概要
「グランツーリスモ」シリーズでは一部のタイトルを除いて最初のクルマは初期資金の中から好きな車種を購入するのが恒例となっているが、「グランツーリスモ6」では強制的に「ホンダ フィット RS'10」を購入させられてしまう。
恐らくシリーズ初心者や実在する車種に詳しくないプレーヤーが詰むのを防ぐ意図があると思われるが、歴代作の経験のあるプレイヤーからすれば非常にお節介な仕様であり、概ね不評であった。
「ネタ」として
6発売から7年後の2020年、レースゲームのプレイ動画を中心に投稿する朝倉ナットオ氏がこの仕様に着目し、当該フィットRSでエンディングを目指す動画シリーズを投稿する。
実際のレースで行えば大事故どころでは済まないラフプレーやショートカットを駆使し、強引な戦法で格上のライバルをねじ伏せ勝ち進んでいく朝倉氏のプレイや巧みな編集もあったからなのか動画は徐々に話題を呼び、最盛期には1パートあたり40〜50万回も再生されるヒットシリーズとなる。
そして動画内でもたびたび「まずはホンダ フィット RS'10を購入してみましょう」というメッセージをネタにしていたため、発売当時プレイヤーを困惑させたこのメッセージは一躍ネタとして一部のファンに愛されるまでになった。