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柳生十兵衛七番勝負

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やぎゅうじゅうべえななばんしょうぶ

2004年に発表された津本陽の小説及びそれを原作としたNHKで放送された時代劇シリーズ。主演は村上弘明。

ここでは主にドラマシリーズについて述べる。

ドラマ概要

『痛みのある殺陣』をテーマに真実味のある剣豪同士の闘いを描いた時代劇。

2005年放送『柳生十兵衛七番勝負』

(以下『無印』と表記)

全6回。

2006年放送『柳生十兵衛七番勝負 島原の乱

(以下『島原の乱』と表記)

前作の好評を受けて制作された第2シリーズ。全7回。内容はオリジナルストーリー。タイトル通り、島原の乱を中心に描かれている。

2007年放送『柳生十兵衛七番勝負 最後の闘い』

(以下『最後の闘い』と表記)

完結編として制作された第3シリーズ。全8回。前作と同じく内容はオリジナルストーリー。前作の島原の乱から8年後の話で、正雪が慶安の変で決起するまでを中心に描く。

主な登場人物

主要人物

主人公の言わずと知れた大剣豪。柳生家嫡男。『最後の闘い』で妻・るい(牧瀬里穂)をめとる。

柳生家の家臣。伊賀の忍。

柳生家の家臣で寛平の甥。同様に伊賀の忍。

十兵衛の弟。

シリーズ全編を通しての宿敵である軍学者。各シリーズの黒幕の参謀として暗躍する。紺屋の倅であることにコンプレックスを持ち、武士よりも武士らしく振る舞おうとする。

十兵衛の父。『最後の闘い』序盤の時点で亡くなっている。

『無印』主要人物

駿河大納言徳川忠長の元剣術指南役で幕府転覆計画の中心人物。忠長が自害に追い込まれたことにより浪人になる。

『島原の乱』主要人物

大納言。『島原の乱』の黒幕で宗矩らを失脚させようとする。

一揆の首領として祭り上げられたキリシタンの少年。

老中。超小心者。

『最後の闘い』主要人物

紀州徳川家の当主。

十兵衛の母。柳生の里から離れている。

余談

  • 柳生十兵衛は史実では慶安の変が起こる前に死亡しているが、このドラマでは『最後の闘い』第一話で十兵衛は刺客である母の従者と戦っている最中に別の刺客に襲われ、谷底に転落して死んだという嘘の情報を流す作戦という扱いになっている。
  • 『最後の闘い』で正雪が兄に徳川頼宣将軍につけ、自らは鎌倉幕府北条氏の例に倣い執権として動くという夢を語るシーンがあるが、彼を演じた役者が役者だけに「このセリフを言わせたいがためにキャスティングされたのか」と一部の視聴者の間でネタにされた。

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