概要
上記にあるように、BEMANIシリーズの開祖となった「beatmania」シリーズの通称。
鍵盤(ボタン)が5つあることから呼ばれる。
7鍵盤のbeatmaniaIIDXシリーズが出るまでは「ビーマニ」の略称が用いられていたが、IIDX以降は区別する為にほぼ自然発生的にこの通称が用いられるようになった。
なお、現在「ビーマニ」の略称は音ゲー「BEMANIシリーズ」全体を指すことも多いため注意。
初代beatmaniaシリーズだけでなく、直系進化版にあたる同じく5鍵盤のbeatmaniaIIIシリーズも併せて指すことがある。
beatmania
このbeatmaniaが生まれたきっかけは当時のプライズ機器製作部門(GMD)がプライズゲーム「みらくるすぴん」の景品交換の為に扉を開いた時に操作ボタンを押すと色々な音が出るところに着目した事による。
仮タイトルは『DJ BEATZ』として開発が始まり、ターンテーブルは初期構想では一つしかなかったそうである。
ハードウェアは『SYSTEM-GX』をカスタマイズした『DJ MAIN』。「THE FINAL」まで使われたが、既に97年の頃には少し時代遅れとなりつつあったシステム基板であり、最後まで性能アップされたシステムには変更されなかった。
1プレイの料金は設定変更可能だが、デフォルトでは200円であり当時概ね1プレイ100円がアーケードゲームでは多かった中で二倍の料金だった(ちなみにⅡDXは300円だった)
なお、初代(1st)にはプレイオプションが存在せず2ndMIXから搭載されたものは、初代を1P&2Pを一人でプレイした人がいたという話(後のダブルプレイ)、画面を全部新聞紙で隠してプレイした話(後のヒドゥン・サドゥン・ステルス)を元に実装したもの。
beatmania筐体は二種類あり、通常のものと一回りコンパクトにしたものが存在する。
1st~3rd(+α)の楽曲が全て選択可能な「complete MIX」、4th・5th(+α)の楽曲が全て選択可能な「complete MIX2」といったスペシャルバージョンもある。ちなみに「THE FINAL」はこの「complete MIX」の部類に入るらしい。
beatmania THE FINALをもって5鍵beatmaniaの歴史は『III』と共に幕を降ろしている。7thやTHE FINALは家庭用移植がされなかった(CS版は6thMIX+CORE REMIXで終了している)。