)
きらら
「よし 私のカレシはあのコにきめた!」
概要
シレンが劇中で最初に出会うキャラクター。
チュートリアルのダンジョンである「小さな谷」を抜けた先でトラバサミのワナにかかって動けなくなっていた女の子。
シレンに助けられ、コッパに薬草を渡されるも、人間の世話にはならないとそれを跳ねのけて逃げてしまう。
助けて損した気分になったコッパはそのままシレンと共に先を急ぐことになるが、彼女はその後ひっそりと投げた薬草を拾いに戻ってはシレン達の後姿を見ながらひっそりと感謝の気持ちを呟いている。
その正体は本作の舞台であるナタネ村を定期的に襲いに来る鬼族の親分の1人娘。
人間を嫌っており、冒頭での態度もそれが原因であるのだが、シレンに助けられたことをきっかけに人間に興味を持つようになる……と言うかシレンにベタ惚れするようになり、以降は敵対する種族でありながらもシレンの仲間になることを決意する。
なお、罠にかかったのが鬼の苦手な満月の夜の日であることから、キララにとってシレンは命の恩人であることが分かる。
実質本作のヒロインのような存在であり、劇中で幾度となくシレン達と関わることになる。
容姿
紅い髪にバレッタのような形の兜を被った褐色肌の女の子。頭部に生えている二本の角を除けば人間らしい見た目をしている。
某電撃技が得意な鬼娘の如くビキニスタイルとかなり露出度の高い服装をしている。と言うか設定資料における没案にはその鬼娘に似たビキニを着た女の子と言うデザインだったりした。
性格
初登場時こそ男勝りな口調であったが、本来は普通に年頃の女の子らしい性格をしている。
故に「困ったふりをして父親である鬼親分を呼び出す」という鬼族のユニークな伝統行事については、付き合ってはいるもののそれをバカバカしく思っている。
尤も親子関係は良好であり、鬼親分はボーイフレンドが出来たと知ると紹介しなさいと快く受け入れており(しかもそれが鬼族の敵であると知ってなおキララの目の付け所を褒めている)、キララ自身も父親の教えである「心を広く持て」に従って行動している。
当初は鬼族らしく壊すことや悪さをすることが楽しいことであるという認識で、人間を嫌ってこそいたが、シレンと出会うことで次第にその考えが変わっていく。
シレン達が城を作り始めたと知ると、建設作業中のシレン達の元にやってきて、その様子を観察するようになる。
なお、ナタネ村に忍び込んでも誰も彼女が鬼だと気づかない様子から察するに、彼女自身はナタネ村の襲撃には関わっていないようである。
惚れた相手にはとことん尽くすようで、満月の夜は鬼にとって毒であると知りながらも満月の夜に開催されるお祭りにシレン達と行くことを決意する。
結果的に次の日は寝込んでしまったのだが、ガラハ一味がシレン達をワナにかけようとしていることを察しては、体調が悪いのにも拘らず出かけては窮地に陥ったシレン達を助けてくれたりもした。
ゲームをやりこんでいると忘れられがちになるかもしれないが、祭りのイベントはなかなかの名場面である。
最終的にシレン達は鬼ヶ島に乗り込んで決着を付けようとするのだが、その際も構わず味方として協力してくれる。何とも健気な子である。
能力
最初に出会う仲間であるが、加入は最後になる。出自の関係上クリア前はダンジョンの1~2F辺りを巡回しているところを話しかけることでその冒険に連れて行くことが出来る。
鬼ヶ島攻略時は1Fをクリアすると自動的に仲間になってくれる(他の仲間はダンジョンを散策中に話しかけることで加入できる)。
鬼ヶ島クリア後は他の仲間と同様にナタネ村の中で話しかけることで連れて行くことが出来るようになる。
一直線上を走る炎を吐いて敵を攻撃する遠距離アタッカー。無論どこぞの弓矢使いのようにシレンや仲間に向かって誤射することは決してない。
本人も炎に完全耐性を持っており、火柱やドラゴンの炎を無効化することが出来る。特に鬼ヶ島の難敵であるドラゴンの炎を無効化できるのはありがたい。
一方で炎に耐性を持つ鬼系モンスターは鬼親分だけなので、鬼ヶ島に出て来る鬼系モンスター相手に不利になることはない。
炎は固定ダメージとなっており、レベル1の時に10ダメージで、レベル40の20ダメージが最大火力となる。せめてもう少し上げても良かったように思えるが……
メインシナリオ上では十分活躍できるが、流石に「あかずの間」でキララを連れて行くのは厳しい。
一応無暗に接近しない分生存率は高めだが、それでも接近戦は苦手。彼女を連れて無事にクリアするには相当の愛が必要となってくるであろう。