概要
『愛と勇気とかしわもち』『いりす症候群!』などで有名なカタテマが制作した、シンプルで楽しいRPGである。
『おもしろエンカウントシステム』『なんでも装備システム』『全滅履歴』といった、独特のシステムが特徴。
ストーリー
未完の物語『魔王物語』が誕生した『島』を探索し、物語の結末を探し出す。
そこにたどり着く過程は、プレイヤーに委ねられている。
直接語られない設定が多く、漠然と本編を進めるだけでは解りづらい内容も多い。
登場人物
ネグラの住民
ヒマリ
このゲームの主人公。女性。
ストーリー上でのセリフはごく一部の場面を除いて全く無いが、アタッカー向けのステータスや習得スキル、
プレイヤーが取りがちな行動(主に全滅につながる行動)などから、
プレイヤーの間では「漢らしい」「好奇心旺盛」などと言った性格付けがされる傾向がある。
ゲームの舞台である『島』出身。
ルドルフ
このゲームの準主人公。『魔王物語』の第三章を所有している。
無口かつ無表情で人見知りの激しい少年。見た目と裏腹に超アウトドア派。
好物はネズミで、彼の部屋には「ネズミの丸焼き」のレシピが落ちている。
最初は頼りないが、レベルが上がると強力なスキルを扱えるようになる。
攻撃範囲が狭いのでエンカウントにおける立ち回りが重要。
余談だが、序盤はヒマリより体力や攻撃力が低いことや、とあるスキルを覚えることから、
ファンからは「ルドルフ可愛いよ。ルドルフ。」などとネタで言われてることがある。
エルオントナナ
とあるダンジョンでゲストキャラとして加入する女性。
『魔王物語』の第一章を所有している。習得スキルは彼女の想いが、装備は彼女の境遇がそのまま表れている。ハッピーエンド至上主義。
ヒクグモ
エルオントナナ同様、あるダンジョンでゲスト加入する男性。
住所不定無職、特徴的な仮面は新聞紙製。『魔王物語』の第二章を所有している。
『悪』について独特の美学を持ち、それはスキルにも表れている。
アーロンアーロン
ショップの店主。売り物は拾い物。
ゲームを進めていくと、彼による『魔王物語』の結末についての考察メモを読むことができる。
とある人物が吐く彼への暴言は必見。
レーラリラ
冒険の拠点となる「ネグラ」の管理人みたいなことをしている女性。
服装や言葉使いから育ちの良さを感じさせるが、本性は……。
彼女のものとおぼしき「髪の毛」というアイテムはレアかつ優秀な装備品。
彼女の苦悩が垣間見えるイベントもあるが、よっぽど曲芸的なプレーをしない限りは見られない。
モール
「ネグラ」の奥で壁を掘っている男性。
「モール」という名は本名ではない。アイリッツ(後述)に剣を教えていたらしい。
『魔王物語』の関係者
ハロルド・ディスター
『魔王物語』の著者。
晩年を『島』で過ごし、『魔王物語』を執筆するも、完成を目前にして死亡してしまう。ツンデレ。
アレス
『魔王物語』の第一章の主人公・セラのモデル。
ハロルドとヒマリ、そして『魔王物語』に浅からぬ因縁がある。
大陸において英雄と呼ばれる人物だが、実はたいへん茶目っ気のある性格をしている。
設定上は僕っ娘の女性らしい。
アイリッツ
『魔王物語』の第二章の主人公・ツィーリアのモデル。
義賊まがいのコソ泥。ヒクグモの『恩人』。『魔王物語』がルドルフ・ナナ・ヒクグモの手に渡るきっかけを作った人物でもある。
彼の使っていた剣は何故か売り物として店に並んでいる。
フロドナ
『魔王物語』の第三章の主人公・ランドルフのモデルで、ルドルフの育ての親であり名付け親。寒村出身の冒険者。
?????(三人目)
ある条件を満たすと加入するパーティキャラ。
三人目の最終パーティキャラであること、ステータス画面等での顔グラフィックが黒く塗り潰されていることなどから、プレイヤーの間では『三人目』『■』と呼ばれている。
特定のダンジョンでしか参加できない名無しのキャラクター。
さらに特定の戦闘において条件を満たすと顔と名前が表れ、能力値なども変動する。イケメン。
所持スキルや装備からヒクグモと何らかの関わりがありそうなのだが、詳細は不明。
そもそも彼が何者なのかということ自体がファンの間でも解釈が大きく分かれている。
その他
ゼルヒ・エルオント
『賢王』『英雄』と呼ばれた人物であったが、流行り病に侵され発狂し、暴君となった。
ゲーム中でヒマリが彼と直接対峙することはないが、物語の様々な所で彼の存在が影響しているほか、登場人物のほぼ全員に何らかの因縁がある。
関連したイラスト
『魔王物語物語』のほか、略称である『まもも』及び制作元である『カタテマ』タグで検索すると見つかる。
関連タグ
外部リンク
カタテマ(作者公式サイト)
まもも同盟(ファンサイト。公式からリンク有)