※この記事は単行本未収録のネタバレ情報を含みます。 |
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主要人物
CVはアニメ基準
坂本商店
東京のはずれにあるのどかな町の個人商店。町の便利屋も兼任している。
- 坂本太郎(サカモト タロウ)
CV:杉田智和
主人公。伝説の殺し屋で元ORDER。現在は「坂本商店」を経営しながら愛する妻、娘と暮らしている。
無口で食いしん坊。カロリーを消費すると一時的にスリムな姿に戻る。殺し屋としての実力は現役時代の三割ほどだが、暗殺術などのスキルは健在。自身の首に10億の懸賞金がかけられたことで様々な殺し屋から命を狙われるようになる。1993年11月21日生まれの27歳。身長188cm。
- 坂本葵(サカモト アオイ)
CV:東山奈央
坂本の妻。坂本と過ごす普通だけど普通じゃない日常を愛している。「人を殺してはいけない!」をはじめとする坂本家の家訓を作った。
- 坂本花(サカモト ハナ)
CV:木野日菜
坂本の娘。赤ん坊の頃に花が咲いたような笑顔を見せたことから「花」と名付けられた。
CV:島﨑信長
元殺し屋で坂本のかつての部下。人の心を読むことができるエスパーの青年。能力が覚醒するとコンマ数秒先の未来を先読みすることが可能。
坂本に助けられて坂本商店のアルバイト店員になった。フルネームは朝倉シン(アサクラ シン)。2000年6月7日生まれの21歳。身長172cm。
- 陸少糖(ルー シャオタン)
CV:佐倉綾音
中国マフィアの陸(ルー)家の娘。坂本商店のアルバイトで肉まん作り担当。
敵組織に両親を殺され追われていたところを坂本に救われた。太極拳の使い手で酔っ払うと酔拳の達人になる。2002年4月8日生まれ。身長165cm。
- 眞霜平助(マシモ ヘイスケ)
CV:鈴木崚汰
“跳弾”で標的を射抜く凄腕のスナイパー。相棒はオウムのピー助(CV:根本京里)。性格はバカ。
坂本の懸賞金を狙っていたが坂本商店の常連客になった。JCC出身で射撃演習の歴代最高記録を持つ。通称「ドラグーン」。2001年12月17日生まれ。身長180cm。
主要人物の関係者
- 南雲(ナグモ)
CV:花江夏樹
坂本のJCC時代の同期。坂本の首に10億の懸賞金がかかっていることを伝えた。現役のORDERだったが殺連の抹殺対象となり除隊。フルネームは南雲与市(ナグモ ヨイチ)。1993年7月9日生まれの27歳。身長190cm。
- 赤尾リオン(アカオ リオン)
JCC時代に坂本、南雲と共に悪評を轟かせていた女性。標的の「殺すまでの道」を見ることができる。有月に殺されたはすだが、数ヶ月前に殺連の個人サイトから坂本の首に10億の懸賞金をかけたアクセス記録が確認される。
- 陸無糖(ルー ウータン)
ルーの親戚。戦闘は苦手だが天才的な頭脳を持ち、陸家の相談役(コンシリエーリ)を務める。異常なまでにルーを溺愛する変態。
- 朝倉(アサクラ)
政府非公認の化学研究施設「ラボ」の所長。旧友の安藤から預かったシンの育ての親であり、エスパーにした人物。40 歳。
殺連(サツレン)
日本最大の殺し屋組織「日本殺し屋連盟」の通称。構成員は約1000名。うち400名弱がプロの殺し屋である。
ORDER(オーダー)
殺連直属の特務部隊であり、殺し屋界の最高戦力。殺連が選定した危険性の高い殺し屋の抹殺を任務とする、殺し屋界の秩序(オーダー)を保つ存在。定員数は10名だが定員に達したことはない。坂本も過去に所属していた。詳細は※当該記事を参照。
JCC
日本の殺し屋養成機関の中で最高峰に位置する「Japan Clear Creation」の通称。4年制の全寮制。教員35名、生徒数約1000人。男女比8対2。訓練は熾烈を極め、9割の生徒が途中で命を落とすか辞めていくが、優秀な者は在学中にプロのライセンスを取得することもある。基本理念は“透明な殺意に徹せよ”。
- 赤尾晶(アカオ アキラ)
JCCの編入試験で坂本が出会った赤尾リオンの姪。
武器の扱いは素人並みで、殺し屋より家事の方が向いていると親にも言われるほどだが、集中するとリオンと同様に「殺すまでの道」が見える。リオンの行方を探すためにJCCに入学した。
- 勢羽夏生(セバ ナツキ)
鹿島のラボ占拠にバイトとして参加していた青年。武器製造科の首席で、15年ぶりに暗殺科以外でヨツムラ賞を受賞した天才。自作の透明スーツで姿を消すことができる。スラーの一味に拉致された弟の真冬を連れ戻すため坂本達に協力する。20歳。身長176cm。
- 勢羽真冬(セバ マフユ)
ORDERを目指す14歳の少年。夏生の弟。性格は潔癖症で生意気な現代っ子。JCCの編入試験に合格するが、楽のお眼鏡にかなったためスラーの元に連れ去られる。
- 虎丸尚(トラマル ナオ)
JCCの編入試験を受けた推薦組の少女。リュックサックに「推し」である坂本のキーホルダーをぶら下げているほどの坂本オタクだったが、現在の太った坂本の姿を見て担降りした。編入試験合格後にスラーの元へ連れ去られ、スラーに推し変する。
- 加耳丈一郎(カジ ジョウイチロウ)
推薦組の一人でJCC編入試験の合格者。極度の人見知りで口数が少ない。驚異的な聴力を持つ。
- ヤナヤ・ツー
通称キルベイビー。JCC編入試験を5浪しており、新人いびりを好む。坂本、晶と同じチームになり編入試験に合格した。28歳。
- 四ツ村周(ヨツムラ アマネ)
四ツ村暁の息子。母を殺した父と、父のいた殺連を恨んでおり、スラーの仲間になりたいと考えていた。父を探すため坂本達に同行する。武器は刃物がついた四節棍。祖父の廟堂ほどではないが驚異的な記憶力を持つ。
- 佐藤田悦子(サトウダ エツコ)
JCCで一番古株の女性教員。合気道の達人で若い頃は超武闘派の殺し屋。ORDERの誘いを蹴って教職についた。
- 廟堂(ビョウドウ)
周の母方の祖父。佐藤田の同期で現在はJCCの用務員。超記憶能力を持つJCCのデータバンクそのもの。
上層部
- 麻樹栖(アサキ セイ)
殺連の現会長。かつて四ツ村暁と共に次期会長候補と目されていた。自分が決めたことはどんな手を使ってでも実現させる極めてわがままでやりたい放題な人物。アルカマルの人間を人質にとり、弟の有月憬(後のスラー)をJCCに潜入させてスパイ活動を強要していた。
- 天羽宗一(あもう そういち)
殺連の前会長。8年前、クーデターを起こした新体制派に殺害された。
- 武藤エリオ(むとう エリオ)
麻樹を退け会長になる野望を語っていた殺連幹部。スラー一派に脅され会長殺害の計画に協力させられる。スラーが体内に仕掛けた爆弾で爆死した。
- 福光(フクミツ)
殺連関西支部支部長。任務に失敗したORDERもまた粛清の対象になることを南雲に念押しした。
殺連専属占い師
的中率100%の殺連専属占い師。殺連の重要決定事項の8割は彼女の占いを通して行われる。殺連の中でも存在を知る者は一握りの超機密事項。スラー関連の占いを外し続けた影響で、スラーとの共謀を疑われて殺連監獄の最下層に収監されている。
殺連所属の殺し屋
- 慈乃(しの)
四ツ村暁の妻。新体制派幹部の部下。息子の周を人質に取ったため四ツ村に殺害された。
- 武部(たけべ)
殺連関東支部所属の殺し屋。額と頬に大きな傷がある。楽に殺された。
- 猪田(いのだ)
武部の先輩にあたるモヒカン頭。楽に殺された。
- 鮫島(さめじま)
「世界の殺し屋展」で特殊護衛分遣隊の隊長を務める男。シンと夏生を軽々と抑え込む実力者。楽の寸勁で首から上を跡形もなく吹き飛ばされた。
- ニンニンマン
「世界の殺し屋展」で日本の昔の殺し屋エリアを警護する忍者殺し屋。坂本が投げた折り紙の手裏剣で日本刀を折られて敗北。
- 枷錠(かせ じょう)
殺連監獄B1の看守長。ORDERの下部組織にあたる反テロ組織、殺連特殊分遣隊にかつて所属していた殺し屋。ORDERに最も近かった男で「この殺し屋がすごい!ランキング」1位になったことがある。
その他の構成員
- フローター
殺連の事後処理部隊。殺し屋が壊したり汚したものを戦闘前の状態に回復する組織。ほとんどがJCCのバイトでガラが悪い。
- 入谷(イリヤ)
殺連の伝達係。ORDERにスラー殺害の任務を伝えた。
- 渡井(わたらい)
「世紀の殺し屋展」で麻樹が欲しがった有形文化財を手に入れるために、所有国のテート・ブリテンごと買収した老人。
スラーの組織
殺連の壊滅を図る謎の一派。メンバーの多くがかつて存在した殺連直営の児童養護施設「アルカマル」出身の孤児で、ORDERを人工的に作る計画によって殺しの教育を受けていた。
- ×(スラー)
組織を率いるボス。殺連の殺し屋ばかりを狙い、殺害現場にバツ印を残すことから×(スラー)と呼ばれる。本名は有月憬(ウヅキ ケイ)。坂本、南雲、赤尾リオンとはJCCの同期で因縁がある。
坂本に殺されたはずだが何故か生存しており、性格や挙動、雰囲気が学生時代と全く異なるため解離性同一性障害が疑われている。武器は刃がついた鋼鉄の鞭。アルカマル出身の27歳。身長179cm。
- 鹿島(カシマ)
スラーの狂信的な部下。躯幹の70%を武器でコーディネートしており、人工骨格で不死身の肉体を持つ。普段は鹿(トナカイ)のマスクを被っている。26歳。身長184cm。
- 楽(ガク)
スラーと行動を共にする銀髪の若者。鉄の棍棒で多数の殺し屋を圧倒し、一人で殺連の関東支部を壊滅寸前にした実力者。マイペースな性格で趣味はゲームと睡眠。アルカマル出身。身長182cm。
- 宇田(ウダ)
殺連関東支部に一年間スパイとして潜り込んでいたスラーの部下。篁の居合からスラーを逃がすために躊躇なく自爆した。アルカマルの元職員。
目元を隠した短気な男。体内でガスを生成し、口から火を吹くことができる。武器はガス切断機。辛党。神々廻に致命傷を負わせるも、後から来た大佛に地面をくり抜かれ粉微塵にされて死亡した。
額にSweet toothというタトゥーを入れたキャロライナ・リーパーの弟。拷問を受けるのが好きな変態。手を打つ(叩く)ことで他人を洗脳できる。JCCに潜入するが、シン、夏生、周に敗れて殺連に捕らえられる。
- 熊埜御(クマノミ)
楽に対して異常なほど過保護な女性。磁力を操るグローブで周囲を巻き込み攻撃する。タイで豹と交戦し勝利するが右腕を失う。アルカマル出身。
顔にタトゥーを施した糸目の長身男性。豹に匹敵するほどのパワーを持つ。スポーツ(特に球技)が得意で殺しにも応用するが普通に戦った方が強い。篁から有月を庇い死亡した。アルカマル出身。
- 牛頭(ゴズ)
詳細不明。アルカマル出身。
- 天弓(テンキュウ)
殺連監獄に囚われている眼帯をした男性。なぜか半裸で楽観的な性格。友達と「坂本太郎の妻と娘を殺す」かどうか喧嘩している。武器は弓矢。アルカマル出身で、有月からは「アルカマルの成功例」と言われており、感情が欠落している。
死刑囚
スラーによって東南アジアから脱獄してきた4人の死刑囚達。逃亡を手引きした見返りとして、組織にとって有害となる人物の抹殺を依頼される。
- ダンプ
CV:前田玲奈(6巻発売記念ボイスコミック)
人に無数の穴を開けて殺すのが趣味の死刑囚。胸に刺青がある褐色肌の女性。手と体から骨の中に仕込んだ伸縮性のあるトゲを出すことができる。罪状は殺人、強盗致死、死体遺棄。犠牲者の数は180人。好きな人の心が自分に怯える気持ちで満たされてほしいという歪んだ独占欲を持つ。
神社で大佛を襲撃するが、体を真っ二つにされて殺された。
- ソウ
人の全身の肉を削いで殺すのが趣味の死刑囚。麻呂眉が特徴の金髪の男性。斧を扱う元軍人。罪状は殺人、強盗殺人、死体遺棄、死体損壊。犠牲者の数は64人。
ペットショップでシンとルーを襲撃するが、覚醒したシンとエタノールで酔ったルーに敗れる。逃亡先のタクシーに相乗りしていた豹に殺害された。
CV:比上孝浩(6巻発売記念ボイスコミック)
糸で人をバラバラにして殺害するのが趣味の死刑囚。目隠れの青年で口癖は「死にたい」。罪状は殺人、死体損壊、誘拐。犠牲者の数は206人。歪んだ思想を心配した父親に逆上して殺害、それを機に殺人鬼に堕ちた。物を綺麗に並べないと気が済まない性質。
東京タワーで坂本と交戦し敗れるが、死刑囚の中で唯一の生存者となった。
- ミニマリスト
CV:村上裕哉(6巻発売記念ボイスコミック)
人を丸めて殺害するのが趣味の死刑囚。ドレッドヘアの大男。罪状は殺人、強盗殺人。犠牲者の数は370人。
坂本商店で葵に変装して待機していた南雲と戦闘になり、手も足も出ず3番の缶切りで首を刎ねられ死亡した。
その他
一般人
- 宮バァ(ミヤバァ)
殺し屋界隈でゴッドハンドとして有名な整体師。死んでいなければ大抵の傷を治すことができる。太った体のまま戦う方法を坂本に示唆した。98歳。
- ナカセ巡査
憩来坂(いこらいざか)警察署の婦警。
- 情報屋
新宿にあるレンタルビデオ屋で殺し屋に関する情報を映画にして売っている。
- 天羽藍(あもう あい)
殺連前会長天羽宗一の妻。
- このみ
天羽宗一と藍の娘。
- 田中(たなか)
夏生がラボでバイトしていたときの先輩。人の話を聞かない。ラボ崩壊後は夏生とクレープ屋を開業した。
- 和子
個数限定のシュガーちゃんランドセル巡って坂本と争った70歳の床屋のバーさん。強い。
- 幸子
和子とともに坂本とランドセルを奪い合った68歳の服屋のババァ。強い。
- 王(ワン)
弾商会の会長。ルーが持つ陸家の隠し金庫の鍵を狙っていた。
殺し屋
「どんでん会(株)」所属の殺し屋。ハードボイルドな男。坂本、南雲とはJCCの同期。武器はスーパーボール爆弾(SBB)とロケットダイナマイトパンチ(RDP)。現在は殺連監獄に収容されている。
- 帯黒(オビグロ)
ボイルの相棒。皇殺流(おうさつりゅう)空手の使い手で武闘派の女性殺し屋。JCC時代からボイルのことが好き。
- タツ
「どんでん会(株)」に所属する毒使いの殺し屋。頭で考える前に動くタイプ。
- 軟柔(シナヤ)
JCCの編入試験に参加した推薦組の一人。身体が非常に柔らかい。奨学金返金のためにスラーの怪しいバイトに応募し、鹿島と楽に体を遠隔操作された途方もないアホ。多数の犠牲者を出したため殺連に引き渡された。
- 芸妓(仮称)
四ツ村と行動を共にしていた芸妓姿の殺し屋。武器は仕込みの傘。殺連が崩壊すれば人を殺しまくる予定だった。大佛に首を切られて死亡。
- 樋口(ひぐち)
スキンヘッドのこめかみに「殺」の傷を刻んだ眼鏡の殺し屋。日頃から徳を積んでいる方がいい殺しができるという独特の思想を持つ。学生時代の坂本に倒された。懸賞金4億。
- 小林(こばやし)
体内で独自の有毒ガスをブレンドして生成できる殺し屋。通称コバ。語尾に「〜だが」をつける癖がある。天羽藍・このみ親子の生捕り命令を受け、樋口と行動をともにする。学生時代の坂本に首を絞められ敗北した。懸賞金6億。
- ピッツァ中島(ピッツァ ナカジマ)
ピザ屋兼殺し屋。
- 栗井ニング(クリイ ニング)
清掃員兼殺し屋。
- 湯太郎(ゆたろう)
アマの殺し屋。スーパー銭湯「憩いの湯」の息子。24歳。
- ソンヒ&バチョウ
双子の殺し屋。殺した相手の首を持ち帰りスケッチするのが趣味の変態兄弟。
- マッド堀口(マッド ホリグチ)
鹿島の部下。ドーピング使いの殺し屋。
- 鬼ヶ原(おにがはら)
鹿島の部下の大柄な男。
- 高御堂(たかみどう)
鹿島の部下の大男。鬼ヶ原と共に大佛にまとめて殺された。
- セコ=ズルー
坂本と葵が結婚記念日に利用した旅客船に乗り込んでいた殺し屋。
- ノーメンジャンキー
オリジナル殺し屋募集で588通のハガキ&ツイートから選ばれた大賞に輝いたキャラ。上半分だけの能面を付けた殺し屋。体内に保管している数種類の毒などを霧状にして噴射して戦う(ブレンドも可能)。一部読者からカルト的な人気がある。