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迷彩服の編集履歴

2012-01-23 22:25:28 バージョン

迷彩服

めいさいふく

迷彩服とは、主に各国の軍隊で使用される戦闘服(BDU)の一種である。 その名の通り生地に迷彩柄が織り込まれている。

視認性を低下させる事が目的なので、場所ごとに迷彩の配色パターンが違う。

例えば山林などでは緑・茶・黒の迷彩柄、雪原や都市部では白・灰色・黒の配色になったりする。

不適切な配色の迷彩服を着用すると却って目立ってしまう。


軍用に限らず、アウトドア系のアイテムやファッションに迷彩柄が用いられる場合があるが、迷彩服といえば戦闘服に迷彩柄が施されたものを指す



代表的な迷彩(迷彩服)


UCP

2005年ごろから米陸軍で配備が始まった全地域型迷彩。

グレーを基調としたカラーリングで、周囲に溶け込むというよりは人の視覚印象に残らない効果を追求した配色である。

マルチカムにおされて数が減ってきてはいるが、ストライカー旅団のように変更する予定のない部隊はまだ多くあり、州兵も使っていることから全面廃止はおそらく先となると思われる。


・マルチカム

2000年代初頭に米陸軍の迷彩服パターン選考に参加したものの、採用されずに主に民生用として販売されていた。さまざまな地形に対応でき、グラデーションが配されている。

アフガニスタンに派兵している兵士向けに採用され、OCPと呼ばれるパターンとなっている。

イギリス陸軍やグルジア陸軍でも同パターンが採用されている。


・AOR1(DIG2)

デジタルパターンの砂漠用迷彩。

同じ砂漠向けデジタルパターンであるデザートMARPATとはパターンが違う。

U.S.NAVY SEALs(アメリカ海軍特殊部隊)で運用されている。


・MARPAT

ACUのようにデジタル迷彩の一種だが、採用したのは米海兵隊。

カラーもACUとは異なり、茶・黒・緑とウッドランド迷彩のようなカラーリングである


・迷彩Ⅱ型

旧迷彩に代わって1992年に陸上自衛隊に採用された迷彩で、海上自衛隊や航空自衛隊の一部部隊も使用している。日本の森林山野にマッチする配色で旧迷彩よりも大幅に性能が向上している


・Flecktarn

第二次世界大戦後の新生ドイツ連邦軍が採用した迷彩で、迷彩Ⅱ型に似た迷彩だがドットの配置パターンやカラーリングが異なる


・ウッドランド

米軍がベトナム戦争後に製作した迷彩。

熱帯地域での使用を意識して作られたが、優れた汎用性で類似の迷彩パターンが各国軍に採用されている。主に森林地帯での使用に適している


・タイガーストライプ

ベトナム戦争あたりから登場した迷彩。

原型はフランスのリザード迷彩を参考に生み出されたといわれる。

ベトナム戦争間にアメリカ軍(一般部隊ではなく、グリーンベレー・レインジャー・LRRPなど特殊な任務を遂行する部隊)が使用したといわれている。

ベトナム戦を模したサバイバルゲームなどで使用者を見かけることができる

米国空軍がUCPのようにデジタルパターン化したタイガーストライプを採用しており、使われている服はABUと呼ばれる。


・フローラ

80年代以降ごろからロシア軍が使用している迷彩パターン。各国に似たような迷彩が存在する。ロシア軍では一般部隊から特殊部隊まで幅広く使用している

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