ひゃあああ! しびれるパンチだねぇ! 過去最高の威力だ!!
概要
身長が2m近くあるであろう、ガタイの良い金髪モヒカンの極道。河内組所属であり、高い戦闘力とタフさを併せ持つ男。
後述の紅林と衝突した経緯を見てもわかるように、外道な振る舞いをした仲間に対して「気にくわない奴」「クソ共」と吐き捨て、被害者女性が脱出するのを見逃すなど、彼自身はカタギを餌食にするような仁義外れな行いを嫌っているようだが、組の命令に心ならずも従っているものと思われる。
とはいえ、たとえ同じ組の構成員が倒されて河内組にケンカを売られたという状況下であっても、強敵とタイマン勝負ができるならそちらを優先するというくらい、心の底からケンカが好きな人物である。
また、本気の紅林と互角に戦えるほどの強力な戦闘力を持っており、特に耐久力に関しては、紅林の顔面陥没パンチを3発食らっても倒れないほど規格外に高い。異次元のスピードが取り柄で紅林とほぼ互角の実力を誇る久我虎徹や、紅林の攻撃を耐えきり彼をあと一歩で殺せるところまで追い込んだ殺し屋ジェイクなどと同様、まさにバケモノとでもいえる存在だろう。
また、日下晋平の一件(詳細は後述)で久我と対面した際に、晋平を見捨てる選択をした久我の意向を確認した直後、独断で「晋平のケジメをとることで手打ちにする」という決定を下せたあたり、河内組内でそこそこの立場にいる人物であることが窺える。
活躍
元ヤンフリーター・紅林二郎シリーズ
偽の就活イベントにて、女性参加者に一服盛って拉致し陵辱を加えようとした別の河内組構成員(外道)2人を一発KOした紅林の様子を見て、「自分とのタイマン勝負を受け入れれば、それと引き換えに今回の一件はチャラにしてやる」と提案してくる。タイマン勝負が始まるや否や紅林から必殺の一撃を受けるも、笑いながら立ち上がる。その後も戦いは続いたが、パトカーのサイレン音が聞こえてきたことで戦いを中断し、「楽しい喧嘩だった」と言い残して倒れていた仲間を軽々と肩に担ぐと、そのまま窓から飛び降りて逃げ去っていった。
なお、この勝負で彼は紅林の本気の攻撃を3発も食らっているが、そのすべてに耐えきっており、紅林からも「あのまま続けてたら… 勝てたのか…」と思われるほどの高い戦闘力と耐久力を併せ持っていることが窺える。
京極組の天才・久我虎徹シリーズ
調子に乗って河内組構成員を殺してしまった京極組組長の息子・日下晋平を粛正するために黒焉街にやってきたところ、晋平が命の危険に晒されているということで一応護衛として駆けつけて来た久我虎徹と対面する。ただ、久我が組織の存続の方を優先して「晋平を見捨てる」という選択をしたので、そのことを受けて彼は、晋平からケジメをとることで手打ちにするという判断を下した。
なお、虎の威を借りる狐そのものであった晋平には京極組の構成員たちと同様、彼もまたすっかり呆れており、久我と対面した際には「こんな奴(=晋平)に付いてきた子分は浮かばれねぇな…」と敵ながら久我の境遇に同情する素振りを見せていた。