概要
世界最高の研ぎ師。メルクマウンテンに篭り、最高級の包丁を作り続けている。本項では初代と二代目両方を説明する。
初代メルク
CV:中博史
髪と髭が伸びきった全身傷だらけの半裸の大男。 その厳つい風貌から「鬼のメルク」と呼ばれているが、実際は気さくな性格。本来はお喋りだが、非常に声が小さいため世間からは寡黙だと思われている。トリコがヘビーホールで会った時は、「ガンセキコンドル」の声帯から採取出来る、周囲の音を何倍にも反響させる特殊な鉱石「拡音石」を使い、やっと周囲に聞き取れるようになっていた。
しかし本人は自分の声が小さすぎるという自覚は無く、トリコに指摘されてようやく気づいた(本人は見た目のせいで無視されていると思い込んでいた)
一龍からアカシアのフルコースのサラダ「エア」を捌く包丁の製作を依頼され、その時に事実上の引退を決意し(数年がかりの大仕事になるため)、二代目メルクにそのことを伝え二代目を彼女に託したが、声の小ささが災いして伝わらず、結果として二代目の自信を喪失させることとなった。
現在はヘビーホール内でエアを捌く包丁を作っており、仕事の邪魔が入らないよう蠍魔牛を手懐け、見張りをしてもらっている。
後にグルメ界のビオトープ「第0ビオトープ」の職員でもあることが判明し、アカシアのフルコースを巡る美食會との全面戦争ではアタシノと共にエリア8で三虎が連れてきた猛獣と交戦。
結果は不明だったが妖食界の住民に助けられ、第二部でトリコ達と再会しアカシアのサラダ「エア」の調理方法を伝授。しかし左腕を失っていた。
プロフィール
年齢:72→76歳
血液型:AB型
身長:270cm
体重:380kg
誕生日:11月16日
星座:さそり座
視力:2.0
足のサイズ:60cm
好きなもの:会話
嫌いなもの:沈黙
好きな言葉:刃は心の鏡
二代目メルク
CV:矢島晶子
初代メルクの唯一の弟子。一見すると男性に見えるが、実は女性。一人称は「オレ」。
赤ん坊の頃、山奥に捨てられていた所を初代メルクに拾われ育てられた。「ヴァンパイアコング」の「ポチコ」を飼っており、包丁の配達をしてもらっている。
顔に十字傷が付いているが、これは幼い頃、初代メルクの仕事を盗み見ていた(仕事場への立ち入りを禁止されていた)時、落下してきた包丁が掠めた事で出来た。
怪我をした瞬間は痛みで泣いていたが、すぐに泣き止み、包丁の綺麗さに見惚れていた、この時の傷は「刃物の恐ろしさと美しさを同時に知れた」として二代目本人はあまり気にしていない。
これを気に仕事場への立ち入りを許され、その後は天性のセンスの良さで初代の技術を盗み、15歳の頃には初代と変わらぬ(初代曰く「自分をも超えている」)ほどの実力を身につけた。
しかし、初代が突如行方不明となったため(前述の通り初代は事情を説明したが、声が小さすぎて伝わらず)、未だ初代に腕を認められてないと思い込み自信を喪失してしまう。男装し女性である事を隠すようになったのも、「「研ぎ師メルク」は強い存在でなくてはならない」という思い込み(初代は材料の収集まで自分で行っていたが二代目はそこまでは出来ていない)からだった。
しかし、包丁を直してもらいにやって来た小松の励ましによって自信を取り戻し、竜王デロウスの牙に小松の包丁を接合させ、新たな小松の包丁を作り上げた。
第二部ではグルメ界攻略における後続部隊として参戦。エリア6でアカシアの魚料理「アナザ」を調理する金の調理器具のうち包丁を研いだが同性のカキノキッシュに惚れられる。(自分は女であると説明し驚かれたが、直後「別にいいけど」と言っており、その後の関係は不明)
そのエピソードと小松との関係からファン人気は高く、人気投票では10位(257票)、アニメでも10位(412票)という大健闘を収めた。
プロフィール
年齢:21→25歳
血液型:A型
身長:170cm
体重:60kg
誕生日:不明
星座:不明
視力:2.5
足のサイズ:26cm
好きなもの:刃物を研ぐ音
嫌いなもの:使い捨ての道具
好きな言葉:努力は才能を研ぎ澄ませる