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人物

目元を髪で隠し、やたらとヘアピンで留めている青年。

死にたいが口癖。ピクルスが苦手。ストレスが溜まると爪を噛む癖がある。

人間にとって大切なのは中身という価値観を掲げており、文字通り人をバラバラにしてその人のことを知る、という理解し難い思考回路を持つ連続猟奇殺人鬼。

罪状は殺人、遺体損壊、誘拐。被害人数は206人。

几帳面のきらいがあり、巻数の抜けている漫画があると赤の他人の、たとえ既に殺した人間の家のものであってもわざわざ書店に行き自費で購入して揃えてしまうという癖がある。戦闘中でも同様で坂本が崩した東京タワーのお土産品のコーナーを爆速で直していた。

経歴

幼少期は同い年の子供に馴染めず、母親からもろくに声を聞いたことがないというほど無関心に扱われていた。父だけは優しかったが仕事が忙しくあまり家にいることがなかったという。

人に大事なのは中身だ、優しい心で接すればすぐに君の魅力に気づく。アパートはいい子だから」と励まされ、練習用に送られた人形を使い、暫く周りと馴染もうとしていた。が、うまく行かず、ストレスからか人形を執拗に破壊するようになっていく。エスカレートした結果遂に動物をバラバラにするにまで至り、心配した父親に脳外科医に連れて行かれる。

しかし脳には異常が見られなかった。

至って健康だと診断された結果、父は豹変。恐怖を感じたのかじつの息子に化け物とまで言い捨てる。(ニューロサイエンス的な価値観の持ち主だったのだろうか)

その父の様子に我慢が効かなくなったのか、その場で父親の頸動脈を子供用のハサミで的確に刺す。

そのあとおそらく頭蓋を開き脳味噌を目視。

父の脳と自分のCT画像とのそれに違いが見られなかったことにより「お父さんの頭僕と同じだよ、僕は一人じゃない、みんなとおんなじなんだ」と認識し、以降人間をバラバラに解体することで人との繋がりを確認し、実感するという作業を繰り返すようになった。なぜ精神科に連れて行かなかったのか。

父親に関しては完全に当人の豹変について認識がすげ替わっているらしく、東京タワーを傾け大量殺人に至ろうとした際には、こんなに多くの人と繋がれるなんて、父さんは喜ぶだろうなと口にしている。

戦闘能力

武器は糸。ワイヤーの可能性もあるが作中では明言されていない。

かなり丈夫なようで東京タワーの窓ガラスを難なく割るほどの耐久力がある。

作中では東京タワーのスカイウォークウィンドウ(145m)(おおよそヒルトン大阪と同じ程度)の高さから飛んできた跳弾を繰り返す眞霜平助の弾丸を受け止める、その高さを一瞬で跳躍する、坂本が放った東京タワーの模型を受け止めるなどということに使用していた。

上記の通り、スパイダーマンみてえと眞霜に評価されるほど糸の扱いには長けている。

(連載版では資料にランクA++と書かれていたが、単行本では消されている)

本編での動向

スラーの思惑によって東南アジアの刑務所から脱走し、鹿島から渡されたリストによって暫く殺人を繰り返すが、鹿島を胡散臭く思ったのかホテルに押しかけ糸で縛り上げ恫喝。「刑務所から出してくれたことには感謝してるけど君たちに利用されるのはごめんだよ」と口にし、鹿島をバラバラに破壊。リストに載っていない人間を殺しに行こうとする。

その後東京タワーに張っていた眞霜と戦闘。

初見、スナイパーにとって致命的な位置が割れているというハンデがあったものの凄腕狙撃手の眞霜のスナイパーライフルを一瞬で切断、彼を拘束する。

その後坂本と戦闘。

紆余曲折あって東京タワーに思いっきりぶつけられて気絶した。よく死ななかったものである。

人当たりの良い坂本商店の面々に絆されたのかスラー陣営の目的について情報提供をし、殺連のビルまで連れて行っている。みかんも食べた。

このまま仲間入りかと思いきや、スラーに腕を切断される。以降出番はないままである。

次に日の目を見るのはいつになるのか、退場ルートなのか。

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