CV:佐藤利奈
概要
ボッス王国の王妃。ボッスの後妻でダイダの実母。ボッジにとっては継母にあたる。
見た目は金髪碧眼で巨乳の美女だが、気が強くヒステリックな性格の持ち主。
彼女の事を初めて見たカゲからは『ヒステリックボインババア』というあだ名を付けられた。
継子のボッジに冷たく当たり、実子のダイダを次期国王にしようと目論むなど、意地悪な継母らしいキャラクターである。
かと思いきや、実際にはとても心優しい女性。
ヒステリックな性格や言動も、病床に伏せるボッス王の代わりに為政者の代表として政務を取り仕切り、国や人々を想うが故の不器用さの裏返しである。
実子のダイダに対してはもちろん、表向きには冷たく当たっているように見えるボッジにも、継子であることなど関係無く分け隔てない愛情を注いでいる。
特に非力なボッジを放っておけない過保護すぎる一面もあり、極力危ない事をさせたくないが故に旅に出たいというボッジの希望を一時却下するなどもした。
ダイダを王にしようという考えも、ハンディキャップを抱えるボッジが王の激務と重責に耐え切れないだろうと慮ってのものである。
手話を会得しており、ドーマスに手話を教えたのも彼女。
普段ボッジと話す時は彼女の言葉に合わせて横で従者が訳しているが、その気になれば一人で会話をすることも可能。恐らくこれもボッジの為に自分の言葉で会話ができるように習得したものと思われる。
ただしボッジが読唇術を使えるという事は知らず、稀に手話無しで口走った小言がボッジを傷つけてしまっている事には気付いていない。
元僧侶であり、癒し(ヒーリング)の能力を使う回復呪文と得意としている。
ボッジをはじめ大切な人が怪我をした時は、唸るほど不味いマジックポーションを何本も飲んで魔力を回復し続けながら治療にあたったり、回復しきる頃には自分が魔力の使い過ぎでぐったり倒れ込むなど、かなり体を張っている。
このいざとなれば自分の事も顧みない献身さも、彼女の不器用な優しさである。
ボッジと初めて出会った頃は、誰にも心を開こうとしない彼に何度もアプローチを仕掛け興味を引こうとしたが、最終的にこの能力を通じて彼の看病をしたことを切っ掛けに打ち解けたという微笑ましいエピソードも。
関連イラスト
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ヒステリックボインババア:カゲからの印象。そのインパクトの強さから彼女の愛称(?)になりつつある。