ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

復員詐欺の編集履歴

2022-03-12 20:00:41 バージョン

復員詐欺

ふくいんさぎ

戦後行われた詐欺行為の一種。

概要


横溝正史の小説『獄門島』で出てきた、戦後に行われた詐欺の一種。


戦友の家をかたっぱしから訪問して、「その人は生きていて近いうちに帰ってくる」と家族に伝えて、喜んだ家族からお礼や御馳走をもらうというもの。死んだ戦友も生きていると伝えて、家族をぬか喜びさせるあたり、かなり悪質である。


死んだ戦友を生きていると偽って伝えるのは、本人曰く「生きていると伝えればお礼も御馳走も奮発するが、死んだと伝えるとそうでもない」からである。

実際、戦後の食糧難では、やむにやまれぬ事情があったという理由もある。


獄門島』では、復員詐欺という、島に全く関係ない第三者がついた嘘で、殺す必要のなかった人間を犯人が殺してしまったことになるという悲劇が起こった。


「鬼頭一は生きて近いうちに帰ってくる」と復員詐欺をした男は、詐欺がばれて神戸で逮捕されたことが、金田一の会話の中で語られている。



関連タグ

獄門島

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました