概要
アプリゲーム『Fate/Grand Order』のメインシナリオの一つである『屍山血河舞台下総国』のサブタイトルであり、本記事ではゲームを元とした、同作のキャラデザイン担当者の一人である渡れいが作画を担当するコミカライズ版について解説する。
WEBサイト・アプリ「マガジンポケット」にて2019年1月29日から配信されており、現在も連載中で毎月1~2回を目途に不定期で更新される。既刊は5巻。
2021年以降から、掲載ペースが1年に一度か二度程と急激に落ちているが、これは作者の渡先生がFateシリーズの別作品に携わっていたためである。
そのため第5巻の発売は、第4巻の巻末にある発売予定期(2022年春)から大きく遅れ、なんと2年後(2024年6月)となった。
特徴
主人公の性別は女性で、本作ではシャドウサーヴァントを呼び出して戦うかたちとなっており、魔術礼装は当初では初期装備のものだけであったが、後にカルデアから送り込まれた風魔小太郎が持ってきたダヴィンチの発明品により、他の礼装の能力も使用できるようになる。
ストーリーの流れは概ね同様であるが、色々と脚色が加えられており、あまり詳細に描かれなかった部分が補完されている面がある。
また、原作ゲームでは登場しなかったカルデアの面々や、英霊剣豪と関わりある人物が回想で描かれ、モブだった人物がしっかりとキャラ付けされていたりしている。
主要人物
主人公一行
宮本武蔵(みやもと むさし) | 藤丸立香(ふじまる りっか) |
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本作の主人公の一人。その名の通り二刀流の大剣豪・宮本武蔵その人だが、正史と異なり女性であり、様々な次元を渡り歩いている風来坊。 | ご存知『FGO』の主人公で、本作では女性。人類を滅亡の未来から救った後、夢に落ちるように江戸日本へ転移し、以前に出会った武蔵と再会する。 |
おぬいと田助(おぬいとたすけ) | 千子村正(せんじ むらまさ) | 風魔小太郎(ふうま こたろう) |
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武蔵と立香が迷い込んだ世界で初めに出会った姉弟。両親を亡くしており、山奥の里にある庵で村正と共に暮らしている。 | 武蔵や立香が現れる以前に下総国に召喚されたサーヴァントで、妖魔から村人を助けた縁で庵に住んでいた。 | 立香が所属する歴史を守る魔術師の組織・カルデアから送り込まれたサーヴァント。彼だけが転移に成功し、力が回復した後に戦いへ加わる。 |
英霊剣豪一味
妖術師(ようじゅつし) | リンボ |
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聖杯を使って江戸日本に妖魔を蔓延らせ、各地で殺戮を繰り返す英霊剣豪を従えている異変の元凶。悪魔・サタンを崇拝している。 | 英霊剣豪の一角である変異サーヴァントのキャスター。呪術師のような風貌の大男。 |
エンピレオ | 黒縄地獄(こくじょうじごく) | 衆合地獄(しゅうごうじごく) |
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英霊剣豪の一角である変異サーヴァントのセイバー。全身を厚いマントで覆っている剣士。 | 英霊剣豪の一角である変異サーヴァントのライダー。鎧武者姿をした長身の女性。 | 英霊剣豪の一角である変異サーヴァントのバーサーカー。露出の多い衣装をした鬼の少女。 |
プルガトリオ | インフェルノ | パライソ |
英霊剣豪の一角である変異サーヴァントのランサー。僧兵の姿の男性。 | 英霊剣豪の一角である変異サーヴァントのアーチャー。鎧武者の姿をした白髪の女性。 | 英霊剣豪の一角である変異サーヴァントのアサシン。奇抜な衣装をしたくノ一。 |
佐々木小次郎(ささき こじろう) | ||
一味が用心棒として雇っている剣士。サーヴァントではなく生身の人間。 |
主人公に召喚されたシャドウサーヴァント
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元ネタ︰柳生十兵衛七番勝負