概要
架空の現代日本において怨霊や妖怪を退治する霊能力者達を描いた和風伝奇ノベル。
「魂響~たまゆら~」(以後、無印版と呼称)発売後、関連作として本編とはキャラデザ以外共通点はないアナザーストーリー版の「魂響~陵辱side~」、プレイステーション2への移植版で性描写の削除及びストーリーの大幅変更を行った「魂響~御霊送りの詩~」、御霊送りの詩をベースに追加シナリオ及び性描写を追加したPC版の「魂響~円環の絆~」(以後、リメイク版と呼称)が発売された。
あらすじ
夜に紛れて怨霊や妖怪が徘徊する架空の現代日本。その怨霊や妖怪を駆除するために暗躍する霊能力者「霊狩人」。
その霊狩人の家系である秋月家に生まれた「秋月冬馬」は、義妹ながら兄よりも優れた力を持ち、秋月家の当主を務める「かすみ」、甘えん坊ながらかすみと同等の力を持つ実妹「那美」の兄妹三人で暮らしていた。
そんなある日、「鬼」という妖魔との戦いで冬馬とかすみが負傷し、鬼の剣が那美を貫いたことが大きな転機が訪れる。
登場人物
- 秋月冬馬:主人公。二人の妹に比べると霊狩人として劣っているが、妹達を含め多くの人に好かれている。無印版ではいいところがなかったが、リメイク版では覚醒し、強力な力を得る。
- 秋月かすみ:義妹。秋月家の傍系の生まれだが、引き取られた後はそのしっかりした性格と優れた力で当主を務める。那美とともに無印版とリメイク版以降でキャラが大きく異なる。
- 秋月那美:実妹。甘えん坊で楽観的だが、霊狩人としての力は兄を凌ぎ、かすみと同等以上。かすみと同じく無印版とリメイク版以降でキャラが大きく異なる。
- 九重真咲:秋月家と同じ霊狩人を務める双子巫女姉妹の姉。妹に比べると大人っぽい。
- 九重真散:秋月家と同じ霊狩人を務める双子巫女姉妹の妹。冬馬に恋心を抱いている。
- 逢坂藍:冬馬の幼馴染で一般人
- 逢坂紅:容姿が女性に見えるが藍の兄。
無印版とリメイク版の差違について(多少ネタバレのため注意)
無印版では那美以外のヒロインの扱いが悪いうえ、主人公も覚醒せず、妹たちの真相を知ることもなかったが、リメイク版ではその点が改善された
(ただし、リメイク版ではかすみと那美の立ち位置が逆転したことで、那美の扱いが大きく悪化してしていることに注意)