ウツボ姫
うつぼひめ
「そもそも配下である四十七人の男衆を集めるのに、気に食わないものは殺したり、食ったりしたからのぅ?ひとつひとつ憶えてなんかいられないわえ?」
概要
ゲーム『天外魔境JIPANG7』の登場キャラクター。根の一族の幹部「四天魔王」の一人で白銀城の城主。火の勇者松虫の因縁の敵。
妖艶な魅力を持つ美女だが、変身後は巨大なウツボカズラに似た食人植物になる。しかし、元々は変身後の姿が本来の姿であり、普段の姿は本人曰く「ヨミ様から人間の女の姿を与えられた」とのこと。
凄絶とも言える妖艶な魅力は人間のみならずあらゆる生物を、しかも性別関係なく魅了し意のままに操る。ウツボ姫の直属の部下には、その魅力に抗えず虜となった美麗な者のみを集め結成された部隊があり、ウツボ姫のどんな無茶な命令でも喜んで遂行する。
ウツボ姫は火の一族の戦士だった松虫の恋人を気に入るが、彼はウツボ姫の力に屈することもなく、いかなる誘いにも乗ることはなかった。ウツボ姫は松虫に怒りを向けて殺そうとしたが、松虫の恋人がウツボ姫の攻撃から松虫をかばって死んでしまった。そのため、松虫は自分が戦士となり、ウツボ姫を倒そうとするが、苦戦を強いられてしまう…。
気に入らない者は容赦なく殺そうとするなど、冷酷で傲慢な性格。一人称は『わらわ』。
髑髏譚では
『天外魔境I・II架話 髑髏譚 -SKULL TALE-』に名前のみ登場。カズラ姫という名前で、菊五郎の先祖にあたる女性。千年前のネの将軍であり、紀伊の熊野にあった木々の城の城主をしていた。カズラ姫の血を引いている菊五郎は植物を操る能力等、彼女の性質を受け継いでいる。
余談
配信動画で、菊五郎の先祖カズラ姫はウツボ姫であることが明かされていて、あだちひろし氏は「(植物なのだから海の生物を連想する)ウツボじゃないだろう」と語っている。小説版で登場するかもしれないが、『性格やビジュアルが小説版では変わる可能性もあります』とのこと。