概要
『刀剣乱舞-ONLINE-』に登場するキャラクターである鬼丸国綱×小竜景光のカップリング。表記揺れで「おにこりゅ」とタグ付けされたりもする。
ゲーム内のふたり
現時点で回想、特殊内番など直接的な絡みはないが内番時のヘアピンの数が9本でお揃い、会心の一撃ボイスが同じと共通点がある。
歴史におけるふたり
鎌倉時代末期、鬼丸は執権北条家（得宗家）の重宝であり小竜は後醍醐天皇側の武将、楠木正成の佩刀であった。元の主の最初の関係は敵対関係であった。
鎌倉幕府滅亡後に鬼丸は新田義貞にぶん取られ鬼切と共に新田義貞に佩刀された。
南北朝時代に入り新田義貞、楠木正成は後醍醐天皇軍（南朝）側についた戦友であり鬼丸と小竜は北条家滅亡後は同軍の刀、元の主は仲間関係になった。
二人が共に戦った戦は湊川の戦いと呼ばれており、この戦は南朝側の敗北で終わる。
新田は生き延び撤退をするが楠木は自害。小竜はこの戦後に行方不明になり江戸時代まで姿を現さない。
明治時代、鬼丸は明治4年に皇室へ献上され小竜は明治6年に献上された。
終戦後に小竜景光は東京国立博物館に移動、明治から昭和の間、約74年間は共にいた。
諸説
小竜の主、楠木正成は出自不詳であり挙兵以前には諸説がある。その一つに北条氏の得宗被官（御内人）であった説があり1322年には北条高時の命に従った史料もある。
鬼丸は北条得宗家（本家）の重宝であるが1333年に北条高家（分家）が久我畷の合戦に使用したと言われている。この戦で高家は討死、鬼丸は北条得宗家に返ってくる。同年に新田にぶん取られる。
高家が鬼丸を所持していた事がわかるのは1333年のみで、いつ頃から鬼丸を所持していたのかは定かではない。
鬼丸が1331年以前に北条得宗家に居たとして、上記の楠木が北条氏の得宗被官説を採用するなら2振りは北条家でも会っていた可能性がある。その場合の御物以前の関係は仲間→敵対→仲間関係になる。
その他
小竜は1322年に打たれた刀であり湊川の戦い時点では打たれてから14年しか経っていないので鬼丸は14歳の小竜を知っている事になる。鬼丸が新田所持になったのが1333年なので最少でも11歳くらいの小竜を知っている可能性もある。上記の諸説を採用するなら北条時代に10歳以前の小竜を知ってる可能性もあるかもしれない。
