「褪せ人風情が 不遜であろう」
「地に伏せよ」
「我は黄金の君主であるぞ」
概要
女王マリカの末裔デミゴッドの一人。ストームヴィル城に座しリムグレイヴを治め、黄金の君主を称する王。
その体は悍ましき接ぎ贄の儀式により不気味に肥大化しており、全身から何本もの腕が生え散らかした異形の肉体を持つ。
エルデの王となるべく冒険に挑むプレイヤーの前に立ちはだかる最初の大ルーンを持つデミゴッドである。
戦闘
第一段階
巨大な斧「ゴドリックの王斧」を振るい、地面を斧で打ち据え砕いたり自身の周囲に暴風を巻き起こすなど、その巨体に相応しいパワフルな戦いを見せる。
一方で図体にそぐわない跳躍や高速のステップなど、機動性も決して低くはない。
しかし攻撃の一つ一つは大振りで見切りやすいため、見てからでも回避は決して難しいものではない。
殆どの攻撃はローリング、地面砕きはタイミングを合わせてジャンプすることでも回避できる。
体力を半分まで減らすと、いきなり自らの左腕へ斧を振り下ろし、そのまま切り落としてしまう。
「父祖よ…ご照覧あれい!」
第二段階
切り落とした左腕に龍の首を接ぎ木した姿。
龍の首となった左腕からの火炎や、暴風攻撃にも炎属性が追加されるなどパワフルな戦いに磨きが掛かっている。
また、左腕に食らいつかれた上で火炎を吐かれながら地面へ叩きつけられる掴み攻撃も追加され、ダメージも大きい。
一方で攻撃自体が大振りであることには変わりなく、個人差はあるもののやはり見てから回避することは難しくない。
戦後
彼を撃破したプレイヤーは最初の大ルーンを入手し、円卓の真の一員として認められる事となる。
得られた追憶からは、彼が用いた「ゴドリックの王斧」か「龍の接ぎ首」のいずれかを入手できる。
撃破後に再び訪れると。本来の体であろう貧弱な上半身のみとなったゴドリックの亡骸が転がっている。
ゴドリックに虐げられていたという王民、門衛ゴストークに罵声と憎悪を浴びせかけられながら足蹴にされる様は、曰く「因果とはあるものだな」と言わしめるあまりにも惨めかつ因果応報な最期であった。
弱き男は、おぞましい接ぎに力を求めた
兵士たちよ。いつかまた、共に帰らん
黄金の麓、我らの故郷に
余談
デミゴッドの中では最も女王マリカの血が薄く、弱かったと称されるなど典型的な最弱キャラの扱いを受けてしまっている。
ゲーム的な面で見ても、直前の撃破必須ボスであるマルギットの方が強かったという意見が多く見られるなど、初期ボスとはいえ不遇な扱いが目立ってしまっている。
発売前PVでのセリフが印象的なためか、名前が不明だった頃から「不遜おじ」などと呼ばれ親しまれている。